Radeon RX 6600発表も生産量は少ない見込みか …… 未だ2万3万になることはない。転売、マイニング、コロナで見えぬ本当の需要。

Radeon RX 6600XTの廉価版となる6600が発表されたようだ。FHDでray tracingを利用しながら十分なゲーミング(30fps~60fps)が楽しめる程度の性能を詰め込んだ製品になる製品群というのが触れ込みである。


元々このクラスのデスクトップDiscreetGPUは、NVIDIAがGeforce RTX 3050を今年の初めにも出す見通しとして、噂されていたクラスだったのだが、こちらは生産数量と価格の関係を計算したのだろう、モバイル限定で現在は供給される形となった。今の予定では来年以降に計画されているようだが……既に2度3度噂だけでて実際には登場していないので、4000世代までお預けか、このまま半導体価格が高い状況ならデスクトップブランドは完全に当分の間フェードアウトの可能性もあるだろう。

何せ、iGPUの性能が上がっている一方で、ローミドルのGPUの単価が割高になっているため、ここの需要は冷え込んでいるからだ。
1万~2万だったものが4万5万で上位の「石」(CPU)と同じ価格になるようでは、普通の人には買えない。ちょっと頭がおかしい金にモノを言う人か、転売厨、GPUが壊れてこれでも入れざる終えない人か、後はマイニングがしたい人である。

日本は、輸入代理店を介してマージンが上乗せされていることもあり、米国の希望価格よりさらに1.5倍~1.8倍高くなるため、よほど飢えている人が買うぐらいだろう。


そういう意味で日本に関してはIntelのArc GPUに期待している人は多いと言える。何せ、Intelなら日本法人からリファレンス版が出荷される可能性も高いため、米国の定価と同等で売られれば、NやAのGPU販売代理店も価格を抑えざるおえなくなる。そうなって欲しい物である。

ローミドルは欠陥によって上位基準を満たさないものを選別していることが多く、だからこそ歩留まりが良いと、生産量は減るとされる。AMDやNVIDIAの場合は自社Fabを持っていないことも、実は今では供給価格にマイナスとなっている可能性がある。TSMCやSamsung SemiのFab借り上げ生産コストが生産予約の増大と原材料費や電気インフラ費、輸送コストの増加で上がってきているからだ。そうすると、上位の利益率の高い物を優先することになる。この状況がもしも長く続くなら、ローミドル市場が結果的にニッチになり、消えていくかもしれない。

実際に、NVIDIAはモバイル側を優先するようになり、消費者も価格バランスを考えて、ゲーミングノートなどを選択するケースが徐々に増えている。


しかし、現実問題として何故、これほど価格が上がったのかというと、その最大の原因はネットでの通販と個人取引が活発になったせいである。そこにコロナ渦による巣ごもりやロックダウンが重なったことで、店舗に足を向けられないという現実が重なったのだ。結果、ネットの価格=小売価格となり、ネットで品切れ=手に入らない商品となった。だから、個人の転売ヤーと呼ばれる人が、価格をつり上げて売り始めたわけだ。そして、転売サイトもこのぐらいの価格なら売れますよと照会する機能を使ってつり上げた。

その成果が悪い意味で出ていると言える。

結局メーカーがある程度頑張って安く販売しても、売る側がメーカーの想定以上に高くしたり、転売厨が在庫を買い占めて、高く売ってしまえば、その努力も無駄になるため、それなら最初から利益が大きいモノを中心に出すようになるからだ。安い品は手持ちが少ない人でも、転売しやすいのも影響している。集られやすいのだ。

本来なら、そこに政府などが介入して作っているメーカーの人に利益が還元され、転売厨がぼろ儲けするような歪んだ市場を排除しないといけないのだが……ECサイトや個人販売仲介サイトのシェアが伸びた今、そこから入る法人税収も魅力的であり、簡単にはいかない状況になってしまったと言える。本当は、まだ弱い時期にしっかり国際的な法規制の枠組みを設けておくべきだった。少なくとも、現在販売中の品に関して(既に生産終了ならビンテージやプレミアムが付くのは構わない)、希望小売価格や店頭販売価格より高く売り出すことを禁止するように……

まあ、実際に必要となるかもしれないのは今かも知れないが、物価が極端に上がり始めているので、高額転売厨が流通在庫を大量に買い占めていた場合、金融引き締めや破綻などが起きた時に、店舗以外にある買い占め在庫が、店舗などに悪影響を与え、経済回復の足かせになる恐れがあるからだ。今のうちにその辺りの整理を国際的に付けておいた方がよい。

それをやらないと、本当の需要が見えずに企業だけではなく、国際社会全体が制御に苦労するだろう。まあ、短期的には利益が今後もでるので、やりたくない部分だろうが……。今はコロナ後で物価も上がっているし、どの国の国民も、所得面での恩恵より物価面での苦労の方が上回りつつある。そのため、世界的にこれらを是正する良いチャンスとも言える。


<RX6600は求める人に売れるのか?>

さて、RX6600はAMDがターゲットにしているゲーマーの手に定価で十分に届くのだろうか?それとも、結局転売厨が間に入って、品不足が演出されたり、マイニング市場の方に売れ続けるのだろうか?出来れば、本来のゲーム目的や趣味・個人のソフトウェア・クリエーター開発などの目的を持つ人が手にして欲しいが……現状ではまだ難しいのだろう。

というか、日本で5万円台とかなるなら6600XTで4Kディスプレイでも使った方が価格差を考えると良いと思っている人もいるかもしれない。
適正価格で買えればだけど。






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