WHO、欧州コロナ禍悪化に「重大な懸念」 独で感染者最多 …… 間もなく”最後の正念場”の冬が来るが、WHOのトップは機能不全のまま。

AFPBBの記事である。


ドイツのワクチン接種率はまだ7割に達していない。
しかし、経済再開を欧州では始めていたことや、欧米はマスク嫌いの人が多いこともあって感染は再拡大に転じてきた。
この再拡大は、日照時間と温度が関係しているのだろうと思われる。窓を開ける時間が短くなり、日照時間が短くなり、寒くなるタイミングに合わせて感染と確認される人が増えるのだ。

結局、風邪の諸症状が出はじめる時期であり、上気道炎や下気道炎を発症し易い乾燥した冬場に、受診率が上がることが原因と考えられる。日本がまだそこに至らないのは、昼間の寒さがまだ強くないからだろう。これが昼間でもしっかり冷え込むようになると、受診率が上がり、コロナ陽性と判断される人が増えて行くわけだ。まあ、日本はワクチン接種率が高く、海外からの渡航をまだ完全開放していないので、国内のウィルス量はだいぶ減っており、冬場でも大きな感染は起きないかもしれないが……。

期待以上に感染報告数が日本は減っているので、あと3ヶ月ぐらい海外渡航を抑えておき、ワクチン接種やワクチンを接種していない人の予防を進めれば、国内に関しては根絶できる可能性もある。但し、あくまで現実の不顕性感染が減っている場合に限られる。不顕性がどれだけ今も継続しているか読めないので、突然増えてもおかしくはない。日本で本格的に増えはじめるとしたら、そろそろだろう。


これは、昨日だったか書いたが、この冬がSARS-CoV-2との戦いにおいて最後の正念場である。
既に、コロナの特効薬は複数が緊急承認されているため、来年には正式承認とさらなる量産や増産が始まり、SARS-CoV-2は敵ではなくなるからだ。ただこの冬は、北半球でもしも複数の感染拡大や感染爆発があれば薬の生産は間に合わなくなるため、感染拡大すると不味い綱渡り状態になるわけだ。

逆に言えば、これを超えて2月いっぱい、最大でも3月中旬ぐらいまで耐え抜けば、ひとまず今分かっている範囲のSARS-CoV-2 valiantの脅威は取り除かれると思われる。まあ、ワクチン2回、3回と接種している人に果たして、この特効薬が必要な状況が本当に来るのかは、分からないが、そこまで行けばもう少なくとも緊急事態宣言を出すような状況にはならないだろう。

診療所で薬を処方すれば良いという状況になるはずだ。


<重症者が少ないがある種の”仇”>

尚、死亡者数はワクチン接種率がある程度を越えた地域では激減しているようだ。
特に中高年以上のワクチン接種が終わっている地域では、死亡率が大幅に下がっている。概ね、他の風邪と同等水準ぐらいには……。では、何故WHOが今もまだ感染拡大を問題視しているのかというと、単純に強変異が冬場に起きることを警戒しているためと思われる。

今年流行った株の多くは、実は昨年の秋以降から冬に掛けて見つかったものである。見つかった時点で過去の保存検体に戻って調べた結果も含むと概ね晩秋~冬に変異しているようだ。そのため、WHOはワクチンなどで折角抑え込んできている状況で、この冬に再びワクチンの効果を相殺するようなvaliantの誕生を恐れていると推定される。

何故冬に変異が多いのかというと、冬場は老若男女問わず感染し発症しやすいからだと考えられる。変異したばかりの株は、同じ細胞で増殖した数個の株でしかない。それを体内で増やして呼気などから外に放出して誰か別の宿主を見つけて、そこでも増殖してを繰り返して、それがねずみ算式に何世代か繰り返されたときやっと定着が確定する。

夏場などは、何だかんだ言っても、温度が高く砂漠地帯でもなければ絶対湿度も冬より高いため、よほど呼吸器が弱っていないと、変異したウィルスが大きく拡がるのは難しい。秋から冬は子供や一般の大人でも、呼吸器疾患が増えるため、変異したウィルスが増殖しやすいのだ。だから、WHOは1人でも感染者を減らす施策を求めているわけだ。

しかし、ワクチン接種も進んでいるし、重症者も少ないし、そもそも1年以上我慢させられたし、政府も金出したくないしとなると……それも出来なくなる。結果、感染をある程度容認してでもという形で各国は動く訳だ。


まあ、最悪の変異が起きればまた元の木阿弥になるがコロナの最初がそうであったように、人は最悪の事態を想定していても、最悪になる瞬間まで多分大丈夫だろうと思う特性があるので、なかなか上手く行かない。もっと言えば、今制限などの対策をとったとしても、その結果起きるのは何も問題ない安全な状況が拡大するだけである。即ち、悪いことが起き始めることが明確で止める(例えば土砂災害が起きる前の大雨など)のであれば、それを見て早くに抑えたと評価するだろうが、悪い予想もあるが悪くなると確証できない場合に手を打ったことで何も起きないなら、それを人々は評価せず、経済を回せば良かったのにと言うようになる。

それを恐れると手は打たれないで、進み最悪を生むか生まないかの賭けに出ることがあるのだ。

それが今の欧州の状況と言える。ここで、我慢を強いるのか?それとも、このまま突き進んでも問題ないと判断するか、あっちは民衆のデモも増えているので難しいところだろう。しかも、メルケルの次の政権(連立)に求められていることも難しさを示しているのかも知れない。


まあ、強変異が起きなければ、どちらにしろ来年の春以降はほぼ完全な正常化を目指せるだろう。
だが、WHOが少なくともこの状況だからいつ頃まで耐えてくれと言う指針でも示せば良いが、その方向性を全く示さないポンコツであるため、各国も独自の対応を強いられこの冬だけで終わるからという施策を打てない状況にあると言える。感染が増えている減っているというのは、簡単なことだが、WHOに今求められるのは終熄の見通しや、冬の感染対策の目標をもっと詳らかにすることだろう。それをやらないと、元の木阿弥も本当にありえるのだから……

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