悪化を続ける現陽性……一部地域は2週間前の4倍超に急増。

小出しに、蔓延防止等重点措置を行った成果が週末もしっかりと出てきている。
惨敗に近い感染を広める成果だ。しかも、もう四国を含む西日本は市中での定常感染になっており、以前は少なかった北陸はもう過去最悪の状況だ。

強いて言えば、まだN501Yの広がりが少ないと思われる宮城や岩手など北日本ではまだ効果が出ているところもあるが……
他は、徐々に感染の押さえ込み効果を失っているか、全く効果が出ていないどころか悪化しているのが明確なところが増えてきている。良くても横ばい、悪ければ2週で2倍~4.84倍の悪化となっている。

だが、2週間様子を見るのがこの国のスタンスであり、自治体のスタンスである。もう、どの国も2週間なんて様子を見ちゃいなかったのに……。
それは、積極的疫学調査をする中でどの国も学んだことだ。感染から発症まで5日~7日平均で、発症した人の周辺を囲い込んで調査しているなら、5日後から7日後には成果が見えるからだ。しかし、日本は2週間で成果がとか言っているため、その1週間で感染の広がりが減少していないと、その分広がりが大きくなる。

それが、命取りの状況をずっと生んでいる。専門家でさえも、それを理解していないのが日本国だと思うと、この国はもう経済大国に戻ることも出来ないだろう。ちなみに、これをWHOが明確に示したのは、昨年の春である。各国がそれを取り入れたのは、昨年冬の拡散期までにである。日本は、今回もそれをやらないのだから、遅れとかそういうレベルではなく、頭が悪いとしか言いようがない。

現在陽性の推移当日(昨日)、前日(一昨日)、2日前(3日前)、先週、先々週は以下の通りである。
尚、スマホでは画像版がこちらで参照できる。
現在陽性の推移(2週)
 
