現陽性は減少中……但し、B.1.617(インド)変異株の疑い・確報市中確認は100超へ。ワクチン接種は予想より今はまだ遅め。

現陽性は今日も着実に減少している。
減少ペースは13日前の増加分を超える勢いで再び加速が掛かっているのには少し驚いた。
新規陽性も減っているが、回復が予想しているより期間ベースで多いのだ。医療機関の逼迫度が下がっているのも影響しているのだろう。

今週引き続き、増加局面をキープしているのは沖縄と高知である。
重症者などは減ってきており、死亡者数も徐々に減ってきている。本当にいつも思うが、独自集計の重症曲線は右を向いたクジラの背中のように綺麗な曲線を描いている。これが左向きになると重症も現陽性も増加局面である。今回死亡がそうならないのは、前にも書いたが一部の自治体(関西)で集計が美味く出来なくなっていた時間があったからだ。


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上記のグラフは他に書くこと無い。減り続けており、このまま順調に減るなら文句はないからだ。

ここからは、今後を占うものである。
まず、変異株の状況が以下である。昨日は厚労省のHER-SYSの結果も出ているが、あの集計とこの集計は異なる。
こちらは、自治体のスクリーニングや疑いも含めており、さらにHER-SYSではまだ登録されていないが、国立感染症研究所から自治体に結果が届いて、自治体が発表している集計を元に出したものだ。これのB.1.617の件数が103になった。これでもう確定だろう。英国株(B.1.1.7)の次に来るのはこいつになる。それを止められるかどうかは、いつから次の感染拡大が始まるのか、それを止める術があるのかだけの話になる。
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それを占うのは、日本では既にワクチン接種だけである。もう、緊急事態宣言は効果を出さないだろうから、これだけだ。


<ワクチンの状況は若干予想より遅い>

首相官邸とNHKの情報によると昨日時点で1回目接種数は、10,991,098人である。1日の接種数は1回目だけで388,822人、2回目が147,268人である。最低でも1回接種すれば、発症しても重症化する確率は半減以上に下がることが分かっているので、これの数がどれだけ増えるかが重要である。




今のペースで接種が進むと仮定した場合の予想を書いておく一応基準データは以下となる。

2021年5月現在の推計人口(1億2536万人)
2021年5月現在の15歳未満の人口(1493万~1499万人5千人)
16歳以上の接種人口1億2536万人-1499万5千人-推定100万人(15歳の人口)=約1億936万5千人


総人口接種率/約8.768%
16歳以上の接種対象者接種率/約10.050%


概ね初回で39万接種が行われている換算なので、
今後3日間での1回目接種者の推計人数/117万±15万人として

この場合の土曜日までの接種率
総人口換算/約9.70%(範囲差9.58%~9.82%)
16歳以上換算/約11.20%(範囲差10.98%~11.26%)

となる。
即ち、先週示した今週中に総人口の10%が接種を終えるのは今のペースが続くと若干難しくなったと言える。
週末の日曜日(翌週になる)か月曜日に突破することになるのだろう。

やはり、2回目の接種が徐々に数を増やしていることで、例えば今日から100万接種を始めても、Pfizerなら3週間後から2回目の人が100万人接種に訪れることになり、モデルナなら4週間後に訪れることになる。

そうすると、新規を同じ数接種するには200万回分の接種能力が必要になるわけで、特に都市部だと采配はかなり難しいだろう。

だから、3/5(5分の3)が初回という状況をキープできるように増やしていけるかが実は一番大事になるが・・・。極端に増やしたり、減らしたりすると結果的に2回目打ちが上図に出来なくなったり、1回目の接種増加が止まったりすることもあるだろう。

自治体はそれも考えてやっているところが多いと思うが(既にに北九州で、考えずにやって新規接種が止まっているところもある)、今後自治体以外の接種が始まると、この問題が起きやすくなるかもしれない。3週間後、または4週間後にそれがあることを接種予約などを受け付ける病院や施設、企業などは忘れずに、政府などがどんなに圧力を掛けようが、無理をせずに接種計画を組んで、止まらないようにしてほしいものだ。


尚、今の1回目接種数(39万/日-1回目)をキープした場合、今日~7月末の時点で2223万人に1回目の接種が行える計算だ。
即ち、3322万1千人が初回接種を終える訳だ。この時点での接種率は初回接種率は総人口比26.5%となる。対象人口比30.4%となる。

これが予想される最小である。ちなみに、100万接種を7月31日までに達成出来るとした場合で1回目日別接種が総接種の3/5(5分の3)を維持出来るとした場合、今日から7月末までの期間平均が48万~51万(50万-中央値)ぐらいまで上がると思われる。
その場合は、今日~7月末で2850万人に1回目の接種が行える計算である。
即ち3949万1千人が初回接種を終える計算である。この時点での初回接種率は、約31.5%(対象人口接種率36.1%)となる。



尚、高齢者の初回接種がこの時点でほぼ終わっているならこの辺りから、死亡重症化の傾向が若い人に向かう可能性が高い。
ピーク感染者数は3割を超えれば、過去最悪の8割ぐらいまで抑えられるが、これは欧米の規律あるロックダウンを参考にしており日本の緊急事態宣言+B.1.617という強いウィルスでもその効果があるかは分からない。

まあ、はっきり言えることは1000万超えたとか言ってもまだまだ先は長いと言うことである。日に40万接種50万接種を超えていても、実際に初回接種に使われるのは、今で3/5(5分の3)である。この先、この接種数をどこまで安定して増やしていけるのかが大事だ。

感染拡大が1月~3月と同じ道をたどるなら、7月頭までに125万から150万接種で3/5ルールを維持するぐらいにしないと、ちょっと次の感染拡大の大きな抑制には間に合わないだろう。(辿らないなら問題は無い)


ちなみに、実際の接種による免疫抗体獲得には、2週+αの時間が必要である。さらに、貪食から抗原提出を行っている期間、3日~9日分は実際に感染症に対して弱免疫期間(通常より他の免疫反応が鈍る時期)になる場合もあるので、本来の免疫獲得として接種率を出すなら最低1週~2週分は差し引く必要がある。上記や、NHKの記事は差し引いていない数字である。


ある意味、政府が焦っているのは、これをオリンピックから逆算して計算している人がいることと、3月の二の舞になる可能性があることを、理解している人がいるからだと思われる。


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