Google Android 10.0 Qは来月概要が出てくるかも……今月もCTS更新。

Android 6.0 MarshmallowのAOSP保守が終わって3ヶ月。昨年は5.1.1と6.0、6.0.1の保守が終わり、今年は7.xシリーズが終わるのかどうかが注目される。今月も、7日にセキュリティアップデートの概要が発表され更新が開始された。

そして、Compatibility Test Suite(CTS)は11日に、7.0~9.0までmanifest情報が更新されたようだ。サポートPhaseが6.0.xと同じなら次の10が出た次の月までは、7.0のCTSは更新され続けるのだろう。まあ、NEXUSやPixel、Android Oneファミリーでなければ、AOSPの保守がイコール更新される期間でもないのだが……(多くのスマホは、2年を過ぎるとメジャーアップだけではなく、セキュリティアップデートも止まる傾向がある。特に国内メーカースマホは……)。

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さて、今年もCESが終わり、次はMWC(mobile world congress 2019)に向かうはずだ。いやその間に、Appleのイベントが入ることもあるので、MWCが先とは限らないが……。今年は2月25日からのようだ。たぶんここで、開発中のAndroid Qのさわりが見えてくるはずで、その後のGoogle I/Oで完全な形が明らかになる。

まあ、Android OSも既に毎年の進化に苦慮する程度には、目新しさもなくなっている。むしろ、全体的にAppleが保守を伸ばしている中で、やっと保守を追いつかせたはずが、やっぱりAppleより短い状況に陥ったことで、以前より大幅に改善されたセキュリティの売りも、未だ不完全なため、今年はそれがさらなるテーマかもしれない。

後は、OLEDにとって必要なダークモードの標準化ぐらいだろうか?

細々としたAPIの追加かインターフェースの修正はあれど、今やOSが何か画期的なものを示すこともなくなってしまった。スマホは既に新しい物をリードする媒体ではなく、ないと困るものになったわけだ。これからは、Windowsの憂鬱と同じことがスマホにも降りかかることだろう。


<重要なのは安価な更新の永続性>

ちなみに、このところAndroid Oneに準拠したスマホが日本以外の世界で増えているという。Android Oneというのは、Googleが指定した規定プラットフォーム製品群のブランド名である。これに準じるとAOSPのアップデートが直接提供される代わりに、独自のカスタマイズは掛けられなくなる。

当初は安価なスマホで採用されていたが、更新が正確に確実に行われるため、実は上位モデルでもAOSP準拠の製品が世界では売れ始めている。消費者から見れば、確実に2年のメジャーアップデート保守があることがポイントとなり、メーカー側が動作確認のコストから開放されるため、結構良いのだ。

まあ、日本ではY!mobileなどの低価格製品で対応品が出ているが、大手で広がる見込みは低いだろう。キャリア専用の機能を搭載するのが困難だからである。それでも、国内でもAndroid Oneは結構好調なようだ。
ここには、日本においてもアップデートが確実に行われる面での評価もあるのかもしれない。

iPhoneは実際にそれが評価されているわけで、Androidメーカーもそれは理解している訳だ。しかし、Androidメーカー達は、他の企業と競争するため新製品の開発に力を入れ、短期にどんどん新しい機種を出す方向を未だに辞めようとしない。結果的に、永続が難しくなる。

要は、今月のニューモデルが出たら、先月までの同型機種の販売は縮小されるため、保守はこれまでの利益を相殺しない程度の日数で終わらせないといけないと言うわけだ。ここを何とかしない限り、保守は短いままになる。

例え、AOSPでの保守が2016/8/22~2019年であっても、最後のセキュリティアップデートは2018年5月かもしれない。これは、設定→システム→端末情報にあるAndroid セキュリティパッチレベルを見れば分かる。この日付が半年~1年以上古いなら、例えAOSP保守があるAndroid 7.0でもその端末に対するセキュリティパッチの保守はもう終わっているかも知れない。

昨年も何度も書いたが、今年はここの問題に対して何か上手い販売手法を見いだすメーカーが、きっと成長するだろう。一番良いのは、保守を伸ばすために、販売寿命を延ばす方法を考えることで、型落ちを下位機として併売するのが最も簡単な方法だが、果たしてやるメーカーがあるかどうかが、期待したい部分である。

一方、GoogleもOneの成功から、Windows10が行っているようなハードに依存しない更新スタイルをどう見いだすかは課題だろう。これは一朝一夕で出来るものではないが、段階的にOneのような更新スタイルが出来る環境の障壁を低くしていく可能性は高い。今年そういうシーンが見えてくるかが、一つの将来を占うカギになるだろう。


IoT時代に入り、Androidは他のどのOSより組み込み製品に使われるようになった。しかし、そうなると今以上にセキュリティが重要になってくる。そのため、昨年は古いバージョンを2つも切ったが、今年は古いバージョンのAndroid向けに残していたアプリケーションに対するAPI対応レベルを一気に引き上げる予定である。(これをやると、Google Playで提供されるアプリの推奨Androidのバージョンが一気にあがるので注意。現在5.x以上になっているが、まもなく動作最小が7、開発推奨が8~9に変わる)
そのため、Android 5~6のスマホを使っている人は、買替え時代末期(使っているアプリが更新出来なくなる時代)に入り、7のスマホは、買替え準備期に入るため、予算を貯めておく必要があるなかで、こういう部分に何か新しい方法が見いだされれば、高級モデルなどへの買替えなども進むのかも知れない。

高いモデルと安いモデルが同じ保守レベルというのもちょっと気になる点である。







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