差分増減\戻り日
当日
(処理中)
1日前2日前先週2週前
都道府県1日前
2日前
1週間前
2週間前
4月18日4月17日4月16日4月11日4月4日
全国1,777 (104.30%)
4,191 (110.77%)
10,837 (133.59%)
18,052 (172.06%)
43,10241,32538,91132,26525,050
北海道49 (105.08%)
99 (110.83%)
125 (114.08%)
207 (125.68%)
1,013964914888806
青森県6 (103.35%)
19 (111.45%)
12 (106.94%)
20 (112.12%)
185179166173165
岩手県-5 (090.91%)
-17 (074.63%)
-60 (045.45%)
-63 (044.25%)
505567110113
宮城県-57 (094.55%)
-50 (095.19%)
-191 (083.81%)
-573 (063.32%)
9891,0461,0391,1801562
秋田県0 (100.00%)
4 (108.16%)
8 (117.78%)
30 (230.43%)
5353494523
山形県7 (102.88%)
3 (101.21%)
3 (101.21%)
-53 (082.51%)
250243247247303
福島県-19 (093.26%)
-25 (091.32%)
-36 (087.96%)
-6 (097.77%)
263282288299269
茨城県14 (102.62%)
35 (106.82%)
83 (117.85%)
103 (123.15%)
548534513465445
栃木県-11 (094.55%)
-9 (095.50%)
-55 (077.64%)
-64 (074.90%)
191202200246255
群馬県-2 (099.31%)
14 (105.11%)
69 (131.51%)
65 (129.15%)
288290274219223
埼玉県46 (102.70%)
123 (107.57%)
171 (110.85%)
285 (119.49%)
1,7471,7011,6241,5761462
千葉県27 (102.38%)
126 (112.16%)
158 (115.74%)
33 (102.92%)
1,1621,1351,0361,0041129
東京都26 (100.54%)
319 (107.05%)
683 (116.41%)
1,178 (132.12%)
4,8454,8194,5264,1623667
神奈川県86 (104.06%)
183 (109.06%)
537 (132.23%)
812 (158.38%)
2,2032,1172,0201,6661391
新潟県13 (104.11%)
27 (108.94%)
26 (108.58%)
93 (139.41%)
329316302303236
富山県15 (111.90%)
22 (118.49%)
33 (130.56%)
109 (440.63%)
14112611910832
石川県11 (105.98%)
17 (109.55%)
67 (152.34%)
134 (319.67%)
19518417812861
福井県15 (118.07%)
17 (120.99%)
16 (119.51%)
36 (158.06%)
9883818262
山梨県3 (104.69%)
12 (121.82%)
7 (111.67%)
36 (216.13%)
6764556031
長野県4 (100.95%)
26 (106.52%)
76 (121.78%)
120 (139.34%)
425421399349305
岐阜県0 (100.00%)
25 (110.33%)
86 (147.51%)
122 (184.14%)
267267242181145
静岡県23 (108.78%)
31 (112.20%)
58 (125.55%)
-6 (097.94%)
285262254227291
愛知県98 (104.87%)
235 (112.52%)
711 (150.75%)
1,160 (221.85%)
2,1122,0141,8771,401952
三重県21 (107.24%)
27 (109.51%)
72 (130.13%)
109 (153.96%)
311290284239202
滋賀県2 (100.65%)
29 (110.25%)
137 (178.29%)
160 (205.26%)
312310283175152
京都府115 (112.50%)
206 (124.85%)
220 (126.99%)
574 (224.51%)
1,035920829815461
大阪府879 (106.78%)
1,605 (113.11%)
4,997 (156.44%)
8,417 (254.92%)
13,85012,97112,2458,8535433
兵庫県144 (103.40%)
398 (109.99%)
1,605 (157.84%)
2,553 (239.74%)
4,3804,2363,9822,7751827
奈良県44 (105.43%)
91 (111.93%)
164 (123.77%)
439 (205.78%)
854810763690415
和歌山県20 (106.85%)
40 (114.71%)
-50 (086.19%)
136 (177.27%)
312292272362176
鳥取県3 (103.13%)
7 (107.61%)
12 (113.79%)
34 (152.31%)
9996928765
島根県0 (100.00%)
0 (100.00%)
4 (180.00%)
5 (225.00%)
99954
岡山県40 (111.80%)
77 (125.50%)
125 (149.21%)
247 (287.12%)
379339302254132
広島県25 (116.67%)
41 (130.60%)
62 (154.87%)
68 (163.55%)
175150134113107
山口県8 (107.55%)
44 (162.86%)
76 (300.00%)
76 (300.00%)
114106703838
徳島県24 (109.34%)
53 (123.25%)
117 (171.34%)
167 (246.49%)
281257228164114
香川県-4 (096.95%)
1 (100.79%)
-13 (090.71%)
2 (101.60%)
127131126140125
愛媛県-1 (099.72%)
26 (107.95%)
-16 (095.66%)
-30 (092.17%)
353354327369383
高知県2 (111.76%)
9 (190.00%)
-5 (079.17%)
4 (126.67%)
1917102415
福岡県64 (106.74%)
154 (117.93%)
474 (187.94%)
613 (253.25%)
1,013949859539400
佐賀県9 (111.39%)
24 (137.50%)
22 (133.33%)
29 (149.15%)
8879646659
長崎県18 (116.67%)
41 (148.24%)
102 (525.00%)
100 (484.62%)
126108852426
熊本県6 (106.00%)
27 (134.18%)
76 (353.33%)
68 (278.95%)
106100793038
大分県1 (102.38%)
2 (104.88%)
6 (116.22%)
22 (204.76%)
4342413721
宮崎県-2 (097.22%)
-1 (098.59%)
25 (155.56%)
55 (466.67%)
7072714515
鹿児島県3 (104.00%)
1 (101.30%)
-5 (093.98%)
6 (108.33%)
7875778372
沖縄県7 (100.56%)
53 (104.38%)
43 (103.53%)
420 (149.88%)
1,2621,2551,2091,219842

