関西は大変な状況に……だけど数字上は先週の予測範囲を佚していない。むしろまだ低い方。

当ブログで調べている独自集計(各自治体が示している詳細な療養集計)において、
昨日の回復者数は1,775、新規陽性発表数は3,450である。死亡が25、増減数が1,655で、現陽性は27,577だった。
新規陽性だけで見ると、一昨日が2,643だったので予想以上に一気に増えたように見える人もいるだろうが、実際はそうでもない。


ここで先週計算した値から見れば、概ね回復者数は計算通りの域にある。一方で、新規陽性者の発表数は3,450で週明けの月曜日に日曜分が減少したことから、予測したものに比べると高くなった。しかし、先週の週末に計算したものに比べると予想通りというか、極めて悪い数字でも無かった。推定範囲での最悪値は、4000ぐらいで、それを超えて4500とか4800などなら悪い意味で有り得る。(2倍値換算)
それ以上なら指数学的な計算範囲外とみていたので、まだ低い。ただ、木金で増えてそこまで行く可能性はある。

専門家がこれを想定していない方が、力不足だろう。専門家の看板を下ろすべきだ。


実際のグラフは以下のようになる。
右の増減の週辺りの線形ラインを見ると良く分かると思うが、殆ど平均ラインと言える上昇に切り替わった。この点で見ると、もし本当に危険な状況だとしたら、今日明日以降でこれをさらに凌ぐほどの上昇が見られると思われる。恐れるべきはそこである。そして、この恐れを抱いても今何かして今週の数字が変化することはない。SARS-CoV-2/COVID-19の感染から発症まで、発症から検査で陽性が見つかるまでには、時間差があるからだ。

今日の行動は1日~10日後の感染者になるかどうかを決める物であって、今日感染者になった人が昨日行動を改めても、感染しないという道は殆どの場合ないのだから……。

現陽性の多い自治体は大阪がNo1でキープしている。他の地域も感染が増えているので25%まで達する事は無かったが24%台であと1%で1/4である。
問題は、療養割合として、自宅療養が25%に迫っていることだろう。確定入院中の割合が急速に低下してきており、3割を0.01%下回る29.99%という状況まで下がってきた。急激に入院できる患者がへっていることが分かる。

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病床占有率は関西の話よりも徳島がかなり伸びてきている。ここはみなし入院(陽性者が全て入院中扱いでカウントされる)で全ての療養中が入院扱いでカウントされているので、この数字より入院は少ないだろうが、香川の宿泊療養も含めて四国の状態は危うい。関西ばかりが酷いわけではないのだ。また、沖縄も厳しい状態に突入してきている。
人口平衡化を見るとそれが良く分かる。大阪、兵庫、奈良、和歌山はもちろんだが、沖縄、徳島、香川、愛媛もしっかり円グラフの内側に自治体名とパーセンテージが入っているからだ。人口比では既に西日本の方が危険な状態の府県が多いことを示している。
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重症者数は、増加傾向が続いている。大阪・兵庫は合わせて全国の52%までさらに1%占有率を上げた。これが、電子機器などのシェアなら、寡占状態に向かっている。死者数はまだ減少が続いている。


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入院中(みなし含む)は上昇傾向が緩やかになってきた。これは、関西圏の患者増加に対して、病床が確保出来なくなってきたからである。実際に大阪の調整中は1829人まで増えている。緊急事態か非常事態か知らないがそんな状態である。ただ、実際に余裕が完全に無くなってから出しては元も子もないのだが……今回注目したいのは日別陽性者の円グラフ(真ん中)だ、大阪が全体25.405%に達しており、東京が16.059%兵庫が9.462%と続く。この三都府県で昨日陽性者発表があった患者の50.926%を占めるのが今の状況だ。仮にここがゼロになると、全国での新規患者数は半分の1757人になる訳だ。

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拡縮状況は日ベースで0.3%まで上がり、週平均は0.192%になった。週で上昇率を見ると昨日と比べてほぼ横ばいである。だから、安心では無く、これが次に上に伸び始めるときは、東京(関東)か、愛知か、福岡辺りが急騰を始めた時だろうという話になる。

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最後に一応、これまでのコロナとの戦いに対する国や自治体の対応について「おさらい」をしておこう。ファンタジーな形で書いておく。

敵はこの世界最弱のコロナスライム(SARS-CoV-2)のはずだった。
最初現れたのは、2019年の10月頃だった。

2020年1月に世界は、それを新種と認識した。そして、WHOは、それが人から人に感染することはないと発表したが……たった10日ほどで
それは瞬く間に増殖し中国湖北省武漢市で猛威を振るった。

そして、2月頃にはそれが撤回され、3月にはWHOの緊急事態となる。但し、渡航制限はしないこととした。
そしてこれが最初に日本にやって来たのは、1月である。そこから、3ヶ月で数百人を襲うまでになった。

