GeForce RTX 3080は高速だけど、電力消費も大幅アップ……限界がまた一歩近づいたのかも知れない。

PC Watchのベンチ-マーク記事である。


Ampereは元々、電源が12pinの専用になり電力消費が大きくなることは噂されていたが、2080Tiに比べて3080で100Wも増えてしまうことがあるほど、消費電力がデカいようだ。性能もかなり大きく上がるが、消費電力との兼ね合いを見ると、微妙な様相を呈している。これは即ち、プロセスノードの改善に対して、GPUの設計拡張の方が大きかったと言うことだろう。RTX 3080の

Ampere(3080/GA102)はSamsungの8nm(283億トランジスタ、ダイサイズ628mm2)
Turning(2080Ti/TU102)はTSMCの12nm(186億トランジスタ、ダイサイズ754mm2)

だったのでダイサイズは微細化で小さくなっているのだが、電力パフォーマンスはこのクロック性能だと悪化したようだ。これは、微細化に伴って回路の絶縁部を熱として越境する電力が増えているからなのだろう。回路幅が狭くなれば、結局回路の周りを覆う電力を通さない絶縁体の厚さも狭くなるからだ。要は、回路絶縁技術が微細化に追いつきにくくなっており、微細化による低電力を達成するのが難しくなっているということだろうと思われる。

特に、クロックが一定を超えると、電圧を上げて動作させる必要があるため、狭い回路内の隙間から漏れが増えるのだろう。まあ、ダイの規模や構造も影響するので、GPU、CPU、ASICなど製品によって差は出るだろうし、SamsungとTSMCでも違うだろうが。
結構厄介な領域に入りはじめているのかもしれない。


<Geforce RTX 4000世代はもっと厳しいかも……>

これはあくまで、個人的な印象だがそろそろ微細化もさらに多くの集積は出来ても、IntelのCPUじゃないが、性能を高めようとクロックを上げると今まで以上に熱が出る時代に片足をツッコミはじめたように見える。Intelはいち早くその領域に入ったが、もう他のファウンダリーも時間の問題なのだろう。もちろん、ブレークスルーが全くないとは言わないが、原子より小さな回路は出来ない事を考えると、これまでのようには行かないだろう。

まあ、今すぐではないと信じたいが、それが最先端プロセスで来年辺り突然やって来ても決しておかしくはないのかもしれないと、改めて感じてしまった。





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