大阪は昨日新規陽性で過去最悪を記録したが、多分、検査能力が検査したい患者の数においつかない状況にあると思われる。
週末でこの状況で且つ、西は岡山、南は、和歌山、徳島、北は富山や石川、東は滋賀辺りいや、愛知も大阪の影響を受けていると思われる状況まで感染拡大の流れを生んでいることを考えると、能力限界を超えているのだろうと推測される。

これでも、今日まで様子見してたのが凄いことである。今日やっと緊急事態を要請するそうだが……これだけ周辺の自治体に拡散する状況では、もうここや兵庫だけの問題じゃない。

尚、これから深刻になっていくと思われるのは関東だが、それより今深刻なのは、北陸だ。富山は2週間前と比べて現陽性が440%に達している。
石川は319%である。人数は100人台であまり多くは無いが、この地域は人口も多くない上に、地域医療を支える病院も少ない。かなり厳しい状況にあると言える。そして、何より問題なのは現在進行形で感染速度が落ち着いていないことにある。一体いつ感染拡大が止まるのかによっては、さらに深刻な状態になるだろう。(尚、石川は療養医療機関で感染が見つかったのも含まれている)


そして、東京……と言いたいところだが、次に今危険度が増しているのは、長崎、佐賀、福岡だろう。特に長崎は急増しており、484%(4.84倍)まで跳ね上がっている。宮崎も4.66倍だがこの2日3日は、週末だったからなのかそれとも、実際に感染を抑え込みつつあるのかまだ見えないが勢いが少し収まっている。

今度こそ東京かと思うだろうが、その前に愛知県だ。こちらも拡大ペースが増しており、東京の伸びなどスズメの涙ほどに見える。

次が、東京とするが現実に東京が酷いのかというと、現陽性換算では増加は制御されているように見えるのが、東京である。

関東全体で見ても、実は報道が煽るほど状況が悪いわけではない。ただ、新規陽性では確実に数が増えており、いつ爆発的な増加になってもおかしくないということが、今の関東の状況である。果たしてそうなるのかは分からないが、結構多くの人が、関東は検査をまともにしているのかすら疑問だと口にするようになるほど、関東は緩やかに現陽性が増えているのが心配と言うより、恐ろしいことである。

それだけ、行政自身の公表情報が信用されていないと言うことなのだから。
だから、人々の動きも殆ど変わらなくなっているわけだ。まあ、聖火リレーをして感染する因子は広がっている訳だから……それも、社会から冷たい目で見られる原因だろう。

いつものグラフは以下の通りである。もう、1月の急増期に対して、58.81%まで現陽性は跳ね上がった。
週末更新停止が京都、鳥取、山梨にあり、週末の退院は減るとは言え、昨日の数字だけで7日の総陽性増減が+10.837人となり、久しぶりに1万人を超えたのも、想定の範囲内だろう。たまたま先週は回復が多くて下がったが、今の状況だと今週からは、社会の行動が政府や自治体が期待した通りに変化していない場合、さらに感染は加速し始めるかもしれない。
昨日がピークになっていることを願うが、水曜日辺りに無理だったという話を書くことになる可能性の方が今は高いだろう。

尚、自宅療養は全国陽性者のうちで34.77%(1.5万人近くいる)である。これは実際に軽症の人が多いはずで必ずしも問題ではない。
入院宿泊調整中は7128人(16.54%)で未確定・不明は1713人(3.97%)、調整中904人(2.1%)の3つは合計9745人(22.61%)でこちらが確定入院中10272人(23.83%)と500人ぐらいしか差が無いことが問題である。

20210418A.png

じゃあ、実際に今全国ではどんな状態かというと、大阪が標準病床で入院扱い数が、厚労省の示す療養病床を元に計算すると100%超えしている。
多分、協力病院がいくつかあるはずなので、これでも入院と治療は出来ていると信じたいが……これは本当に医療が壊れて溢れていると言ってよい。
ちなみに、それを追いかけるのは兵庫、奈良、和歌山である。尚、これとは別に徳島が140%を超えているがこちらはみなし入院(陽性者全て入院扱い)で集計しているので、実態は不明である。多分凄く切迫しているほどではないだろう。

