Android 12のRTMがリリース、Googleスマホに順次OTA開始、Windows 11も今日リリースだが世間の反応は過去最低水準。

Android 12が最終リリース候補から正式版(RTM)に格上げされたようだ。
現地時間で昨日付、日本時間で今日付にてAOSPにこれをアップロードし、各端末への配布が順次スタートする見込みだ。

尚、記事執筆時点では、PixelなどにFI(ファクトリーイメージ)は供給されていないので、最短で今週末頃ぐらいに一部機種で供給が始まるかも知れない。

今回のRTMでは、Material Youと呼ばれる新UI言語が導入されている。

特に大きな違いとしてはウィジットのデザインが更新された。

パーソナルカラー(スマホで設定しているデフォルトテーマの色、ダークモードなどでは色が変わるということだろう)で共用できるデザインへと進化しているようだ。(ただしこれはAndroid 12のデザインコンポーネント準拠で設計されている場合に限る)

ウィジットの四方の角に丸みを与える機能が追加された。
ウィジットのカスタマイズ(再設定)を容易にするショートカットボタンの搭載
ウィジットレイアウトの調整が以前より柔軟に出来る
ウィジットタップからアプリへの切替遷移を高速に

というのが追加されている。尚、いずれもAndroid 12に準拠しこの機能を実装したウィジットのみで対応する。

通知のデザインが統一的に刷新。カスタム通知の煩雑な通知を改善。



また、音声連動連動バイブレーションに対応しており、PS5等のゲームコントローラーのようにゲームやアプリなどで音に合わせて筐体をバイブレーションさせる連動機能がより正確にそして簡単にシュミレートできるようになっている。

アプリ起動時のスプラッシュ画面にアニメーションの挿入が簡単にできるようになった。

アプリの休止機能がパワーアップ(Android 11で元々搭載されていたもの)し、数ヶ月使わないアプリは自動的に休止を有効に出来るようになった。休止になると全ての設定がリセットされ、プッシュ通信などがリセットされキャッシュがクリアされる。
(但し見守りアプリ等例外の設定もある)



ここ数年多かったセキュリティ系はマイナーな水準に落ちてきている。まあ、主要なセキュリティの改善はほぼ完了したと見て良い。


後は、新しいハードウェア能力への対応とマルチタスクアプリケーションのリソース分配の変更などが中心である。
尚、動作パフォーマンスが上がるとか書いてあるが、実際には最新か一世代ぐらい前までのスマホでは性能が上がることもあるだろうが……。
新しいOSになれば古いハードの性能は当初より下がるのが普通である。

パフォーマンス改善の大半は、フォアグラウンド(アクティブなアプリ)とバックグラウンド(ネガティブ、最小化したアプリ)の間でのリソース割当てを変更したり、命令の伝え方を変えるものである。たいていは一つ前ぐらいまでの世代で使われるようになった新しい命令や機能を加えて速度を上げたり、新しいメモリー容量やストレージ容量に最適化するなどして改善する事が多いのだ。

コードの最適化も基本は新しい物を加えて古いのを削ぐので、元々古いコードの方に近いハードウェアでは性能が下がりやすくなる訳だ。

だから要件を満たさない場合は、パフォーマンスが上がらないどころかフォアグラウンドのリソース割当てだけを引き上げるに留め、全体では以前より性能が低下することもある。まあ、OTA直後にはアプリやシステム全体のデータセットマネージメントによるストレージの最適化も掛かるので、一時的には速度も速くなるかも知れない。


ちなみに、Android 12がOTA供給されるAndroid 端末は2年(大半の大手スマホメーカー)~3年前(一部メーカーのみ)までの機種である。
それ以前のモデルは最新版供給は行われないが、保守が4年まで行われる機種の場合は既存バージョンのままセキュリティアップデートが行われる。尚、Googleアカウントを利用したAndroidサービスの利用は、今のところ10年程度行えるようだ。

現在Google アカウントを利用したGoogleサービスの利用が完全に終わったのは、Android 2.3.7までである。

来年中にタブレット版の3.0~3.2 HonycombとAndroid 4.0 Ice Cream Sandwichが終わるだろうと推定される。


<今日から順次更新されるWindows 11は未来に影か、
                   それとも未来への成長の布石か?>

さて、今日はWindows 11もリリースされる訳だが、Windows 11の方は、Android 12よりは記事が多いものの、市場の雰囲気は本当に一部の人が、盛り上げようと躍起になる程度で盛り上がっていない。これは、Windows 11の発表が唐突だったこともあるのだろうが、準備期間が短すぎ、リリース候補から製品版になるのが著しく速いことも影響していると思われる。

最近のマ社は、不具合があるままでどんどん新版を出してくるので、初物に対する安定性評価がすこぶる悪いからだ。

Androidは1年前には翌年には出るとわかっているし、macOSも1年~2年で新版が出ることは知っており、半年ぐらい前には、限定リリースされてそこから、リリース候補までじっくりバグフィックスが行われる。それでも、大量のバグが正規で出ることもある。

Windows 11はまさにサプライズだったわけで、アップデート対象が明確に示されたのは、8月の末だった。たった1ヶ月ちょっと前である。その上、他のOSと比べても段違いに、アップデート後の不具合率が高くなる恐れがあり、皆戦々恐々としているという感じだ。
対象の端末は、放置していてもアップデート出来ますよと来るだろうから、焦ることはないのもあるのだろう。

そう考えると、まあ入れたくなくても通知は来るからどうでも良い訳だ。
ちなみに、昔は玄人ほど話題性を狙ってインストールを急いだが、今は玄人ほど資産の破損や互換の問題を恐れて、インストールしないのも特徴である。最新版=話題性にもならないのが今のWindowsの立ち位置である。


Androidはバージョンアップが来ると、後で多少後悔してもインストールする人が多い。
これは、iOSやmacOSでもそうで、むしろ率先して更新したがる傾向が今でも多くの場合で続いている。しかし、Windowsは最新版=人柱というイメージが今では定着してしまった。大口のゲームを除くアプリ開発が減って徐々に減少しているのも、OSの不具合なのか自分が作ったアプリケーションソフトの不具合によるものかの切り分けが困難になってきているからだ。それが、Windows 11で改善しているなら評価が上がるかも知れないが……多分そうも行かないだろう。何せ、発表から登場までの期間が短すぎる。初代のWindows 10でもβテスターから8ヶ月ぐらい掛けてそれでもバグがあった。

マ社はOSとして見るとやはり魅力が欠けてきている。No1だから今はWindowsしかないと言っている人が多いが、年々、Windows以外を探して彷徨う人が増えてきているのが目に付くようになった。消極的にWindows しかないからまだ選ばれているという感じだ。
このまま未来への影となっていくか、それともここから成長への布石となるか?

いまのところは影の部分が目立つが、11はともかく12までにもう少し市場と対話して、多様なアプリケーション開発が進むような環境と安定した新しい(UIを刷新して新しいとかではなく、何かを作るときのAPIとしてこれは使いたいと思うような新しさ)OSの環境と技術を供給できる状況が戻ってくれば、評価は良い方向に変わってくるだろう。それをあと1世代ぐらいは待ちたい。




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