24時間テレビ 視聴率下落は誰のせい? 業界内からは「そろそろ本気で考えるべき」の声……楽しそうで何より。

昨日、24時間テレビの視聴率が発表されたそうだ。かなり低く留まったようで、在り方を考える必要がという話が書かれている。


まあ、私は見ていないし、もっと言えばこのところ週末に高い確率で見ているのは、TBS世界遺産だけである。平日も家族がみているのを、少しみることはあるが、最後までみることはほぼない。以前は、日曜はバンキシャ!だったのだが、見なくなって久しい。どうせコロナだし、東京の話題ばかりだし……。となると見なくなるのである。まあ、ニュース自体をテレビで好んでみることも減った。全国ニュースは関東のニュースと、モノが高くなったとかあの商品が売れているとかばかりだし、地域ニュースも似たようなもんだ。イベントもないから話題性も偏っており、見ていて疲れるだけである。

そうやって、テレビから少しずつ離れ初めて以前の1/7~1/10ぐらいまで視聴時間が段階的に減り1年ぐらい経過するが、テレビをみなくても時間を潰したり、やれることはあるんだと今更気付かされている。まあ、老いた親などは、リビングでテレビを夜とか点けていることが多いが、みてるのかというと、たいてい途中から寝ていて、途中で起きて寝室に向かうので、面白いから見ている訳ではないようだ。本人に聞けば、別に面白くないけど、やることもないしということらしい。


高齢者はテレビをまだみてくれているからという発想がテレビ局にはあるのだろうが、多分テレビ局や広告代理店、ビデオリサーチが思っているほどみてくれていないだろう。本当にみてくれるというのは、何となく惰性で面白くない中から、一番見て無難そうな駄作を点けているは値しない。
自ら見たい番組があるからチャンネルを回してそれに合わせること。それをする人が、既に高齢者にも減っていることを自覚した方が良い。視聴率調査では分からない現実だ。


ちなみに、24時間テレビの話は、タイトルに書いたとおり楽しそうで何よりというのが一番に思い浮かんだ。私はみていないので、中身は知らないがこういう記事が書ける程度には話題性があるのだから、楽しんでいる人がいるということだ。私が思うに、話題として取り上げても、見なくなった人はふーんとも思わない。頑張ってね!みないけど。というぐらいだ。

私が、何故みなくなったのか?というとこれは単純にお祭りとして放送しているからだ。過去にも書いたことがある。

昔はギャラが発生していても、今よりもっとチャリティー番組だったが、年々薄れた。今年はどうだったのだろうか?確か4.2億円募金があったらしいが、制作費はおいくら億円だったのだろう?

ベンチマークの悪さを考えるとチャリティには既になっていないのが見て取れる。

視聴率が平均12%として、推計人口が8月時点で1億2530万の12%だった。推計で1503.6万人がこれをみて、寄付した額が4.2億円だ。1人頭27.9円である。時間で1750万だが、みていた人が1時間で寄付した額にすると、1.1625円である。まあ、ユニセフのホームページにあるアフリカの貧困地区でのサポートコストが以下にあるが、最低でもビタミンAカプセル1錠が2円であることを考えると、1時間の視聴率からみたチャリティーベンチマークはそれにも満たないことになる。

NNN系列の放送局がなく放送していない地域もあるだろうが、この額では話にならない。SDGsとか放送局は報道しているが、SDGsというなら、チャリティを名乗る番組でこのチャリティベンチマークで「そろそろ本気になる」とか、面白いネタだとは思う。即ち、その程度の危機感なら楽しそうで何よりなのだ。

要は、皆に寄付を呼びかけて自分達はただ遊んでいるのと同じなのだから……

もし、寄付を集めたいと思うなら、番組をちゃんと作ることだ。どういう場所に使うのかどこが困っているのかを、取り上げ続けることだ。ジャパネットたかたじゃないが、24時間のうち少なくとも半分の12時間ぐらいは、日本なり海外なりで困っている地域を映して、そこに寄付したいのです。目標はいくらですと1つ1つ、ナンバリングでも点けて放送し、どれが目標に早く達していくのかを見せていけば、それに賛同する人もいるだろう。目標額を超えた寄付はもし足りない活動があればそちらに回すことも出来る。

そういうのがチャリティー番組だ。もちろんこれは、スポンサーにも求められる事で、スポンサーがCMを出す際にCM料金の4割は寄付に回すとか、放送局も、放送に必要な最小の費用以上は掛けずに、放送することが求められる。それらの財務状況を公開するぐらいがチャリティである。

それが出来ないなら、チャリティは掲げずに24時間のお祭り(NNNフェスティバル)にした方がよい。

まあ、だったらみるのかと言われると前者なら取りあえず初回はみるかも知れないが、後者ならみないだろう。どうせ、お正月とか番組改編期にもこういう特別なバラエティとかやってるし、特別じゃなければ年中バラエティだらけだしみないよ。最近は、世間から苦情を言われたのか、音楽番組等も放送されることがあるが、やれば良いと言うわけではない。懐かしの名曲を誰が選んだのか分からないラインナップでいつも同じような方法で繰り返すとか……リスナーからのお便りで決まるラジオの方がマシだ。

