関東は回復が追いつかず……1都6県全てで現陽性が増加局面に……現在陽性は4.3万人突破し明日、遅くても明後日で4.5万人超えの様相。

状況は関東で急激に悪化してきている。
それは、新規陽性患者数で示されている危機感より2倍から3倍高いと思った方がよい。
何故なら、関東に限って言えば現陽性の数が過去の2倍~3倍のペースで急上昇し始めているからだ。もし、新規陽性だけで見ているなら、今東京で1200人患者がでていることになっているが、2400~3600人の患者が出たのと同じぐらいの危機感を持つのが普通だというぐらいに不味いのだということだ。

実際に1都6県、特に埼玉、千葉、東京、神奈川は酷い状況になっている。
これで、医療崩壊と呼ばないのはどこかに忖度しているからだろう。現陽性の伸びが異常に上がる気配を見せているからだ。
これは回復速度に対して、感染者数が急拡大していることを示している訳だが、特に東京は、それとは別に転帰速度が低下してきている。
北海道や大阪が医療崩壊を一部でしているとか、旭川で崩壊したと言っていたあれが概ね全域で起きている可能性が高い。

また、九州四国中国地方で、感染が比較的穏やかだった地域での新規感染者数が急増している。
これは、たぶん年末年始の帰省移動が生み出した感染や、感染が少ない地域だから、移動が制限されていないということが生み出した飛び火効果が出てきているのだろう。感染拡大は制限をしても5日~10日(長くても14日)ぐらいは高止まりすることが多いので、これから暫くは増え続けるかも知れない。

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全国の現陽性者は以下のようになる。
純増減数は、+1,691人で火曜日としては多い数字となった。
そして週間純増減数は+8286人で過去最多となった。
週間の数字が減ることは関東特に東京が減らない限り暫くないだろう。何せ、東京だけで4割ほどの純増貢献をしているのだから。
各自治体の陽性者の内訳は東京が突出している。そして、神奈川がそろそろ大阪府を抜く体制に入っている。
埼玉や千葉もこの調子が続くなら大阪を抜くのは時間の問題だ。

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病床占有率で東京は75%に達している。COVID-19だけでここまで埋まるというのは恐ろしい状況である。
ちなみに、愛知も7割に迫っている。
平衡化の現陽性は高知はほぼ既定に戻りつつあり、広島がかなり低くなったようにみえるぐらい、東京が突出している。
関東広域圏の現陽性の数字は京都や大阪と同水準で、実際には際どい状況にある。
その2倍に向かっているのが首都東京となる。まあ、病床数は最大で4000確保出来るため、神奈川などの方が病床全体で考えると苦しい訳だが、
それもここまで来ると、誤差の範囲になっているだろう。

ちなみに、東京が酷いからニュースにはならないのだが、中四国九州の様相も既に一変している。
まだ、東京の12月初めぐらいの感覚で回っているというだけで、この状態が続けば1ヶ月後ぐらいに今の東京水準になっているかもしれない。
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重症者数は東京で急増しており、トップの大阪との差を急速に縮めてきている。また、神奈川も猛烈な勢いでその後を追っており、
埼玉も重症者の数が加速度的に増加している。この極端な急増が起きる時は、既に医療が回っていない場合が多い。
重症化することが分かっている人を、適正な療養に回すのが遅れているということだ。

その結果、死者数も増えてきている。大阪や兵庫、北海道などが減る中で、東京都は20%(14人)を占めるようになった。
次いで愛知と大阪(10%)、埼玉と神奈川が兵庫を抜いて6人(8%)、5人(7%)となる。これは、重症者の割合から考えるとまだ序の口だろうと考えられる。今後、急速に死者の割合は拡大していくと予想される。

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累計比陽性では、ワースト順に愛媛が3.05%、宮崎が2.37%、次いで鳥取が2.19%、秋田が2.06%、和歌山が1.41%上がった。
逆に減少しているのは、宮城、4.17%、新潟が3.12%、山形が1.72%、滋賀が1.47%、青森が1.42%減という順になる。

見れば分かるが、東北北陸で減少傾向にあり、中四国九州で増加傾向にある。

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最後は、現在入院数、回復者数、新規療養者数と待機患者(未確定、調整中)、及び陽性者全入時の病床占有率である。
北海道が未確定なので、暫定ではあるが、入院数は3人(件)減った。関東地方の病床が埋まってきている一方で、主に東北、北海道などで回復が増加しているのでその影響が出ているのだと思われる。

陽性患者の推移は、昨日に関しては跳ね上がっている。多分今日もこの水準は続くだろうと思われる。何せまだ水曜日だからだ。ピークは木曜か金曜、最悪土曜日にやってくることもある。回復者数は増えているが、陽性の跳ね上がりに対して、回復の増加幅は前日の新規感染者数に近い水準になった程度である。即ち、解離傾向が見られる。これは、12月31日の状況に似た解離傾向であるが、12月31日の時は大晦日でそのあとが落ちた。しかし、今回はそうならないだろうと予想される。

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こんな状況で、緊急事態宣言が明日から関東で発出される見込みだが、果たして効果はあるのだろうか?

今の状況では完全に押さえ込めるかというと、難しいように思う。
これには、理由がいくつかあるが、一番大きいのは北海道でもまだ47%の病床使用率となっていて、感染は70人台出ていることにある。
そもそも、北海道で70人を超えたのは2020年10月31日(81人)からだった。あれからまだ2ヶ月しか経っていない。そもそも、10月23日に51人を出すまで、4月の45人が最高だったわけだ。本来なら緊急事態宣言で目指すべきはその水準以下であるが……そこまで降ろすのは多分、今政府が考えている緊急事態では不可能だろう。何せ、下げるための鍵は対象の自治体の住人がどこまで我慢するか、どこまで人との接触機会を減らすかに掛かっているからだ。

緊急事態宣言を出しても、学校などは動く訳で、今回は3月~5月の状況のような学校まで巻き込む形ではない。店も飲食店などには厳しいが、鉄道などが確実に制限されるわけでもない。
目標が何でどういう方向を目指しているのかも、今の政府からは見えない。それに対して、報道もツッコミを入れることはない。

これでは十全な感染者削減には相当な時間を要する恐れが高い。
結局、いくつものウサギを追っかけて、一兎を捕らえるどころか、巣穴にでも落ちて捻挫(企業がいくつも廃業)するような流れになりかねないだろう。
全国一斉でも、地域限定でも良いから、やるなら確実に止めることを目指さないとダメだろうと私は思っている。

やらないよりはマシかどうかも本当に分からない。
中途半端でやるならやらない方が絶対にマシだろう。やるなら確実に目標を定めて、今の規模の感染拡大が春まで決して起きないぐらいまで狙わないと、結局、英国のようになるかもしれない。




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