“老け”の原因はお酒? 「飲酒」と「糖化」の怖い関係 …… そもそも「酒」に限らない話で、アセトアルデヒドそのものは糖化ではないような?

Yahooに掲載されていたMi-molletというWeb女性誌なのかな?の記事である。


年々、こういう記事が世間に増えていくのは、日本が高齢化しているからだろう。
高齢者増えると、老化を気にするようになり、それを見て若い人も気にするようになる。だから、○○が悪い。××が良いという話になりがちになる訳だが、だんだんと質が下がっているのも間違いない。

現実問題として、糖の問題は酒よりも、別のもので吸収している人の方が多いことを書かないことと、アセトアルデヒドを糖化と同一視している辺りが、既に間違っている。本来は、アセトアルデヒドは急性中毒を及ぼす毒であり、糖化の産物ではないし、これが糖化の家庭でもないし、毒性が糖化と同じことをしている訳でもない。


<糖化は砂糖-ブドウ糖、果糖、乳糖によって起きる>

糖質にも種類がいろいろある。一般に知られているのは白米など炭水化物を食べて消化吸収するグルコース(デンプンを分解した糖質、ブドウ糖)が有名だが、糖質として活性作用が強いのはフルクトース(果糖)である。また、ガラクトース(乳糖)も高い活性作用がある。同じ糖でもいろいろ種類があり、その主成分によって、糖化の速度が変わるとも言われる。

他にも糖質はあるので、それらでも起きることはあるだろうが、人の体では消化吸収して体内で利用出来ない糖質もあるので、その限りではない。

酒に限定して言えば、

一般にデンプンを主成分にもつお酒(ビール、芋、米、麦焼酎、日本酒、グレーンウィスキー)は、そこに糖質があっても糖化が進みにくいかもしれない。
それに対して、乳酸発酵をするヨーグルト酒やミルク酒などの製品はそれより糖化が進む可能性がある。
さらに、果糖が主原料の葡萄酒などの果実酒はさらに糖化作用が大きいかもしれない。

まあ、加工工程や残留糖質の量による差もある。

当該の記事の場合は、そもそもアセトアルデヒドの毒性(これは糖の毒性ではなく、悪酔いをもたらすアセトアルデヒドの結合属性になる)の話であり、本来は糖化とこれは別の作用であると考えられている。元々アセトアルデヒドの毒性は、全く別物で、直接タンパク質を主成としている部分に結合(求電子的付加)しその属性を壊す。人間の体は、細胞も遺伝子(DNA)もタンパク質を主成分にしているため、どういうことになるかは分かるだろう。

これが、アセトアルデヒドの毒性であり、これは糖化とは直接関係しないのである。急性アルコール中毒や、直接それを接種したならアセトアルデヒド中毒、シックハウス症候群などに該当する疾患や病気である。

糖化というのは、上記した3つまたは他の糖も含む糖質が、分解工程を経ずにタンパク質などの他の成分とランダムに結合しメイラード(褐色)反応をもたらすことを意味している。これは、主に直接必要以上の糖分を摂取し血中糖度があがっているときにより多くなることが分かっている。また、メイラード反応を利用した着色料などの大量摂取でもこれに相当する影響がもたらされる場合があると同時に、焦げなどもこの効果であることを考えると、焦げた食べ物は発がん性などを謳うのもその影響と言えるのかもしれないが、焦げの工程にもいろいろあるので、その限りではない。そういうケースもあるというだけだ。

糖化のプロセスにはまだ判明していない因子も含めて数百あると言われるので、アセトアルデヒドを有無ケースもあるかもしれないが、今のところそれは含まれないはずだ。中間因子として生み出されるのはアルデヒド基を持つ別の物質であり、ケトアルデヒドなどいくつかのアルデヒドと付く物質である。これは、糖化というものが、酵素による分解ではなく、お互い(糖タンパク質)の引っ張り合い(結合)によって分子がほぐれ別のものにばらけていくことから生まれるからだ。そして、その工程の最後がAGE(Advanced glycation end-product/高度最終糖生成物-終末糖化産物)である。


