現陽性は増加も、東北は概ねピーク(高止まり期)に突入の模様……関西以西は困難な状況。

週末も現陽性は増え続けた。その大半は関西圏より西での陽性者が増えているからである。
東北、北海道はまだ増加傾向ではあるが、増加と減少が交互にやってくるようになった。いわゆる高止まりに入ったようだ。

現陽性を減らすには、現状の感染者数の8割まで新規陽性が減って9日~12日維持すれば減少が継続するようになる。尚、新規感染がゼロで収束しても、病院等から回復して患者が退院し終熄するには、無症状で、9~10日、重症者で回復する人だと28日(4週)~最大56日(8週、重症者のうち1-7%)程度掛かる場合もある。

そのため、実際問題として新規の感染者が減り始めても、病院の中程度以上のベッドが空くのは最後の最後である。
そして、それが空く頃にはSARS-CoV-2/COVID-19以外の前々から手術や治療計画を立てている患者が今か今かと待っている状況になる。即ち、コロナが終わったからといって休めるわけでもない。そして、予防接種(ワクチン)が始まる前に感染は再び増えるというのも悪夢である。


<今週は新規陽性で3000-4000台……、回復が1600-1900、現陽性増減が+300~2000>

ちなみに、計算上で言えば今週は3000台に新規陽性発表が乗っかる可能性が高い。まあ、最小は1400~1900で、上が3000~最悪で4800ぐらいになると想われる。下手をすれば関東で感染が増え始める時期に入るはずなので、4000超えも考慮した方がよいと見た。一方で回復・死亡は先週より400~500増えて1300~2300だろう。計算上は最大が2314ぐらいまで上がる。

即ち、陽性者が急激に増え始めた頃の感染者が、回復期に入るわけだ。
まあ、増え始めたタイミングで引き締めをしていれば、今日の集計(明日の発表)から急減期に入っていただろう。
だから、早く手を打てば、早く感染拡大も終わって、余裕が生まれるという訳だが、日本は国民は努力しているのに、行政としてそれを嫌がりしない国である。

現陽性は、新規陽性が1300~2300/日を下回るなら、減少する可能性がある。しかし、それを上回るなら、増加し続けることになる。
4000台を出すような状況になるかは関東と関西次第である。まあ、他の地方自治体が全て100人/日感染者を同じ日に出せば、4000は超えるが、そこまでの拡大はないと信じたいと思う。もし、そうなったら、全国一斉の緊急事態宣言を去年の4月レベルで出さないと、ワクチンの接種計画が全国で崩れてくるはずだが、多分今の政府じゃその場合でも、まず蔓延等……を打って、ダラダラじわじわ真綿で首を絞める活動になるかもしれない。


本題である。

週末も感染者数はきっちりしっかり増加しており、特に増減は線形を上回る水準になっている。
但し、週末の増加幅は、トントンと急拡大していく状況から若干頭の重い状況へと転じた。
これは、感染者数が減ったと言うよりは、回復者数が増える時期に入ったからだ。最初に書いたように軽傷者などは、9-12日程度で回復扱いとなるので、それの時期に陽性者が1500人台に差し掛かる頃の患者が含まれ始めたのだ。これで、新規感染者が横ばいか減っていれば、減少になるはずなのだが、1.5倍増しで増えているので、減少には転じず伸びを鈍化させるのが精一杯だったわけだ。

今週関西が減少に転じて、その代わりになる自治体が出て来なければ、今週大きく減るだろうが、緊急事態のような宣言を出しても、5日は惰性で増え、そこから数日頭打ちになるので、蔓延等……を発表したころから減り始めたとして、頭打ちになるのが今週の半ば、減少が始まるとしたら早くても来週だろう。


ただ、減少が一気に進むのかというと、東北の状況を見る限り、一筋縄ではいかないだろう。
予想以上に、変異株の感染力が強いように見える。

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全国の病床占有率は、宮城の施設療養がまた一際高くなった。指定医療機関の病床占有率が凄い高い訳では無いのは、協力病院が多いからだ。但し、この病床はあくまで最大数であり、指定医療機関に入れない理由は、どうも指定医療機関側の病床数が他で埋まっているなどして、逼迫しているためと思われる。こういうのがあるから、公共医療機関が少ない日本は厳しいと言える。