だから、去年の四月は伝家の宝刀を抜いて「全国緊急事態宣言」の魔法を唱えた。
この頃はまだ普通の新型コロナスライムだったので効果は大きかったが、民衆のHPとMPの消費が激しかった。政府はそのために、全国民に一律給付10万というHP回復薬を使ったり、給付金をばらまいたりした。しかし、それでも、損耗した体力は回復しなかった。だから、聖剣など使うんじゃないとか、この国の人間はスライムなんかに負けないfactor Xという格好いい防具があるぜぇ~と、嘯いた。⇒まあ、嘘だったんだけど。

まあ、そういうのもあって、みんなの不満も大きいし、感染もそう広がらなかったし、遊ぼう動こうキャンペーンを打つことにした。それが、GoToというイベントであった。そしてそれが始まる頃の7月に次の波が来た。このときは、伝家の宝刀を抜かずに、自治体毎の感染指標レベル1~4を利用して戦ったというか、みんなで自主的にスライムに見つからないように隠れ乗り切ることになった。

やっぱ、俺達は強い。9月~10月にはfactor X最高と思ってGoToに乗っかる人が増えた。しかしその頃、コロナスライムもそっと隠密で広がり始めていた。このスライムは、夏になると色が透けて活動が弱まるものの、広がる能力があった。

その結果、温度が下がる10月~12月にスライムに取り憑かれた人は急増した。
結果、今年の1月は、「緊急事態宣言」を使う事になった。但し、前回の名匠の剣ではなく、その名称を持つ贋作の剣を地域限定、機能限定で発動した。
この頃スライム達は他の地域は国内で数を増やしたことで、環境に適応する新しいハイブリッドを誕生させ始めていた。
ただ、まだこの国にはそれほどいないということで、緊急事態を長々とでもやれば何とかなると、それだけの対策が行われた。そして、多くのHP/MP(地方の経済力)が再び失われた。結構侵食されたが、結構な時間を掛けたこともあり、このお陰で何とか食い止めたことになった。(ちなみに、ここでは総括したが世間では検証や総括もしていない。)


3月になる前に、奴らは一旦勢いを緩めたので、再び人々を動かそうと言う機運が高まった。いや、それどころか人々はもう耐えられないと動き始めていた。だから、緊急事態宣言(贋作)を早めに解除した自治体が現れた。段階的にレベル解除を掛ければ大丈夫だと考えて……。そうして、徐々に解除していこうとしたが、奴らは当然のように、それを見逃したりせず、完全解除する前に再び感染が広がり始めた。

尚、この頃には新しい救世主、「トジナメラン」、通称mRNAワクチンが開発され配布されることになる。但し、初期の生産配備数は限られており、高齢者だけでも配布が終わるのは6月以降ということだったが、それが本格的に使われる前に人々が動くように働き掛けたのである。

そして、また増えたので止めることにした。
今回は「蔓延防止等重点措置」という名のお店に科料を課すという強制的に一部の施設を止める小技を加えたが、「重点」という言葉が付き、伝家の贋作より、狭い範囲で強い効果を発揮する制限を作って発動した。しかし、そこにいたスライムは既に過去のコロナスライムではなく毒々しい色の変異株コロナスライムであった。果たして効果はあるのか?それとも、弱いのか?

To be Continued……

って感じだろう。

ちなみに、日本のダメな点は、ギリギリまで状況を見極めている割に、前回の対策を取ったときより、対策も劣化させているか、前のまま何も変わっていないということにある。それに対して、奴らの進化や変異に対する考え方は極めて脆弱なので奴らが上手になっていれば、より悪い状況に追い込まれかねない。いや、実際に追い込まれている。

海外では、確かに初回より2回目の方がギリギリまで頑張って非常事態宣言を出さないところもあるのだが、根本的に日本と違う点がある。それは、前回の最悪だった部分まで医療の体制を引き上げるか、それが出来ないにしても、ある程度のロックダウンなどに関する補償制度の均一性を確保したり、前回不評だった部分と、そして効果が出そうな部分のバランスを議論して改善しようと試みている。日本はそれがない。下手をすると国民も、factorXのようなものに惑わされて、現実離れしてしまう。

だから、日本は真逆でだんだんだんだんだんだんと劣化してきた。

補償も、ロックダウン(緊急事態)の範囲や対応レベルも下がってきたのだ。その結果、地方では、結構店を閉めたところも多い。何せ、緊急事態じゃなければ飲食店も、1日/6万とか貰えないからね。それなのに、人の出は関東などの報道に流されて低下するため……業績は悪化するのだ。対象の地域でも、飲食店以外にそれはないから、都市部でも結局それが不満や失望となる。

だから動かせという人も出てくるが、動かしても、心配する人は来ない。
それを繰り返した結果が今だ。

そうこうしている間に、関東や関西は我慢できず感染を増やし、変異が広がる。今度は、地方でも爆発的に増えるかも知れない。実際に、四国の押さえ込みをはじめて2週間ずっと続いている状況は異常だ。それを見て、またビクビクすることになる。この負の連鎖が続く訳だ。

今回がどうなるかは分からないが、変異株の力が予想以上という体で最悪の方向へ行くか、それとも大したこと無かったお陰で、何とか助かるが上の見立てでは俺達が、蔓延防止等重点措置を作ったからであり、出したからだと自画自賛するかのどちらかだろう。そこに、出ている数字や感染力などを見据えた動きを考える手はないのだろう。







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