3.5万人に迫る現在陽性患者数 …… 勢いを維持したまま年末年始へ……感染したくないなら「絶対」に「不要不急」で動くな!

立憲民主党の羽田雄一郎参院議員がCOVID-19による急性呼吸切迫症か、合併症と思われる症状で亡くなられたようだ。
明確にCOVID-19による国会議員の死亡例はこれが最初となる。今の関東での感染速度だと他の議員や議員秘書などへの感染も、もう時間の問題だろう。


<社会崩壊が始まった都市部>

週末を経て都市部では本格的にインフラ関係で感染者が出はじめた。警察の閉鎖などは既に各地で起きていたし、4月には名古屋都市高速の料金所での感染もあったが、鉄道職員(運転員)の感染が発生したことで、東京ではメトロ大江戸線の運転を縮小すると発表した。

また、旅客機のパイロットが英国で変異種に感染し、自宅の家族にも感染させてしまう事態が発生し、今日から海外渡航便の大幅な縮小と停止が始まっている。既に、変異種は東京や大阪には入っていると思われ、市中感染も始まっていると推定される。変異種の感染強度は、通常のSARS-CoV-2亜種より60~70%感染力が高いとされているが、英国の民間研究機関でも1.56倍の感染力があるという論文を発表していた。即ち、1人でも感染者がすり抜けているなら、広がりが始まっていると見た方が良い。

そんな、今の状況でも既に社会インフラ管理をする人が感染している訳だから、医療崩壊の次のステージである社会崩壊が始まったと見るべきだろう。
民間の飲食店以外の店舗(雑貨店、アパレルなど)も凄い勢いで店を閉めているし……その結果、金目当ての犯罪も増えつつある。

とにかく、高い洋服などを着て歩き回ったり、高級品を人に見せびらかしたり、ATMを使う時には人通りが極端に少ない場所や時間帯での利用を避け、お金を下ろしたりした後は、人通りの少ない場所を移動せずに行動することだ。

既にこの状況を簡単に打開する術はない。

今から何か大きな施策をとっても、必ず多くの不満と不平等、社会の混乱が起きるだろう。報道などではこうすればああすればと短絡的に言う人もいるが、どれも、夏に法整備や準備をやるならやりようがあったことであり、今それを始めても、大混乱が起きるか、またはさらに感染が加速し、病気に罹らなくても良い人が感染して死ぬぐらいのリスクを伴うものもある。もう、ひたすら耐えるか、今困窮しているなら、何でも良いから手を差し伸べてくれる制度を探して、それに縋るしかないと思った方がよい。

もう、この国はあらゆる面でボロボロだ。携帯料金を下げて素晴らしいとか自画自賛している政権を見て、それを評価している国民を見て思うのは、無様だということぐらいだ。結局、1契約辺り2000円~5000円/月減少する大手の携帯料金に対して、一部の労働者の賃金はそれ以上に減るだろうし、この通信料金の値下げで、通信系3社の法人税収は減るだろうから、その補填を、他の税で得ることにある。そうすると最初にとばっちりを受けるのは、国民の所得税か、消費税だ。この2つは取りやすいからだ。それで結局、お得どころか自分達の首を絞めることになるだろう。

これで解雇や賃金を目減りされ始めている携帯ショップの店員やインフラ職員も出てきていて、キャリアの一部は投資計画をこの二年で大きく転換した(予備成長を期待して投資していた事業から撤退をして、今儲かる近視眼手法に移った)というのも理解していないのだから……。

これを誘導している新聞社やテレビが全て悪いのだが……こういう滅茶苦茶な政策を素晴らしいと評価する動きは今後も止まることはないだろう。
だから、SARS-CoV-2/COVID-19対策など国民にお願いして行うような事実上の「神頼み」になるのだ。

閑話休題。
本題である。

感染は拡大を続けている。

鳥取島根でも感染が定着している。年末年始は移動が近年よりは減ると思われるが、ゼロにはならない。

そのため、多分これからまた感染が少ない場所でも感染が広がると思われる。実際に私の親族でも、学生が帰省して実家に帰ってきた話はある。ゴールデンウィークも、夏休みも秋も、下宿先にいて外出も出来なかった子が、一年に1度ぐらい帰りたくなるのは当たり前である。それを止める権利は誰にもない。ただ、そういう人々がいる以上感染は広がり続ける訳だ。そこに、祖父母や生活習慣病など持病のある家族が在宅していないことや、医療や福祉、インフラ管理をする仕事に従事する人がいないことを祈るしかない。


<SARS-CoV-2/COVID-19の危険度>

まず、先に書いておくが大半の人は今のところ発症しないか軽症である。
8割以上が宿泊施設療養か、予防入院で終わるからだ。

中程度以上(酸素マスクが必要)になるのは、入院患者の15~20%(現在陽性総数で見ると4%~6%)となる。
重症化するのは総患者の1.8%~3%である。
死亡退院となるのは、退院患者の総数に対して、今は1.7~2.0%ほどである。(最終値では1.8~3.0%ぐらいになると推定される。)

