Intel,ディスクリートグラフィックスIris Xe DG1-4G発表……ASUS等から。

IntelがIris Xe グラフィックスカードをASUSとColorfulから投入するようだ。
まあ、性能はカタログ値だけでそんなに無いことが分かるが……。

モバイル向けに投入しているLP製品(Iris Xe-LP with Tigerlake-M)のスピンアウト/カットオフ版なので、TDPはGPUとしてはかなり低い30Wの見込みとなっているのが特徴だ。


EU数は96器だが16は無効となり80器で動作となるようだ。
計算上稼働するTMUsは40、ROPsが20になり、SMUs(シェーダーユニット)は640となる見込みだ。
搭載メモリーはLPDDR4X 4GB(128bit-68.26GB/s)で最初のDG-1テストボードと同等らしい。

一応、FP32はDG-1と同じ最大1550MHzで稼働すると仮定した場合に、1.98TFlopsになる見込みだ。
クロックが20%アップすればモバイルと演算の絶対性能は同等になるだろう。平均性能でみると、モバイル端末に内蔵して使わない分、Boost動作のクロックが高くなり、殆ど同じ描画品質になる可能性もある。

ちなみに、Iris Xe Maxのモバイル版のクロックは最大1650MHz(2.5TFlops)である。

ついでに、このディスクリートGPU性能はnVIDIAで言うと、Geforce GTX 1050ぐらいだ。
但し、GTX 1050の方が描画性能は上回る可能性が高い。112GB/sのバス帯域と入出力を同時に行えるGDDR5メモリーを搭載するGeforceに若干のアドバンテージが生じる可能性が高い。まあ、初出荷は2016年でしかもGTXで最も廉価なブランドラインを相手にという話になる。

売り文句はDP4a deep-learning inference accelerationが使えること。
AV1動画の再生デコード機能をハードウェアに内包すること。トリプルディスプレイ出力、Adaptive Sync対応などとなっているようだ。
ちなみに、raytracingはサポートしていない。

まあ、何でも良いからGPUが欲しい人だったり、Geforce GTシリーズやRADEON RX 460/560系からの変更で(但しCUDAなどの目的ではないことが条件)、且つ低消費電力が最大条件の製品を求めるなら、多少性能が上がってくれるかも知れない。まあ持っているブランドの上位カードを買った方が幸せだろうが……。

その辺りから考えると、業務用のDL/MLアクセラレーション代わりか、マルチディスプレイソリューション向けの製品と考えるのが妥当かも知れない。たぶん、どこかでレビューはされるだろうが、ゲーミングで考えるものではないと見た方がよいだろう。

一応、ノートPC向けだとDL/MLとQuick Sync Videoエンコーダーの利用においては、TigerlakeのiGPUとタスク連動して高速化する機能がある。
これを今後インテル製Xe内蔵CPU(iGPU)を搭載したデスクトップでも出来るなら、機械学習やエンコード用途では比較的低消費電力で高いパフォーマンスを発揮するような選択肢になるかもしれない。まあ、描画の並列高速化には対応していないので、やはりゲーミング目的の製品として選ぶものでは無いだろうと私は思う。



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