ドラマの名曲とか、アニメの名曲とかそういうジャンルで世間に受ける曲だけを流しても、新しい発見などないのだ。
だから、人は離れていく。

そもそも、映像コンテンツを作るということが他の情報コンテンツと比べてどう凄いのかを示せない辺りが、今のテレビの問題点だろう。
好きな俳優がアイドルが出ているからみて貰える程度で作るにしても、それならバラエティを豊かにしないとみて貰えなくなる。24時間がジャニーズばかりだったなら、ジャーニーズが好きな人は見ても、特に好きではない人からみれば多すぎると思っただろう。

そういうことだ。

まだこうやって、私なんかも記事を書いている辺り、まだ何とかなるかもしれないと思うだろう。
でも、私はみてないのだよ。見ていない人が書いている記事を読んで見た人がなるほどと思っなら、それこそテレビはもう時間つぶしにみる道具でもない。強いて言えば、つまらないから寝る前にバラエティ番組辺りを点けておけば、子守歌ぐらいにはなるかもしれない。

しかし、そろそろ本気でという甘っちょろい考え方が放送業界にあるなら、来年は記事に対して、さらに見向きもしなくなるだろうし、放送ももっと惨敗している可能性もあるだろう。

テレビ局は放送全体として、既に落第点を国民から言い渡されており、その一方でNetflixやAmazon Prime Videoなどの外資のWebビデオサービスが優良な日本のコンテンツに直接投資をし始めている。放送局が広告収入を減らし、人件費を減らすために、下請けに投げる方向に変わった00年~10年代以降、下請けで優れた発想力などを持つ人や脚本や演出が出来る人は、そういう場所に流れていくわけだ。これが続くかは分からないが、少なくとも視聴率が下がり続けていて、購買力の弱い高齢者が主流のテレビよりは直接課金で稼ぐサブスクリプションサービスの方が今はまだ強いと言える。

これらを見据えてTVerなどがあるからとかではなく、ちゃんと今後の放送の在り方を考えてコンテンツを育てないと、より視聴率と共にテレビの地位が下がっていくことだろう。

もちろん、世界遺産のように視聴率がそれほど多くなくても、CMとしての効果が大きい番組はある。以前はソニー、今はCANONが付いているが、これらがドキュメンタリーの一社単独での放送枠を持っているのは、それをみてくれる層は、そういう映像や写真を撮影したり、場所に行ったりというのを好む人が多いからだ。ただ、このままこれで続くのかは分からない。世界遺産番組も民放ではなくCSやAmazonなどの海外放送でも行われているからである。


即ち、優良なドキュメンタリーや紀行番組すらテレビをみない人からすれば、日本語圏以外の放送でも満足できる時代が来ているわけだ。
そこに、対して本当にテレビ局は真摯に向き合うつもりがあるのか?が問われてきたのに、未だに「そろそろ本気出しちゃうよ」である。そろそろという言葉を述べる人間はたいていの場合、アイデアも何もない。

本当に打開策があるなら、そろそろと言わず既に手を打つように行動を始めていることだろう。
打開するためのアイデアはないけど、すぐにでも何か手を考えないとならまだマシだが……。

まあ、チャリティを辞めるなら辞めてフェスティバル(お祭り)にしても良いだろうし、チャリティが前面に押し出されるなら、あくまで誰を助けるのか、どういう事業にチャリティとして寄付してどうしたいのかを半分以上伝える必要がある。その上で、それに賛同してくれる人が歌を歌ったり、チャリティオークションに出品したり、寄付前提のイベントをする風景を写す(映す)ならそれでもよいだろう。

お祭りにしたいなら、好きにやれば良い。アイドルでも芸人でも好きな人を呼んで、はしゃげば良い。但し、お祭りの場合は視聴者が参加しないと面白くないことを忘れてはならない。だから、スマホ連動でテレビ越しで出来る全国大ビンゴ大会とか、ゲーマーの大会とか、スポーツイベント、または実際に行われているお祭りや花火大会などを組み合わせてやるのが妥当だ。絶対にやっちゃならないのは、単に芸人とその芸人のファンやテレビ局のスタッフだけが、はしゃぐイベントである。これは本当にただの三流バラエティ番組である。


既にテレビ局にも広告収入が大幅に減っているところが多いはずで、予算は殆どないところもあるはずだ。

実際に、私の住む地域のローカル番組は昨年からいくつか消えてしまった。それもあって、テレビをさらにみなくなった。テレビCMも地方ローカルのCMは激減していたから当然だろう。だから、質の高い番組を作る予算が急激に細っており、結果的に取材や制作費が少ないひな壇番組が増えていく訳だ。しかもキー局の……。

ただ、このままその厳しい状況を理由にしていて、スポンサーが集まると思っているなら良いが、そうでないなら、金を掛けても、掛けなくてもみて貰える番組を考える事である。まあ、ラジオなどでは映像がないこともあり、パーソナリティ1人の番組も多くあるが、テレビもそういう番組を持っても悪くない。その代わり、リスナーに相当する視聴者(audience)から、投稿ビデオでも集めるとか、ラジオだと好きな曲を求めるが、テレビだとアニメやドラマのシーンを求めて、版権に問題なければ(翌週)、10秒ぐらい流すとか……。ダメなら、誰かが画に描いて再現するとかすれば面白いかも知れない。


映像に出来ることは沢山あるはずだが、そういうアイデアをどんどん出して番組を新しく生み出す力がないことが問題だ。古い番組のスタイルを維持すること、それが終わるときはもう手遅れになってからだと、もう視聴者は戻ってこないだろう。それぐらい、Webサービスというのは自由に自分が求めるものを選んでみられるメリットがあり、強いのだということを忘れてはいけない。







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