「止まれ!」「ギャー」 スーパーで車急発進、現場に怒号と悲鳴 …… 徒歩圏内の運転と失敗したシフト操作による事故回避。

毎日新聞社の昨日の記事である。


よく繰り返される事故であり、事件である。この件で最初に感じたのは、トランクを開けて妻を待っていたら車が動き出したという状況が、一体どういう意味なのかが分からないという点だった。

そもそも、トランクを開けて待つなら、シフトはパーキングで、パーキングブレーキを入れているのが普通だからだ。

車輌の停車している場所から見えてきたのは、多分シフトは、ドライブポジション(D)でフットブレーキを使って車を停車していたのだろう。
車を車道に止めていたことや、近くで交通整理をしている警官がいたということが重なり、駐車ではなく停車という形で見せていた可能性があるのと、奥さんが迎えの時間を伝えていたので、その時間に合わせてトランクに載せたらすぐに出られるように待っていた可能性もある。

しかし、何かの弾みでブレーキから足を離した事でクリープ現象が起きたことから、焦ったのだろう。考え事で足を離したとか、伸びやあくびをすることで、足が弛緩し浮いた可能性もある。何かを落としたことで、それを拾っていると……と言うことも有り得る。本当はこの何をしていたのか、何を考えていたからこうなったのかが大事だが、本人が覚えているかどうかが分からない。覚えていないとしたら、認知症の初期症状や、MCIの疑いもある。一種の夢うつつのような漫然状態や居眠りでもしていた可能性もある。

結果、動き出して我に返って咄嗟に踏んだのがブレーキではなくアクセルだったのだろうと思われる。そして、止まらない速度が出たから、シフトをパーキングかニュートラルに入れようとしたが、焦っていたことで力余ってR(リバース)に入れ後ろに下がり、その後再び操作したらD(ドライブ)に入ったのだろうと思われる。そんな動きがはっきり見えたのがこの事故である。

そのあとニュートラルに入ったかは定かではないが……まあ、何というかたぶん運転者は事故回避を可能な限り諦めていなかったと思われる辺り、あらゆる面で悲惨な事故である。


<車を止めるときの注意>

僅かな時間であっても信号などすぐに発信する場合を除いて、車を止めるときには、パーキングブレーキ(サイドブレーキ)を入れるか、パーキングに入れるようにすることが大事だ。これは、駐車場の精算機などを使う場合も含む。これらの操作では足がブレーキペダルから意図せず離れることもあるからだ。特に、精算機や駐車券などの発行機から遠い場合に無理に肩を乗り出して取り出そうとすると……。そして、足が離れた場合、焦って踏み込む時にはアクセルを踏み込みやすい。窓から手や肩を出しているとき、右足や左足がブレーキペダルから離れると言うことは、その足の前にあるのは何かというと、アクセルだからだ。
だから、パーキングを使えと言うことだ。

また、家族などを一時停車して待つ場合も、必ずパーキングを使いシフトはMTだとニュートラル、ATだとニュートラルまたはパーキングに入れることだ。そもそも、これらを解除する時間などそんなに掛からないし、発進前には安全確認をするはずなのだから、それらを解除していても本来はすぐに発進できないのだ。だから、この時間ぐらい大したことでは無いのだ。


<安全のための投資と事故回避のためのシミュレーションは売る側にも必要>

まだ自分は若いからというのは誰でも思っていることだが、上記を見る限りでは、この運転者はブレーキがダメならシフトレバーだと操作をしたのは間違いないだろう。だから、年齢の問題もあるだろうが、単純に突っこむのを見ていて何もしなかったわけではないと言える。

そして、それが及ばなかった訳で、むしろその操作で事故が大きくなってしまったと考えられる。年齢の影響で認知能力が下がっていたこともあるのだろうが、ミスをすることを踏まえて安全に心がけていたのは確かなのだろう。

