解禁される「GeForce RTX 3090」のレビューに思う……RDNA2の出来によっては、Hair dryer再来の予感。

PC WatchとASCII、4Gamer.netの記事である。


4gamer.netは3080との評価も含まれており、ASCIIはさらにTITAN RTXとの評価も含まれる。
記事の細部まで読むと、ASCIIにはDLSS Ultra(2,560×1,440ドットからアップスケーリングをDLSSベースで行う)に関する内容などがあるのが良い。

ただ、全般として3090だからぶっちぎりで凄いという話ではないようで(相応には性能が上がっている)、同等のドライバーがTurningでも提供されていることもあり、2000世代でも性能が底上げされて、DLSS Ultraを使えば8Kに耐えられるようになる場合があるようだ。(ドライバーの完成度の問題があるようで、あくまで参考値のようだが)まあ、それでも一応3080やTurning(RTX)は上回るらしい。それが果たして、投資コストや運用コストに見合っているのかというと、難しい。

そういうのに頓着しない圧倒的な性能が重要なヘビーゲーマーとか、プロゲーマー、ゲームCGの開発者(最終工程を除けばGeforceよりも、Quadroを使うような気もするが)には良い場合もあるのだろうが……。かなり狭い需要に向かい始めている気もする。

正直、価格を考えるだけで、私にはここまで高いGPUに投資することは出来ないが、上位のユーザーも結構今回は、消費電力に対して懸念しているという話は出ているだけに、圧倒的な性能だけではなく、電力とのバランスをもう少し調整した方が良いような気がする。


<どこかでリフレッシュ(8N+)ノードを出すかも>

同じアーキテクチャで同じファウンドリー製造だから当然だが、3080と同じように消費電力はやはり高い。発熱は下位製品より冷却に余裕を持たせることで抑えているようだが、Samsungの8nmノードは微細化して、概ねダイサイズと同社のノード予想通りの数のトランジスタを載せることに成功した一方で、リークはかなり上がっている。もちろん、GPU本体が原因とは限らず、メモリーなどの点数も多く、転送性能も上がってボード全体の消費電力が増している側面もあるだろう。が、3090と3080の間でも性能上昇(フレームレートの増加)に対して割に合っているのか際どい。

まだ、ドライバーのチューニングの問題があるにしても、もう少し8Kで突出してればという話がレビューで出てしまうぐらいには、際どい。

この先、数ヶ月~1年ほどの間に出てくるという通例があるが、これの派生で行くのか?それとも、ノード改善するのかが気になる。

今回は、これより上をこのまま出したとしたらまだ消費電力が上がるのは確実だ。
これで、さらに上がると今使っているハードでTITAN RTX等を実装している製品に、3090 Tiなのか、TITANなのか分からないがそれを載せ替えるのは難しくなるだろう。PSU(PC本体電源)の推奨グレードが現在の750Wからワンランク上がる恐れがあるからだ。750Wの次だと、850Wなど刻む物もあるにはあるが一般に選べるほど普及しているのは、1000W級になる訳で、今1000W級を載せていると、余裕を持って~1200W級ぐらいに変える必要が出てきかねない。

そう考えると、これがどれほど売れるのかという実績にもよるだろうが、ノード改善してそれに置き換えることもあるのかもしれない。

これを見ていると、RTX 3050の話が春頃から消えている理由が何となく分かる。

あくまで想像だが、元々予定していたクロック性能で、外部電源レスでは満足に動かせない状況になってしまった恐れがある。
ドライバー(パフォーマンスモデルのチューニングが終われば、時期を確定できるだろう)で出来ないか、
ボード調整(クロック等なのでそう掛からないが、ドライバーより時間が掛かるだろう)で何とかなるか、それとも
ノードの見直し(半年~1年遅れる)かなど探っているのかもしれない。

TSMCの7Nならここまで悪くなかったかもしれない。nVIDIAのGA100を搭載したSXM4はTSMCの7Nだった。
これは、Intel AMD、Qualcommと活用するTSMCの7Nラインが逼迫している中で、TSMCのラインは高止まりし始めており、IntelのAurora(Ponte Vecchio HPC-GPU)と同様にHPC向けの生産だけをTMSCに委託し、安い製品をSamsungの8Nに移したからということのようだ。詳しくは以下の記事を読むと良い。

そして、TSMCは何故、これほど良好に製造できているのかというと、EUVL(Extreme ultraviolet lithography)の移行に完全な形で成功し欠陥の少ない安定した製造(高い歩留まりを維持した製造)が出来たからである。IntelとSamsungはまだTSMCほどには達していないのは確実なようだ。

Anandtechのコメントにも真偽不明な意見として書かれているが、来年にはTSMCの7N版でAmpereがリブートするのではないかという期待も書かれているのも面白い。
(anandtech-TSMCの5nmは7nmより歩留まり(yield rate)が向上する<見込みという情報>)


生産委託している場合、契約期間や数量がある程度、契約時に定まっているはずなので(解除すると違約金が生じる)、
もし、TSMC 7Nにするなら、よほど売れなかったとき(違約金払ってでも立て直さないと危険な時)か、または一部の追加(上位)製品だけをA100の後釜に据えるのかぐらいの選択肢だろう。それは即ち、3090より上を例えば半年後や1年後に出すなら、消費電力が適正に戻っている可能性があるということだ。

まあ、それを上位の消費者が期待しているということを考えると、なんかGeforce FX 5800 Hair Dryer を思い出す。後ろのヘアドライヤーという俗称を英語にすると、なんか凄そうだが、性能があってもAMDと相対評価され、蔑称として付けられたあだ名だ。これは、後にnVIDIAも失敗と認めた製品である。

こうなるかどうかは、ライバルがいるかどうかに依存し、AMDのRDNA2次第であるというのを踏まえての話だが、もしRDNA2が低発熱で期待値を上回ってくると、この製品は本当に早めにリフレッシュされて、TSMC版でGeforce 3590とかになるかもしれない。




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