無観客五輪で消費明暗 ホテル3割安、高機能テレビ好調 …… 高齢者のテレビ需要は五輪、若い人はゲーム等で4K/120Pかな?

日本経済新聞社の記事である。


何でも五輪特需に結びつくのが今の報道だが、ホテルや観光業はこの夏も厳しいようだ。完全に、五輪という需要の宛が外れて廃業する観光業は多く、事業から撤退や、施設の売却を進める事業者も増えている。元々、五輪後には需要が落ちると言われていた中で、ホテルや飲食店は増加してきた訳だが、今回のコロナ対応中の五輪は評価を大きく押し下げているどころか、多くの業種にとっては完全に、お荷物となっている側面もある。

まあ、総理と関係者等は分かっていないだろうが…… 五輪スポンサーでさえも、こんな状況になるなら、スポンサーとして金は出さなかったぐらいに酷い状況のようだ。

問題はテレビが売れているという話が五輪に繋がっていることだろう。
そもそも、ハイエンドのOLED(有機EL)を利用したテレビは、昨年も一昨年も発表ベースでは好調という状況だったので、これは五輪のお陰で凄い訳でもない。元々OLEDの高級テレビは、本格的に登場して数年しか経過していないため、市場が徐々に拡大していたのが一つの要因だ。そのため、対前年で見ると伸びるのが当然なのもあるし……。

今回が五輪特需かというとそれも微妙だ。購入する人が若い層だと、多分購入目的は五輪ではなく、Youtube、Abema、Amazon Prime Video、Hulu、dTVなどのサブスクリプションまたは無料ネット動画がテレビ本体だけで視聴できることを理由している人も多いはずだ。これらの放送(一部は4Kを含む)を十分に高画質再生出来るテレビは、4Kテレビだからだ。そもそも、地上波を見るのに4Kテレビなど要らない。テレビ放送は2K放送だからだ。

BS 4Kでも見ない限りは……。しかし、若い層は多分、BSまで見る気はないはずだ。NHKの受信料が高いからである。じゃあ、何に使うかというと、4K映像もあるネットコンテンツチャンネルを見るか、ゲーム機で遊ぶために買う訳だ。場合によってはテレビでテレビ会議の映像を流す人もいるかもしれない。その目的での購入率は上がっている。

逆に、中小型の液晶テレビでは、こういうネット動画を受信する機能を持たないテレビも多いので、そちらに需要が移っているというのもあるだろう。まあ、Chromecast with Google TVやApple TV、Fire TVでも買って取りつければ、同等のことは出来るし、そっちの方がテレビのスマート機能より下手をするとアップデートが長くてリスクが低い可能性もあるので、ネットコンテンツ目的なら買替えよりこういったデバイスを揃えた方が安上がりである。

一方で、中高年以上の高齢者などになると五輪目当ても増えるかも知れない。

テレビが売れるのは巣ごもりが続くとエンターテイメントの中心としてテレビを選ぶ人が増えるからである。ただ、そこに五輪があるからというのは実は間違いで、もし五輪が本当に評価されているなら、無観客だろうが有観客だろうが、テレビは猛烈な売れ行きを示しただろう。好調とかではなく、1.5倍~2倍で液晶も含めて大型高機能が売れたはずだ。そうならなかったということは、五輪の効果が弱く、他の目的買いを含んだ要素が多いと言うことだ。そこには、既に昨年のうちに売れたという点と、そもそもテレビ以外の使い方の方に魅力を感じている人が増えているという現実もあるだろう。

形としてテレビでもディスプレイや、ネットコンテンツのためのIP受信機という使い方を求めて居る人がいまは増えている。何せ、テレビはバラエティ番組ばかりで面白くないのだから、TVer辺りで後から評価されたコンテンツを見る人は増えている。









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