死亡に至るケースの大半は、高齢者である。中程度以上や重篤になるケースの多くは、持病(隠れ疾患も含む)を持っている人が多いと思われる。

即ち、中程度になると半分ぐらいが重症化する可能性があるということだ。
重症化すると、1/2~2/3ぐらいが死亡するリスクを孕んでいる。

持病を持っていると、誰でも重症化する恐れがある。幼い子供の場合は、中程度未満で終わることが極めて多いが、回復後に川崎病のような症状が出ることがあるので注意が必要だ。(乳児から低学年の児童までに多いようだ)

ちなみに、感染から発症までの日数は1日~10日ほどであるが、平均すると4日~6日ぐらいになっていると思われる。
尚、14日後に発症することは殆ど無いが、長ければ21日~31日後に発症するケースもあるにはあるようだ。それだけの期間だと他の感染源が間に生じている可能性もあるので、定かではないが……。

症状は最低でも2ステージ~3ステージある。
最初は無症状だ(0)
普通の風邪のような症状が出るステージ1が数日続き徐々に重くなっていく。(軽症、1)
その後、肺や気管支に症状が移行し、喘鳴や息苦しさを伴うというステージ区分だ。後者になると、酸素吸入が必要になる。(中程度~重症、2)
このパターンが最も多いが、持病があると、上記が急性期で進行するケースもある。
3段目ではより深刻な合併症を伴う。意識はなくなり、完全な機械管理となる。(重症~重体・重篤、3)

尚、軽症と言っても発症すると症状は普通の風邪より長く続くことが多いようだ。一方で、無症状もかなり多い。但し、無症状の人は、再燃や再罹患することが結構あるようだ。その場合、自分は免疫があるとでも思い込んでいると、前回にはなかった症状が出て軽症・中程度以上になるケースも有り得ることを留意しておく必要がある。

即ち感染しないような行動を取るに越したことはないということだ。


<急拡大する感染>

今、当日に検査結果(判明日)が出ている自治体は、山梨など本当に一部の自治体だけだ。
大半の自治体は、移動集計を確実にするために、前日分より以前の陽性件数で集計が間に合ったものに対して、数字を出している。
そして、週末~週前半で、前週週末と土日に溜まった検査残を調整しているところも結構多くなってきている。まあ、東京など患者が多い自治体はこちらでも、細かく確認することもなくなったが……発表ベースの方が取り込み易く楽なのだ。

以下がいつもの自治体集計となる。
日曜日の集計なので、一部自治体は詳細集計が止まっているが、それを加味しても感染者の増加に対して感染者の回復数が期待値を下回る状況が続いている。

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具体的に地域別で見ていくと、北海道・東北は、北海道が最盛期より患者数を減らしているが、先週は減少率が微減程度に停滞してしまった。
完全に移動が止まっている訳では無いので、結局、今の制限レベルだとこのぐらいまでしか感染の連鎖は減らせないことを意味している。

一方で、東北は全体で増加傾向にある。秋田でも感染が連鎖し始めたのが、その不味さを示す。
感染が止まっている地域は既に東北にはないため、北海道とセットで見ると、先週の感染者数は先々週に対して再び上昇に転じている。

20201227_HT.png

関東地方は、長い高止まり期を過ぎて、2週目に突入し、茨城県を除く全ての自治体で感染が大きく拡大している。
茨城県も僅かだが先々週に比べるとプラスになっており、減る気配はどこにもない。
強いて言えば、年末年始の検査態勢が縮小でもすれば、感染確認者数は減るかも知れない。そんな状況だ。

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中部地方は、先週木曜日に感染が少なかった富山で集団感染が発生した。
まだ少なく推移しているのは福井ぐらいで、それも風前の灯火に見える。
そして、愛知も減少の見込みは立たない。その結果、先週は停滞期を脱して、上昇の雰囲気を見せ始めた。

20201227_CH.png

関西は大阪が、最悪期の3割減で推移しているが、その周辺の自治体が軒並み過去最高を記録している。
全体で見ると、本当に少なく推移しているのは、和歌山ぐらいで、大阪もまわりの自治体と比べると、本当に減っているのか?
と疑問符が付きそうな異常な状態にある。

これは結局のところ北海道と同じで、いわゆる飲食店の営業時間短縮による押さえ込み効果が機能するのが、
最悪期の3割減だったということだ。しかし、多分いまのままだと間もなくその効力を失って再び拡大に転じると思われる。
理由は、周辺の自治体の感染者数が増えているからだ。

周辺自治体がこれほど増えていると、これまでの感染傾向を見る限り、多少制限を掛けたところで、感染者を融通し合って増強する可能性が高い。
ちなみに、先週はこの関西地域は12月2週目と同じ水準まで感染者数は戻ってきている。

