英主要都市、最大9割のガソリンスタンド在庫切れ パニック買い…… 陸軍が支援待機する事態。

AFPBB、ロイター、BBC英語版の記事である。


英国でガソリン供給が滞り始めているという記事である。
流石に半分以上の給油所で在庫切れとなると、取りあえず給油しに行くのは群集心理というより当たり前の行動である。
車をよく使う人は、そうなって当然である。

ちなみに、供給が滞った原因は、トレーラー(タンクローリー)運転手の不足だという。そして、BBCの記事を読む限り、これは短期的に解消できるかどうか怪しい内容である。まあ、ある程度低減は出来そうだが……。

だから、英政府が陸軍に支援のための待機をするように準備を始めたようだ。もし、企業から要請があれば速やかに支援に回るということで、最大で150人規模で動員される予定らしい。今の段階では……果たして足りるのだろうか?

トレーラー運転手が足りない原因は、日本と同じドライバーの高齢化、ブレグジットによる移民などの減少、賃金の問題(労働時間や労働条件の割に少ないということ)、そしてコロナのパンデミックが影響しているそうだ。それらが、複合的に絡み合って、燃料需要予測がマッチしなかったことも重なり、このような状況まで追い込まれたようだ。

尚、燃料などを運ぶタンクローリー運転者には別途資格とカリキュラムの受講が必要で、その資格も期限がある。今回それが切れる予定の人まで期限を延長する措置をとって対応するようだが、この資格があるから、すぐには解消できないと言うわけでもある。まあ、爆発する恐れがある危険物を運搬するタンクローリーはどうしても、身分の確認も含めて、そういうのが必要になるわけだが……


果たして、この先さらに悪化することなく解消されるのか?それとも、より悪化していくのか分からないが、少なくとも英国の経済にとってはマイナスであり、長引けばオイルショックとなるだろう。


ついでに言えば、今年は米国でもプチオイルショックが起きている。これは、燃料を供給するパイプラインシステムがサイバー攻撃によって停止したためである。一部の州で約一週間ぐらいこのパイプラインから供給される燃料が止まったため、一部の給油所の燃油が枯渇したのだ。再開しても給油所の列が十分に解消されるまでに、数日を要した。

そしてこの英国の問題と似たようなことが、実は米国でこの夏(2021年の夏)に起きるかもとCNNが伝えていた内容と似ているのが面白い。
米国では多分この記事があったこともあり、コロナで離れていた労働者が戻ってきて夏は乗り切ったのだろう。逆に英国は、ワクチン接種で急速に社会活動が戻る中で、この業界に戻ってくれる人が十分に居なかったのだろう。結果、それが起きてしまったようだ。

早く解消することを願うが、これが切っ掛けでもっと大きな経済不安とか世界に波及しないようにしてほしい。




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