「空飛ぶ車」、耐空証明を取得 操縦にはパイロット免許必要 …… 離着陸には空港が必要かな?

CNNの記事である。


空飛ぶ車と言えば、SF映画や小説にはつきものの未来の乗り物である。多くの人が、考えるのはバックトゥーザフューチャー2のようにその場でホバリングして、空に舞い上がる車両だが、この車は垂直離着陸が出来るものではない。だから、離陸には滑走路が必要である。即ち、この車があれば、渋滞している上空を飛んで目的地に着陸なんて……出来ない。

あくまで、空港や離陸が出来るだけのスペースに向かい、そこで滑走路に入って離陸し、別の滑走路で降りるという流れになる。だから、航空機の操縦免許も必要だし、少なくとも日本など多くの地域で利用する場合は、運行計画(飛行計画)の提出が求められるだろう。そのため、どこからでも飛び立てるわけではない。

現実は、SFとはかけ離れている。

ちなみに、そらを飛ぶ乗り物でもっとも怖いのは、衝突事故である。航空機でも上空での衝突事故は昔から何度と起きている。だから、今は航空機には運行計画に沿った運用が求められ、それを不要とする空を飛ぶドローン/ラジコン飛行機、グライダーなどは、最大高度の制限と飛行エリアの制限(制限区域や大規模イベントなどで運用するなら許可)があるわけだ。

ちなみに、上空で旅客機同士が衝突事故を起こせば、たいていの場合は、墜落し全員死亡となる。だから、SF小説や映画のように、空を飛ぶから渋滞がないとかそういう世界は実現困難である。まあ、ドローンベースの拠点間タクシーやバスぐらいなら不可能ではないだろうが、誰もが空飛ぶ乗り物を使って自由に移動する時代が来る可能性は極めて低いといえる。

そういう点では、この手の乗り物の開発は夢の実現でワクワクする品ではあるが、大衆に応用される代物にはならない浪漫の範囲になる。まあ、垂直離着陸が出来るようになれば、人が操縦する空も飛べるタクシーぐらいで免許が取れる可能性はあるが、燃費は悪いだろうから、空を飛ぶさいの価格も高いだろう。


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