そういう点で、この運転者がやった焦りと思われる操作ミスが引き起こしている操作系にも目を向ける必要は必ずある。

これは車を設計する側に求められる事だが、今回のケースは明らかに、運転者はブレーキ以外で車を止めようと努力しているように見えるからだ。結果的にニュートラル等のタイヤへのエンジン駆動伝達を止めるポジションに入れる操作に苦しんだことが見て取れるからだ。ちなみに、ストレートシフトレバーのAT車輌ではパーキングポジションは一番上である。とにかくヤバいと思ったら、グッとシフトを上に押せばエンジン出力のタイヤへの伝達は止まる。

今回そういうシフトを搭載した車輌だったならもう少し違う結果だったかも知れない。


即ち、車選びの段階から事故の危険性は変わると言うことでもある。
この先、高齢者の事故を減らすには、車の安全装置だけではなく、高齢者で免許を持つ人が運転に適した車輌のコックピット操作系を統一していくことも求められるかも知れない。場合によっては手元操作のコラムブレーキのような機能も搭載したり、高齢運転者はシフトレバーをストレート限定で許可し、高齢者運転教習で、ブレーキが効かないと思ったときに、シフトレバーをPに入れる訓練をドライブシミュレーターなどでさせることも考える必要もあるのかもしれない。

足でしか止められないと思い込むことで踏み間違い事故は増えるが、他で止めようとしても、操作を誤ればもっと悲惨な事故が起きることはある。事故直前に遭遇して運転者が安全操作を諦めるようなコックピットではダメだ。この辺りを自動運転でのカバーだけではなく真剣に車会社も考えて販売するべきであり、自動車会社は格好いい内装や新しい操作性ではなく、高齢者のための統一された自動運転以外のコックピット指針や販売指針を示すことも大事だろう。高い物などを売れば良いわけではない。

これは、だからといって運転者に情状酌量の余地があるとかそういう話ではなく、シフト操作したと主悪状況から見られる問題点を、自動車会社は重く受け止めるべきだと言うことだ。ネットでは当該車種のシフトの問題は言われていたからだ。

今後、この辺りもちゃんと社会が考えて行くことを願っていると同時に、車を運転する全ての人が、コックピットのかっこよさ、新しさではなく、万が一の時に車の制動をブレーキ以外で咄嗟iに簡単にコントロール出来るかどうかを見極める目も求められることを忘れてはいけない。


<歳を召した人は……余裕がある間に運転を卒業することが合理的>

車を運転するのが趣味だからと、別に車が必要ない場所に生活していても、持ち続ける人がいるが、高齢になると自分が事故の当事者になる可能性は増してく。だから、生活で必需品となっている地域で亡ければ、免許は早めに返納することも大事だ。まだもう少しなら大丈夫だろうではなく、今なら大丈夫という間に運転を辞めるべきなのだ。何故かというと、足腰が弱くなれば、車を手放せなくなるからだ。

歩ける間、自転車などに乗れる間にその習慣に慣れないと、免許はずっと返納できなくなるということを理解しないといけない。もう運転は無理だと思ったときが、誰かを殺めたり、自分も事故で死んだ後では遅いのだ。

そういう運転をしている親やじいちゃんばあちゃんがいる子供や孫も、曾孫もそれをちゃんと繰り返し伝える事が大事だ。歩ける、走れる、乗れるという状況の時に辞めとかないと、運転はもう難しいという状況になってからでは、歩くのも困難、走るなんてもう2度と無理なんて状況になっていることも有り得るのだ。

その前に、自分が運転する車という趣味や移動手段から、スマホや携帯のカメラで歩いて近所の風景や花々でも撮影出来るぐらい矍鑠とした趣味に移行できるぐらいの転換をさせることが大事だ。

まあ、車からどうしても離れられないならドライビングホイールでも買ってゲームで楽しむ手もあるかもしれない。というか実風景をベースにした電車Go的なゲームシミュレーターを作ると売れるかも知れない。












































この事故買い物中の妻を迎えるためにトランクを開けて待っていたら、車がじわじわと走り出した
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