「Xperia PRO-I」のカメラレビューに思う …… ソフトUIの限界と高級コンデジを超える見栄えが好ましい画像。追いつく画質。

ケータイWatchの記事である。


これは、1インチセンサーまたは1インチ相当のセンサー及び、カメラを売りにしているスマホに言えることなんだが、オートでの画質は決して悪くないただ、平面のタッチUIで細かな設定を弄るのは無理があるよなと思う。何というか、スマホでフルマニュアル撮影したいとは思わないということだ。

これは、コンデジでも相当に時間が余裕がなければやらないが、スマホだともっとやらないなと……。

理由は単純である。コンデジや一眼だと物理キーとしてファンクションキー、方向キー、ズームレバーやズームリングなどと、モードダイヤルリングなどがあるので、それらの位置と役割を知っていれば、ある程度ポンポンと片手または両手で設定を弄ることが出来るため、被写体から目や手を逸らさずに簡単な作業が出来る場合も多いが、スマホの場合はその都度画面に書かれた項目をタッチして設定するため、面倒なのだ。

被写体が動かないものであれば、問題ないが動くものの場合は、先に似たようなもので仮撮影をして合わせておくか、または一か八かでやるかどちらかになる。Photography Proが登場した頃から思っていた事だが、PRO-Iを見て余計にそれを思ってしまった。


<スマホカメラの限界は物理キーの無さやスレートデザインにある>

この先、スマホをカメラと同等に持って行くつもりがあるなら、スマホはカメラとしてのハードウェアボタンを増やすことが必要だろう。
具体的には、ダイヤルに相当するセンサーをスマホを横持ちにした時の右上にでも追加するのが妥当だ。

それからもう一つ言えるのは、PRO-1では実際に採用されているが、ストラップホールは絶対に必要になるだろう。少なくとも、左手首にストラップを絡ませておき、撮影するようにしないと、誤って落としたりという事態が起きる可能性が高まるからだ。写真を撮る人は意外と足場が悪い場所などでも撮影するため、手が滑って落下させて、スマホ紛失というリスクは高い。
まあ、最近はケースを使わない人の方が少ないので、スマホケースにそれが搭載されている必要があるということでもある。

というのを感じてしまった。
そろそろ、物理キーがなくなっていく時代から、再び目的別に物理キーを増やす時代に戻ることで成長性を生み出す時代になる可能性は大いにある。


<既に画質はコンデジ並の中でスマホに足りないのは操作系
      高級コンデジに足りないのは高級コンデジがスマホの画質モードを認め取り込むこと>

尚、既に画質面ではソニーのRX100シリーズと比べて遜色ない。むしろ、スマホの処理味も出せるため、こっちの方が万人受けする仕上がりになっている。RX100はVII(Mark 7)を含めて、ここまで綺麗に濃淡を出すのは簡単ではない。例えHDRを使っても、RX100シリーズは撮影した時に処理をそれほど掛けないからだ。ある種センサーの色味を大事にするため、薄く出たり、ノイズフィルターも強設定にしてもスマホの標準より弱めにするためだ。(その分、エッジがボケることもあるが、エッジ輪郭に偽色やモスキートなどが出にくい)

しかし、等倍で見ないならその方が見栄えは良いというのがスマホの売りだ。そういう点では、好ましいし記憶色と実際の色との間を上手く出している感じになる。

今回はセンサーピッチにコンデジと同じ程度の余裕があることで、暗部のノイズも少なく、品質も高いため、遜色なく記憶色を再現している。
これをダメと言う人は少ないはずだ。まあ、そもそもカメラに拘らないなら、2眼3眼の最近のスマホはどれでも、失敗写真を生み出さず小さなところを気にしなければ夕方や夜間撮影でも美しいのだが……(FHDディスプレイまでの縮小閲覧やLサイズぐらいなら印刷しても高感度格子ノイズや階調の潰れは気にならない)画像の解像度の高さが、ディスプレイサイズに縮小したときの見栄えを綺麗に見せるからだ。等倍で見るとモザイク画のようになっていても、等倍にしないならいけるのである。

即ち、それを克服すればコンデジ並みと言うことになり、実際これはそうなっている。

だが、コンデジではないのが、操作系と言うことになる。拘りの写真を簡単に撮るには、物理キーの少なさが結果的にマイナスに作用するわけだ。その一方で、コンデジよりオートでも鮮やかな撮影ができるのがメリットだろう。即ち、オート撮影ならもうコンデジを選ぶ理由はないということだ。ズーム性能などを求めない限りは……そしてズームを求めても、コンデジで満足できるかは分からない。何故なら、先に書いたように色味の出し方がコンデジは違うからだ。


そこまで達してしまった今、後はこれ以上、コンデジに近づけたり、またはより大きなセンサーを持つカメラと競うことを求めるのか?
それとも、ここで一端は終えるのかというターニングポイントにソニーはあると言える。まだ上を目指すならその前にソニーは、今度はコンデジ側のRX100M7とRX10M4もそれぞれM8/M5としてXperiaの技術を入れてでもブラッシュアップしなければいけないだろう。

それをやらないなら、ソニーのスマホのカメラにおける終着点はここでこの先は、別の方向に向くのかも知れないが……ソニーが開発をやめてもライバルがある以上……

今は、画像処理センサーも含めて、半導体のコストが上がっているため、そう簡単にコンパクトカメラも新製品を出すのは難しい状況だが、PRO-Iの後継をさらに目指すとなると、物理ボタンを増やして、本格的にRXシリーズを殺しに行く辺りが妥当だ。それは普通に考えると目指せないし目指さないと思われる。だから、画質面やモード面で小さな改良を重ねることになるのだろうが……そうなると、RXシリーズを先にどうにかアップデートすべきということも有り得る。

何せ、RXシリーズの方がズーム、F値や操作性以外で劣る状態に向かっているのだから、スマホ所有者がコンデジの方がよいかもとして買う際にガッカリする可能性が高まっているという不味い状況になってしまうからだ。このままだと、上位のカメラに向かった人が、失望することで、カメラ人口が結果的に減る恐れがある。

本当にここまでカメラに迫って追い抜きを掛けてくると、高級コンデジも今のままではダメだ。スマホと同じカジュアルなモードをオート撮影のどこかに取り込む必要があるのは間違いない。

スマホとデジカメの両方を持つソニーにとって、ここで止めたとして他社はこの先に行く可能性があるわけで、RXシリーズに対してのてこ入れを自ら出した製品によってしなければいけなくなっていることに対して、何らかの対応が必要なのはもう間違いないだろう。やらないと、高級コンデジ市場がより厳しくなるのだから。






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