全国の増加率は一旦ピークに、感染拡大地域では検査限界に達した模様 …… 東京などでの行政検査数は限界。

東京と沖縄では連日過去最多の新規陽性者を出しているが、調べた限りどちらも既に検査限界(検査数が検査をしたい人の数を大きく下回る)状況になっているようだ。何せ、東京は3日移動平均は15854で5042人である。これは民間検査センターを含んでいないのだが、陽性率が3割を超えている状況にあるわけで、検査自体が足りていないのは明確だ。いつもなら、10%でも陽性率は高いと言われるレベルなのに3倍あるのだから。

ちなみに、沖縄は既に行政側が厳しい、追いついていないことを認めているようで、こちらは国内での県外からの渡航禁止勧告を政府が出した方がよい程の状況と思われる。まあ、あの政府はそれをやるつもりがないし、新聞社なども本土では沖縄の現状を余り扱っていないのだが……だから、旅客機などの輸送は、かなり高い利用率だと言われている。

尚、ワクチン接種していても、周りが感染者だらけで発症している人ばかりなら、発症する可能性はあり、中程度ぐらいまでなる可能性はある。特に、年齢が高いとそうなる恐れがある。これは、免疫の数や抗体の量を超えてウィルスが侵入し続ければ、そのうちにウィルスの増殖が上回るようになることがあるからだ。
だから、感染地域に敢えて行くのは避けるべきである。

ただ、本来伝えるべき情報を報道機関が流さないと、行ってから深刻な状況であることが分かるという事態も今や起きているようだ。五輪が優先な状況なので、報道機関が本当に役立たずなのである。

尚、死亡リスクは確実に下がっているこれは間違いない。但し、大半の人が死にはしないことと、苦しいか苦しくないかというのは別問題である。
病気より今日の生活だ(稼ぎがないと餓死するとかもう生きられないほどの理由がある)というなら別だが、もし移動する予定がある人は現地の状況をニュースなどでは無く、実際に現地の状況が分かる人などに聞いてでも、確認し良く考えて行動することである。報道は今や本当に役に立たないので、しっかり現地の情報を探して得ることである。

感染者数はとにかく急騰状態が続いている。約10日現陽性は同じ水準での増加を続けており、昨日はついに純増で9000人以上という状況になった。
大都市圏は検査限界で上が伸びないが、地方都市で急激に感染が拡大しており、それが数字を僅かずつ押し上げているようだ。これがあと何日続くかは分からないが、あと1週は高止まりが続くだろう。

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次の図で見て欲しいのは病床よりも、平衡感染率である。東京が32664人の陽性者に対して、沖縄は東京換算の指数で37754人相当という状況に達している。今のペースだと明日か明後日には4万を超えるだろう。沖縄は本当に感染がインドネシアなどと同等のペースで進んでいる。ただ、ワクチンがあったから、死者が抑えられているだけだ。それでも中程度(中等症)が396人もいる。

ちなみに、東京の推定中等症者数は2027人~2951人で概ね2951人の方に近いと思われる。(神奈川と茨城の数値から推定、神奈川側に近いのは、軽症になれば退院させると都の方針が出ているらしいから。)尚、沖縄の中程度人口平衡指数は、3697.91であり、ここでも東京を大きく上回っている。即ち本当に本当に沖縄は東京など目じゃない程深刻な状況なのだ。まあ、それでも仕事などでどうしても行かざる終えない人はいるだろう。それは断れないこともあるので、仕方ない。

ただ遊びだと、あっちで感染しても、あっちでは入院出来ないし、感染したら移動が出来なくなるので帰っても来られないよということだ。それが分かっていて、政府も沖縄県もそうだが、報道すらちゃんとしないのである。まあ、今回ちょっと厳しく書いたのは、沖縄の状況がもう数ヶ月十分に解消しない中で、感染に歯止めが掛からない本当に危険な状況に達したからである。ここを読む人は敢えて旅行に行きはしないだろうが……。