これが糖尿病などの病気を引き起こしたり、肉体や血管の老化を招くことが分かっている。また、認知症などにも影響する可能性が示唆されている。

では、糖化で怖い食品というのは何かというと、実はお酒よりもジュースの方が怖く、夏場だとアイスクリーム(氷菓)やかき氷の方が危険だ。
果糖や砂糖が多く使われている清涼飲料などは、糖化の原因になるし、氷菓はほぼ砂糖や乳糖と水で占められている。さらに、かき氷も同様だ。

夏場は、こういう冷たい飲料や菓子を間食に取る人が増えるので、こちらの方が実は糖化のリスクが高く。隠れ糖尿病などを生み出しやすいのである。


お酒に戻って、糖化というのを説明すると、

実はお酒の糖化というのは、体内に入ってからの分解ではなく、製造工程で行われる醸造の過程が糖化を利用した工程が含まれていることが知られている。即ち、お酒を飲んだ後ではなく、醸造する工程が糖化で、呑んだ後の体内で工程は消化と分解に伴う中毒反応である。原則としてアルコールの分解にメイラード反応は含まないからだ。

但し、アルコール飲料には相当程度の果糖や砂糖を含む飲料もある。そういうものはジュースと同じで、大量に摂取すると糖化ももたらし、アルコールの作用とセットでより健康に害を与えるだろう。また、酒の肴として食べる食品はアルコールの影響を受けると塩味や甘みなどが鈍るため、比較的味の濃いものになりがちだ。それに伴う塩分のとり過ぎ、糖分の取り過ぎ、その他栄養の偏りというのも影響する事がある。

即ち、酒=アルコール=糖化ではなく、アルコールに合わせて食べる物やアルコール飲料の味付けに糖質が使われていると、アルコールの害と一緒に、糖化の害も受けるからダブルパンチになるという見方も出来るということだ。

だから、そういう研究でアルコールと糖化が関連しやすいという見方も出来るだろう。
特に、もう寝るだけなのにシメにラーメンとかやっていると、糖化が進むかも知れない。

と本当は書いた方が糖化の怖さを伝える事になるかもしれない。


これは、コロナなどの情報でも世間が理解し、分かってきているはずのことだが、研究や調査の方向性でこういう傾向が出たというのと、それが事実と結びついているのかどうかは必ずしも、一致するものではない。そういう体で調べた結果、予想した結果は出たとしても、それをさらに小さく細分化して調べると、原因が全く別の一緒に食べた物や、日頃の食生活から来るというのはあるからだ。酒の場合は酒と合うつまみなどが影響する事も多分にある。

お酒に絡むネタの場合は、呑んだ酒量も重要だが、呑んだ酒の種類も大事だし、何を一緒に食べた、アルコールの入っていない水やお茶などの水分を一緒にどれだけ摂ったのかなども大事になる。何より注意したいのは、お酒に肴(あて)がないとお酒が飲めないと言う人と、甘いものや炭水化物が好きな人は、気を付けることだ。そもそも、AGEに関しては酒を飲まなくなったら老けなくなるのではなく、甘い物が好きな人、炭水化物が好きな人に影響を与えるのだから。

糖質をある程度節制した生活をする人が健康的に生活出来る。
酒の代わりに甘い清涼飲料を飲み出したり、氷菓を食べるようになれば、むしろその方が危ない可能性もある。

まあ、はっきりしているのは飲酒と糖化より、飲酒とアルコールの関係が怖いのであって、糖化=飲酒とは限らないこと。糖化なら酒の種類によっても、影響が変わる可能性を示唆しなければダメだと言える。それがないことが残念である。それがあると、酒より糖化で怖いものは……というのが出てくる訳で、酒がテーマにはならないだろう。

酒をテーマにするなら、アルコールの分解工程だけで記事にすべきだろうし、糖化を記事にするなら糖質全般に対して……この時期だと、清涼飲料や氷菓などの甘い飲み物の飲み過ぎに対しても、警鐘鳴らすべきである。まあ、アルコール飲料も砂糖・果糖・ブドウ糖が含まれるものについて説明するならその限りではない。





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