次に山が高いのは、関西である。それより北東方向は、青森、秋田、山梨、岐阜、静岡、(京都は週末詳細集計停止中のため除外)を除いて、いずれかが2割台である。
西日本はそう考えると、相対的に低いのが分かる。但し、四国はこの2週間で山が東日本と同水準になっているし、沖縄は関西圏と同等まで増えており、他の地域でも、他の地域への移動による感染が目立つようになってきている。何より不味いのは、西日本はその少ない感染者の中に変異株が多いという点だろう。グラフには出していないが、変異株の日別数も自治体が公表していれば計算しているが、1件2件しか患者がいない地域でも、その1件2件が変異株になっていることがある。

人口平衡化では、宮城が全国比で9%台まで下がった。沖縄、大阪、兵庫、山形、愛媛、徳島などが頑張って追いつこうとしているので、それが功を奏した形である。宮城が減少期に入ったわけではなく、単に急増期に入った患者の回復が始まり、頭打ちになっているだけだ。
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重症者は、明確にそして確実に増加している。大阪の割合が32%まで増えたのは、大阪の感染者が急増し病床が再び足りなくなる恐れが出ているためだろう。逆に死者数は減少しているが、多分関東など一部の自治体は今日の集計で週末分が出てくると思われる。

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入院中は右肩上がりで約1100人/週の増加である。右下の調整中患者が大阪で1000人を超えたこともあり、今後も増えるのは確実である。
調整が付けば、大阪だけで1000人近く※入院していたかも知れない。(※この調整中には入院以外も含むので全部が入院とは限らない)

注目点は当日回復が週末から増えたこと。国内当日陽性者数に減る兆しがまだ見られいないことぐらいだ。回復者数は先週の初めぐらいの患者が回復してきているので、増加しているが、陽性が減らないことには逆転はしない。逆転出来る可能性があるのは今日(明日ここで公開する集計)と、大阪などが減り始めるとしたら、今週の金曜辺りに逆転出来る可能性もある。確率は低い。

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拡縮状況は週末も悪化した。日別でも先週と比べて改善していない。
だから平均も悪化している。上がりはまだ緩やかであるが、後は関東次第といったところだろう。

20210404_E.png

全体集計は以下である。
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今日はエクセルで元となるテキストも公開しておく、このデータの利用や加工は個人であれば自由にして構わないが、以下に一応の条件を書いておく。
それから、気分で公開しているので明日(のデータをアップロードするとき)には消すかも知れない。リンク切れになっている場合は、そういうことだと思って欲しい。(再掲はしない)

仕様も公開予定はないし、結構細かく複雑なので、使う人はいないと思うが、
もし、ネットや学習用で編集し頒布して使う場合は、以下のロゴを入れ、URLにこの記事の日付リンクを加えることを推奨する。
どうしても、入れるのが嫌ならば、上記している上から4番目の画像の下左半分の出典元情報を全て貼り付けて欲しい。

尚、このデータには変異株の情報が含まれているが、更新間隔が、不定期で、且つ都道府県発表と、厚労省発表が混在しているため、これは利用はしないことを推奨する。

PDOr.png


-注意事項-

・当該ファイルには当日未確定データが含まれています。
・各自治体の累計患者数上に正常と書かれていないものは、不一致または差分調整が行われていることがあります。
・区分演算が0以外が入っている場合は、その件数分データに不整合があります。
・変異株情報は厚労省と、自治体集計を使い分けているため、最新の情報ではない場合があります。(最後に追加されたテスト中情報であるため、利用は推奨しません)
・3月26日の自治体データレコードは3月25日のままとなっていますが、日付以外の情報は当日情報です。
・当ブログのデータは全て、自治体発表分(その日として公開している情報)を元に計算している物であり、厚労省の集計や、新聞社、テレビ局の集計のそれとは数字が異なる場合があります。

・そのままのデータを別のサイトに自分が作ったデータのように公開しないこと。
・加工編集については上記に明記した条項に従うこと。
・元々の提供元は自治体及び厚生労働省であることに留意し、データ規約に従ってください。

・データの内容についての質問などは受け付けませんのでご了承ください。



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