AMD Radeon DNA2のRadeon RX 6800 XT発表 …… ESでの性能評価通りの発表、ゲーム目的なら最適!?

PC Watchの記事である。


RX 6800XTがES品においてGeforce RTX 3080と肉薄するというのは情報が出ていたが、発表もその通りとなった。
たぶん、一部のゲームを除けば評価はそうズレないのではないかと思う。トランジスタ数はRadeonの方が少ないが、それでも追いつけるのは凄いことだ。


nVIDIAの製品はOptiX、CUDA、PhysXなどのDL/ML/HPC/analysis/physics関連のライブラリーサポートがあるので、演算の幅が広く目的別の演算器(コア)が多いのも影響しているのだろう。こちらは既に売りが、GPUではなく、HPC用途であり、その派生品がGPUになって来ているわけだ。もちろん、Geforce RTXなどGPU製品ではGPUの性能を強く打ち出しているが、汎用性能を隠したりはしていない。むしろ、汎用性能の高さも今やGeforceの売りとしてアピールしており、そのための開発環境も整っている。

実際に、今やnVIDIAの売上げの多くはHPCから生まれている。何度も言うがゲーム市場も決して疎かにしてなかったが、それに付随するCUDAなどが一般化したことで、それを使うアプリケーションを利用する人にはこれでソフトウェア開発出来るハードが無くてはならなくなっているのも現実にあり、その延長線上にあるHPCはとっつきやすくなってきた。その結果、GPUから始まったHPCが成功し、今はHPC向けの技術がGPUに降りてきているという状況になったのだ。そのため、ゲーミングも最高水準で出来るGPGPUハードになった。そして今まではAMDが弱かったので、圧倒的だっただけである。


一方で、AMDの方は、純粋にゲームというか3DCGや動画のエンコードデコード等あくまで描画周りの処理が前提で、その回路をOpenCLなどでも使って他にも流用できるようにしている形だ。簡単に言えば、汎用作業はあくまでオプションである。
これは、ソニーとマイクロソフトのゲーム機にRDNA2のGPUが採用されていることからも分かるだろうが、元々、RDNA2はゲーム機に求めれる性能を追求して開発されているものと言える。レイトレーシングが使えて、4K/8Kでもそれなりの処理が出来るGPUを目指すと、他に見向きもせずストイック(禁欲的)にその専用の目的に目を向けた方が良い。そうすると、電力枠もGPUとして今まで売ってきた範囲内であることが求められる。

その結果、トランジスタ数が少ないはずなのに、AMDが追いつくという流れになったとも言える。

今後ベンチマークも出てくるだろうが、多分全てで完全に3080を追い抜けるかは製品が出てみないと分からないが、RDNA2が消費者の期待を大きく裏切ることは無いと思う。(あくまで、ES情報などを見た私の予測である)


<これから戦いは激化するかも?……本当のダークホースは……>

nVIDIAは来年の第二四半期までにGeforce RTX 3000シリーズをTSMCでリブートさせるという話が既にあるが、これはこのRadeonの状況も鑑みているのかもしれない。PSUの端子形状を変えなければいけなかったこの製品は、品薄ではあるもののそれは数量が少ないからという理由もあってのことだ。現実としては待ちに入っている人は多い。

むしろ、AMDの6800の性能がそれなりに高く、潤沢に供給されるならば待ちのユーザーがAMDに浮気しかねない。という焦りがあるかもしれない。
そういう点でやっと競争が起きるかもしれないと期待する人は多いはずだ。


ただ、その競争の中で、実は最もダークフォースなのはintelかもしれない。AMDもnVIDIAもIntelがいつXeの高性能版を出してくるのか?その性能は如何ほどなのか?というのは気にしているはずだ。もし、それが比較的廉価に投入され、これらを上回る性能で潤沢に出回ると、両者は苦しい戦いに巻き込まれる恐れはある。i740の話など知っていて、待つという人は若い人には少ないだろうし……。
AMDが委託しているTSMCは製造が手一杯で実際に最初から大量供給できる可能性は低めだし、nVIDIAが委託してきたSamsungは歩留まりが悪く、TSMCに戻らざる終えない中では……。

一方で、Intelの10nmは周波数向上で歩留まりの問題というネックが今もあるようだが、元々クロックが低いGPUだとその影響が軽減されている可能性もある。市場が期待していない中で期待以上の製品を出してくると、Intelが最大のトリガーとなるというのが、実は短期的に一番競争にとって良い流れである。


ちなみに、私個人で言えば、ゲーミングではGPUをほぼ使わない中で、CUDAを使うソフトウェアがいくつもあるのが厳しい。CUDAがRadeonでも使えるのであれば……。とはいっても、ゲームをしない私がRTXで買うなら、2060で十分である。3050が出ればそれを買うかもしれない。















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