スマホから消えた「ワンセグ」、2021年は搭載機種ゼロに その背景を探る…… 理由が少ない。

ITmediaの記事である。若者がテレビを見なくなったとかそういう理由が書かれているが、最大の理由はそこじゃないだろうと私は思っている。


そもそも、携帯電話でテレビ機能が搭載された最大の理由は、それがハードを売るための武器になっていたからである。
そして、最初にアナログテレビ放送、そしてワンセグやフルセグを搭載した携帯はそれが販売増の呼び水になっていたのである。
しかし、今、ワンセグやフルセグが呼び水になるかというと、少なくとも若者向けだと、NHKの受信料を払わないといけない中で、テレビを持たない一人暮らしの家などは、これを選ぶメリットがない。むしろ、無駄な機能がないiPhoneを選ぶだろう。

さらに、メーカーとしての理由もある。当初はワンセグフルセグがあるだけで高くてもハードを選んでくれていた人がいたが今はそれ自体がiPhoneの普及や受信料問題などもあって減った中、半導体価格は値上がりしてハードのコストは上がり、さらにOSのアップデートなどでの検証に手間が掛かりコストが掛かるとなると、グローバルでは使えないこの機能は邪魔以外の何者でも無い。

そして、消費者から見ても問題がある。
そもそも、昔のワンセグフルセグのあった携帯電話やスマホは、ロッドアンテナを本体に内蔵していた。スマホ本体の右か左の上に棒状の伸びるアンテナがあり、それを伸ばすだけでテレビが見られたわけだ。しかし、今はアンテナをイヤホンジャック(Stereo Mini)で代用している機種が殆どだった。イヤホンで聴かない人のために、アンテナを内蔵した延長ジャックを添付していた。これいざというときに持っている人は少ない上に、紛失率が高くスマホでテレビを見ていた人でも、あまりスマホのテレビ機能を使わなくなる切っ掛けとなった。

何よりiPhone利用者が日本は半数を占めるわけで、多くの人はスマホにテレビ機能を求めていない。
結果、廃止方向に向かうことになった。

FMラジオなどはまだ搭載している機種が多くあるが、これはグローバルモデルで結構搭載されている製品が多いからだ。
ついでに言えば、災害時にラジオは結構重宝するし、NHKの受信料問題もない。そこが、外されない理由である。


もう一つついで話をすると、TVerなどがあるからワンセグやフルセグが廃れたというのは、理由ではないと私は思っている。
まあ、テレビの魅力が無くなったというならそれは多聞にあるだろうが、オンラインサイトやサービスでテレビの代替をするからテレビを排除したというのは、あくまでメーカーが必要だと思っている人に説明する上で、行っているだけの後付けの話だろう。大半の人は、スマホでテレビを見るという文化自体を億劫に思うようなハードだったことと、それとともにテレビが面白い時間つぶしの道具から離れて言ったことが、テレビ搭載のスマホの売上げを凋落させ、結果的に市場から排除する形となったと考えられる。

ハードを売る側として致命的だったのは、ワンセグでもNHKの受信料が発生するとした判決(普及し始めた時と話が違ったこと)で、スマホだけでなくカーナビの一部でもテレビの必要性が薄れ始めるほどになったことは、絶対に影響しているはずだ。若い人がテレビのチューナー付きを本当に避ける原因になったはずだからだ。
そこに、OSのアップデート期間をなるべく長くしないと売れなくなり始めたことも重なり、日本独自のこれは必要性が弱まったのだ。そこに半導体不足による値上がりも重なり今年は消えることになったのだろう。

まあ、チューナー付きは災害時には便利だが、そういうとき以外に必要性はない。

最も災害時でも今のテレビは、本当に人が何人も死んで、もう最悪(厄災)の大部分が終わった後の不幸祭りと、行政などの批判ぐらいしか、報道しない(それもダラダラ何日もやる)し、災害が起こっている現場の困っていること災害がどこまで広がって、どんな影響が出ているとか、どこで困っている人に物資を供給していますといった話はあまりしない。NHKでも最近は結構取りこぼして結果的に、大惨事の後から始めて、内容はショボいのだから。(他にNHKが放送したくて仕方がない番組があれば、そっちが優先されることもある。)

そう考えると、スマホでもし災害用に搭載を望むならFMラジオの方が良いだろう。


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