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重症者は、さらに都市部での増加が目立つようになった。しかし、厚労省のベッド占有率との差はなあまり縮まらない。回復しても軽症や中程度向けのベッドが足りないため、そこに留まっているのだろう。そして、それが下の死亡の減少によって、顕著になっていると思われる。これだけ、死亡が増えないなら、季節性インフルエンザ水準まで感染症対策の基準を下げることが検討されるべきだが、この波が終わった後じゃないと無理だろう。

今回の波を総括して結果的にそうだったということになるか?それとも、この後に新規重症の対応が出来ず死亡が増えて、その話も出て来ないかどちらかだろうが、もし後者だとして、次のより大きな波が来年や冬にやってくることがあれば……もっと悲惨になるかもしれない。

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4週前の7月9日にみなしを含む入院数は、6073人だった。
昨日は、15800人を超えている。4週で約2.5倍に達した。しかしこれが過去最悪ではない。過去最悪は17,570人であり、2021年5月17日に出た数字だ。このときの現陽性は74,859人だった。即ち、入院数はだいぶ抑えられていると言うことになる。そして、今のペースだとあと1週間ほどでこの過去最高を超えてくると思われる。例え、ワクチンで症状を抑えられても、病床体制が拡充されたり、基準を緩和して、どこでも診療できるぐらいまで見直すなりしないと、数が多くなればそれだけ症状が重い人も増えて、逼迫するということでもある。五輪終了後辺りからそういう議論が始まることを期待したい。

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全体の状況は以下である。
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拡縮状況はほぼピークに達しつつある。ただ、最初に書いたように、関東などの圧倒的に新規陽性が多い地域で行政検査が頭打ちになっている影響が大きいと思われ、地方の増加次第ではまだ伸びるだろうし、行政検査と集計体制が強化されればもっと上を目指す可能性はあるだろう。
もし、上に行かなくても最低でもあと5日~7日ぐらいは新規の陽性は高い水準に張り付くと思われる。

重症死亡率は、紫の陽性比重症率が上昇を始めた。一方で、緑の回復比当日死亡率はほぼ横這いの最低水準、赤の回復比累積死亡率は減少している。
これ2つが上がり始めると、今後のコロナ対策について、これから先もずっと危険な病気だから隔離するという状況から変わらないままになるだろう。個人的に本当に怖いと思っているのは、この国では先手先手という言葉が恐怖の先手だけであり、実際にグラフに出ている状況を見て、医療を供給できる場所を広げることに前向きになろうとしないことが、一番怖い。

結局負担は感染症病棟を持つ大病院ばかりに掛かり続けるのだから……。この先はワクチン接種済みの医者や看護師なら、かかりつけ医の外来で診療を密に行う方法も考えるべきである。こういうのを恐れずに議論して、本当に治療が必要な人の診療が行えるように、そして簡単に医療崩壊にならないように検討し続けることが、本来先手先手でという言葉に繋がる。

もちろん感染拡大しては意味が無いのだが、重症や死亡を防ぐためという理由で、経済全体に我慢を強いていて、且つ一部の病院に負荷が強く掛かる状況で、死亡率が下がっているならその病気の危険と、経済や社会の代償に対する割が合わないのである。

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ワクチン接種数は以下である。まだ、累計の件数以外は全て重複がある。思った以上に職域接種分の先行処理が厄介である。
1回目と2回目のズレ値も出して計算して見るのだが、昨日分(今日発表分)は一致するが昨日発表分が一致しなくなるので(これは過去のVRSの数字が更新されていくため、前日分の重複集計と合わなくなる)……その影響などを調査している。
いっそ、過去の週ごとに出していた職域接種発表分の総数から、VRSに登録した分を減らした値も別に出してくれればもう少しやりようもあるが……。相殺するべき日がズレていくので、最終的な帳尻だけは合わせられる物の、実際の免疫獲得状況などの数字が微妙に合わなくなるようだ。

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