ほぼ役立たずの陽性者情報 …… 緊急事態宣言が機能しない「緊急事態」の中で。

昨日はグラフを出さなかったのだが、今日も出すことはない。
実はお盆中にグラフのスライス変更に着手して、まだ完成していないからだ。

以下はその一例である。
TEST_COVID_PR.png

まあ、公開するかどうかも未定である。
貯めてきたデータがかなり多くなってきているので、いろいろやっていたら情報量過多になってしまったからだ。
例えば以下は1例だが、
TEST_COVID_PR2.png
入院調整中は今過去最悪水準である。実は他の項目も大方人数ベースでは過去最悪水準なんだが、

1つだけ減っている項目があるのだ。それは、施設療養の陽性者だ。今回の拡大では一時期、ゼロだったほどで、8月に入ってから急増した。それでも、昨日時点でも分かっているのは43人(自治体発表分を元に集計)である。5月6月は400人台だったことを考えると、施設内感染は1/10以下に引いていることが分かる。これがワクチンを接種した効果であることは明確だ。


まあ、そんな改良を施しているわけだが、実際問題としてこの感染状況のデータがどれほどの意味を持っているのか……今回は本当に厳しいと思っている。
理由は、とにかく東京の感染者数がどう考えても足りないからだ。沖縄も自治体の関係者が無理というぐらいの時期があったが、東京の場合は無理とか無理じゃ無いとかそういう水準ではない程、人口水準から見た検査数と陽性者数が周辺で増加している陽性者数に対して、足りておらず、明らかに周囲に漏れているのが分かる。

しかも、それを増強しようとする雰囲気も特に見られない。
結局、1年間東京都は何もしてこなかったのだろう。まあ、東京だけではない話だが……。

結果的に、感染の尾がどこまで広がっているかが見えない状況に陥った。そして、それでもパラリンピックはやる方向なので、人々の動きも十分には減らない。緊急事態宣言という名の宣言が、既に機能しない緊急事態に陥っているのだ。

これも、行政府が撒いた種である。国は一部の飲食店や関連事業者にしか金を出さないし、その金額も所得保証水準ではない。
一方で、何日で終えると言っては延長される事態になっており、既に国民がそれを一緒に頑張ろうという気概はない。即ち、緊急事態宣言と称した言葉だが、それが平時の状況になってしまったわけだ。

さらに、蔓延防止等重点措置に至っては、蔓延拡大措置のような状況になる。これは、どちらにしても効果がないことを多くの人に知らしめてしまっており、結果的に次は、緊急事態宣言が来るとみて、人々をそれまでにやるべき事に進ませる効果を与えているのだ。

これは、簡単に言えば、注意報なら大丈夫、警報でもまだいける。避難準備ではなく、避難勧告だというのと同じだ。日本は、このステート(状態)を細かく分けて、段階的に信号を作るのが今と前の政権では恒例となったが、信号機に青、黄色、赤、以外の青、黄緑色、黄色、ピンク、赤のように色を増やせば、人は黄色でも動く。今でも赤の瞬間に交差点に入る人や車や自転車はいるが、区分が増えれば黄色が黄色としての効果を失うわけだ。

それを、この国は無駄にやって複雑にしてきたわけだ。本来は、緊急かそうではないかの2つだけで良いのに……。そして、その際たるが、今の緊急事態なのに、国が認めた五輪やパラリンピックなどは開催できるという流れである。これで、既にこれは機能不全となった。補償したくない余り、これをやったことが社会が真面目に国のために行動することを辞める切っ掛けを作ったわけだ。


まあ、これにはもう一つ国民の打算がある。それは、感染しても重症者の数が少ないということだ。
実際に、重症者の総数は増えているが、陽性比重症率は未だ0.719%で概ね8月以降の最小期に比べて半分以下で推移している。
回復比死亡率は概ね1/10まで下がっている。それが、人々の自制心を徐々に削いでるのも影響している。

こういう部分を考えると、これまでのように速やかに感染が下火になることは難しいだろう。
ただ、来週には夏休みの移動も減るはずなので、それなりに改善してくれるかも知れない。後は、Delta株がどこまで入り込んでいるのか次第だろう。



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