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中四国は、今全国で最も感染加速が進んでいる地域となっているが、
やっとここに来て高止まりへと転じつつある。岡山や広島、高知の感染が徐々に頭打ちになってきているからだ。
ただ、それを補うように、愛媛、香川や山口、島根、鳥取が少しずつ盛り上げてきている。
特に鳥取は明らかに拡大し始めている。年末ギリギリになってこの感染の波が来たのは、厳しい。
年末休に入る前に押さえ込めることを祈っている。

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九州は、ついに福岡で感染拡大が始まった。
また、長崎の感染が高い水準で留まっており、熊本も増加し続けている。
さらに、沖縄が増加に転じており、3週前、2週前と高止まりだった状況を、突破し先週は増加に転じた。
今週も増えるようなら、たぶん年末に向かって過去最悪の数字を叩き出しかねない状況にある。

20201227_KS.png


これら地方の状況を総括すると、概ね全地域で、停滞から増加に感染の向きが振れていることを示している。
それが、タイトルにある勢いを維持したまま、年末年始に向かうだろうということに繋がる。


全国データでは実際の現在陽性は、既に3万4000人を超えている。
病床に対する陽性患者数だけで見ると、福岡がワースト1位になっていることが分かる。2位は愛知である。
全体の総数で見ると東京が今もぶっちぎっているが、確保病床数が4000あることで飽和度が下がっていることが分かる。

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重症者の推移では、北海道は相対的に見るとかなり減少してきている。一方で、大阪が1/4を占めている。
また、東京、神奈川、埼玉、愛知、兵庫など逼迫地域が徐々に人数割合を増やしている。また、多くの自治体で1人以上の重症者を抱えるようになった。

病床占有率では、奈良が宿泊施設の84%を占有している。
一方で、7割を超える占有率の地域は日曜日にはなかった。
ただ、感染者が減っている訳では無いので、単純に退院した後に他の病気の患者を収容したか?
次の入院準備で短期的な空き室状態か?そのぐらいの差だろう。

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平衡化させた患者状態は、東京が一番高いが、他の地域も徐々青棒は伸びてきている。
そして、死亡者は350人/週に到達した。昨日だけなら、その大半が関西の兵庫と、大阪である。

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一応、26日分(確報)の円グラフも出すと、以下の様になる。感染者数が多い地域で大量の死亡者が出ているのがわかる。
27日は東京が入っていないが、26日に大量に亡くなられている。そして、大阪、兵庫は、高い水準を維持しているのが分かる。
これが、死亡率(回復比死亡率)が、一定の水準になる証拠でもある。

もちろん亡くなる人の大半は高齢者だが、若者も急速な感染増が起きれば、0.X%ぐらいの確率では死亡する恐れがある。
感染する人の分母が増えれば、その0.X%のXの数字は殆ど変動しないため、死ぬかも知れないことは忘れてはいけない。

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日別の全国感染/回復状況の推移と入院数の推移、それから待機患者の推移は以下のようになる。
待機(未確定)に神奈川が多いのは、週末詳細停止によって集計が止まっているためである。
今日以降稼働するので2日掛けて週末分の数字はどこかの区分に纏める。

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最後は、患者総数(累計)に対する現在陽性の割合である。
広島は少しずつ割合が下がってきている。一方で、長崎が感染拡大から増加してきた。
また、秋田、福島、鳥取、香川が伸びてきている。これらの地域は今拡大期にあるか、入ろうとしている。
感染に注意したい地域である。

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どちらにしても、感染しても良い(自分は重症化しないし,まわりに感染させることもない)と思っているなら、止める事は出来ないが、感染したくない人であれば、年末年始は可能な限り動かないことが自分の身や家族の身を守ることになるだろう。それは間違いない。
ただ、それを徹底しても、今の状況では、買い物や普段の必要な外出の際に感染してしまう人がもう出てくるぐらいになっていると見なければならない。特に都市部での感染が週末も拡大しているところを見ると、大都市圏は深刻だ。

そして、それは日頃より少ない移動とはいえ年末年始の帰省で地方でも広がるはずだ。

それらを踏まえた上で、慎重に判断して欲しいと思う。

まあ、政府に期待することももうこの年末年始には時間的に無理だし、多分この冬中でも期待する話が幾ら出たところで、急ぎそれを始めると粗でて批難を浴びる。何より、一部に出ている内容は、今議論して実行すれば大惨事になる恐れもあるほど劇薬を含んでいる。
だから、すぐに何かを期待するより、自分で相応の覚悟を持って判断したり、情報を集め続けるしかないと言える。

医療従事者や医療関連の仕事、検査関連の仕事でも負担が年末年始に減ることはなく、年初の後暫くは増えると見た方がよい。
それを加味して、他の労働関係でも年初以降により深刻な状況になる可能性もちゃんと考慮しておかないと、年末より年初後の方が混乱が広がるかも知れない。本当にこの先どうなるのか……今年の状況を見る限り、最低でも3月~4月ぐらいまでは感染力が強く維持される可能性がある訳で、本当に予測が付かない。

それを過ぎれば、明るくなると信じて今は耐えて待つしかないだろう。そして、耐えて待つことが出来るような支援を、耐えられない人のために用意し続けるのが国や自治体がすべきことだ。













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