人口平衡化は大阪が既に論外の領域に突入している。他の地域も凄い勢いで追っている自治体があるのだが、それをも追いつかないほどのペースで拡大していると言える。

20210418B.png

重症者数は、グラフを見ると分かるが12月から1月の陽性増加の時と比べて急激なペースで激増しているのが分かる。
山が険しいのだ。何故こんなことが起きているのかというと、どうもこれまでは60代以上が9割近くを占めていた重症者だが、N501Yでは、40代~50代またはそれ以下で、重症化率が数倍に跳ね上がっており、60代以上が今まで通りの人数より少し増える程度に対して、中高年がそれにさらなる上乗せを掛けているようだ。結果、高齢者が7~8割前後まで下がり、そこに中高年以下が入るようになったようだ。

それが、このグラフで急増している重症者という形で示される。尚、大阪の比率は最盛期(42%)より昨日は1%下がっている。大阪は既に重症病症が満床超えであるため、他の自治体の方が今は伸びが激しいと言うことだろう。

尚、死者数は徐々に増加している。
20210418C.png

入院患者(みなし含む)は、急激に増加を始めている。大阪でも無理をして入院を増やしているが、他の自治体での感染が急激に広がっており、2週間前の表でも示したが、明確に2週で減っているのは東北の一部と北関東の一部だけである。逆に、愛媛などは昨日こそ減っているように見えるが、全体で見ると高止まっている訳だ。そして、周辺が増加しているため、この停滞の後は増加が再び始まる確率が上がっている訳だ。

だが、それに対して、国民の多くが自粛をするのかというと、期待通りにその成果が出ることは無いだろう。理由は単純で、経済を回さないと生きていけないし、もう我慢できないし、聖火リレーはまだやってるし、年末~今まで自治体だって飲み会してたじゃんという話になるからだ。何より、公共のサービスなどは以前に比べて停止せずに動いており、高齢者などを対象とした生涯学習なども動いている地域が多い。結果、N501Yがそのコミュニティーに入ってくれば、感染は飛躍的に広がる事になる。

CMなどで政府や自治体などが行っている感染対策の啓発と、実際に行政が行っている、活動を促すサービスとで解離があり、結果感染が広まるわけだ。
そのため、暫くはまだ感染拡大は続くだろう。全国のどこかで緊急事態宣言が出ると、少し減るかもしれない。

20210418D.png20210418F.png

拡縮状況は、週平均値が跳ね上がっている。先週は0.071だった日別が、今週は0.274%と高い水準で留まったためと予想される。
今夜マイナスにならなければ、もっと跳ね上がるかもしれない。

20210418E.png

尚、過去最悪の1月の時は、2%を超えたタイミングから週末3連休も重なって猛烈な拡大となった。(以下図)
今回は週明けなので一旦上げ幅は縮小すると思うが、もし拡大するようだと、指数に突入するかもしれない。そうなるときは、東京がこれまでとは全く違う急拡大期に入るときだろう。

20210418E1.png

以前なら、そろそろ減り始めるかなと書いていたが、今の日本は減るぞと言える要因がない。
今までルールを超えて自主的に自粛していた人が、もういいやと思い始めているためだ。
報道機関の報道態度も含めて、信用に値しないと思っている人が増えているのもあるだろう。

それに加えて、一部の不要不急のサービスや、イベントも規模は縮小しても今まで通り行っていくところも増えている。
だから、感染は止まらないし、それほどころか地方では都会ほど感染が多い訳ではないが、過去最多を記録することも増えていく。大都市圏の桁外れの感染を見ていると、自分達の自治体の数字を見たところで、それほど大きくは見えなくなるからだ。

まあ、そろそろ規模比の平均(拡縮)が0.2%を超えて伸びてきているので、再び雰囲気が変わってくるかもしれない。



























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