昨日の感染者……陽性は104人増加

昨日はフルの画像で数字を上げているが、今日は簡単な数字だけ上げておく、昨日時点の集計結果(a3)版の集計と一昨日の確報版からの情報である。
全国の感染者数は、

累計感染/134,272人(24日確報)⇒136,179人(25日時点、この数字は確報値)
累計回復/113,196人(24日確報)⇒114,981人(25日集計-これは概ね確報値)
現在陽性/19,068人(24日確報)⇒19,172人(25日集計-これも概ね確報値)
入院数/7,806人(24日確報)⇒7,820人(25日集計-暫定値、北海道が未確定)
その他療養/11,262人(24日確報)⇒11,352人(25日集計-暫定値、北海道が未確定)
重傷者/372人(24日確報)⇒408人(25日末日集計-確報値)
累計死亡者/2,008人⇒2,026人(25日末日集計-確報値)

となる。規模成長率は-0.638⇒-0.122、7日平均は0.406⇒0.311となる。

一部の情報を6日間抜粋すると、以下のような推移である。

日付陽性者数の増減入院自宅その他療養重傷者死亡者累計
20日9806,7279,6862881,964
21日14706,97810,9053051,977
22日1,2867,33611,8333291,985
23日5767,59912,1463431,994
24日-6777,80611,2623722,008
25日
104
7,820
暫定
11,352
暫定
4082,026

全国で昨日は104人現在陽性の患者が増えた。即ち、昨日時点で病気の人から退院や回復した人を引いた数が104人増えたのだ。
この数字は、拡大がだいぶ収まってきていることを示す数字だ。

今日の数字次第だが、今日明日もこの数字から乖離しないなら、高止まり期(感染拡大と縮小の境目)に入ってきたのかも知れない。
これは、北海道の新規感染者が減っているのも影響していて、さらに初期の大規模感染拡大時に発症した人の回復が始まったからだろう。

しかし、この数字を良いと言えるかは……だ。

<医療崩壊している状態>

これは入院の数を見ると分かるが、入院中があまり増えていない。その割に自宅、施設療養他が最盛期より減っているとは言え、1万人以上いる。
そして、死亡者数が昨日だけで18人増えた。2026人である。重傷者は408人となった。ちなみに、厚労省の集計では376人だが、これは25日分ではなく24日稼働分(25日0時00分時点で集計されている情報)である。

重傷者数が今凄いペースで増えているところを見ると。これは、一部で深刻な医療崩壊をしている状態を示す。


<医療崩壊が起きても世間の見た目が何か変わるわけではない>

そもそも病床が逼迫して医療崩壊というのも必ずしも正しくはない。
今は、重症になりそうな人を優先して入院させており、症状が軽ければ施設(宿泊施設など)や自宅で療養しているからだ。
だから、重症になりそうな人でも、それよりも症状が重い人が既に入院しているなら、待機させる。感染症対応の病床が物理的に存在しない病院に入院させられないからだ。それが、医療崩壊の今の傾向だ。

そして、とうとう厳しくなると、中程度や重症として無理にでも、予備病床(最悪時の待機ベッド)を使って入院させることになる訳だ。
それでも、事実上病院の中では、患者の数をコントロール出来ているため、パニックが起きているという医療崩壊には見えないかもしれない。
しかし、市中では既に入院すべき人が出来ないから、崩壊しているという状況も医療崩壊にはある。

今、そこに達しているところが都市部でかなりあるのではないかと思われる。そして、それに少し前からなっているのにも関わらず、目を瞑っていたから、ついに数字にもその傾向が出てきたと考えると辻褄が合う。これの傾向が出はじめたのは、11月10日頃だろう。最初は北海道だ。
そして、先週の頭から兵庫県の南西を除く主に大都市圏全域に広がったと思われる。(どちらも兆候はもっと前に遡る)

尚、北海道ではそろそろ札幌周辺の抑えが効き始めるか分かる頃だろうが、効いていないなら、来週はもっと重傷者と死亡者が増えていくだろう。

そういうのは結局なってみないと分からないが、今こういう数字になりそうだという目安を示せるものはある。それは、今この状況をピークとした場合にいつ死亡者や重傷者が減るか、またはいつまで増え続けるかという数字だ。


<今をピークと見立てた場合の予測は……>

感染ピークが例えば今日だと仮定して、重症のピークは10~15日後の週になり、16日~21日後の週に死亡のピークがやってくる。夏の感染で見れば、死亡のピークは感染拡大期の2.5~5倍/日、重症のピークは1.2~1.4倍/週累計になると推定される。(ちなみに、春は厚労省集計が不十分で当方でも集計していないので分からない)

即ち、今日の408人より重傷者は最低でも10日~15日は増え続ける計算だ。

死亡者は、もっと悲惨で、最終的に3週間後の週間死亡者の数が、2.5倍~5倍(25日は過去6日分を足して98人)の245人/週~490人/週に突入する恐れがある。490人だと1日70人亡くなる計算である。ちなみに、夏の死亡ピーク数値は概ね1週間ほど続いた。その後は1割~2割減(50人/日~60人/日)になるはずだ。そして、それが2週間続いて3割~4割減になる。即ち死亡者数の急な減少はせず、暫くは高止まりするようになる。

もちろん、日々の感染者数がより大きく抑えられていれば、この数は減る可能性もあるし、季節性によって病気の強弱が変わることを踏まえると、逆に夏より悪化する患者が増える可能性もあるにはある。

尚、50人/日の死亡者が出ると、月間(31日)で1550人が亡くなる。70人だと、2170人である。この辺りになり始めると、自殺者がどれほど増えるかにもよるが、自殺の方が深刻とは言いにくくなるかもしれない。これが、回復比死亡率が1%を下回らないことの現実だ。これは100万人感染すれば、1万人は必ず死ぬということだ。
もし、季節性インフルエンザばりに感染すれば、1500万人~2200万人のうち15万人~22万人が最低でも死ぬということになる。(全員が適正な治療を受けられた場合であり、医療が受けられない場合の致死率は6%~12%で、日本では春の状況を見る限り概ね8%~9%と思われる。)

如何に、現在陽性患者の数を減らすのかが重要になってくる訳で、既に季節性インフルエンザなんて目じゃないほど死亡率は高いのだと、多くの人は理解していると思うが(季節性インフルは、薬があるため0.02~0.04の回復比死亡率である)、改めて自覚しておく必要がある。


即ち、死亡者などを減らすという点で見るなら、今拡大が止まったと仮定して好転にはまだ3週間は軽く掛かるのだ。

その前に、報道や社会の動きは、患者数が減っていることの方に目を向けるだろうが……。この乖離が医療に携わる人にとって辛い問題となる。






























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