世界最古の動物の精子? 琥珀から発見 雄の4倍超の特大サイズ …… 俺が昔、夕焼けだった頃……分かるかな?みたいになっているので簡単に。

AFPBBの記事である。ただ、これ読み解くのはかなり難しい。これを書いた記者も分かっているのか分かっていないのか……この書き方だと、記者も分かってなかったりして……。

これの大事な点は、大きさがただデカいことじゃない。最古の精子が見つかり、それがまだ実は小さい(今はもっと大きい)可能性がある。それが、分かったことに発見があると見た方が良い。


ちなみに、貝虫とは主にミジンコぐらいの大きさで殻(甲殻)を持つ主に水中(海水・淡水・汽水を含む)に住む生き物だ。主に淡水に住む※ミジンコは含まれないが、貝虫というのは二枚貝に似た殻があるから貝虫と呼ばれると考えると良いだろう。空豆や楕円の形をしておりウミホタルやカイミジンコなどが一般的には知られている。
それに対して、ミジンコ類は彼らより少し長い足があり、形も少し違って羽を畳んだツバメなどの鳥のような型の形をしている。ついでに言えば一般に知られているミジンコのいくつかの種は単体で生殖も可能であることが知られているが、貝虫には単為生殖が出来るという情報はないのかな?調べて見たが、そこまでの情報は良く分からなかった。種類も結構いるはずで、未知の種や、研究者は日夜調べているので、最新の状況として全くいないとは限らないが……。いないと思う。きっとたぶん。

※海水で生息するものも存在する。


何故、大きさから入ったかというと、貝虫は概ね小さい(大きいものでも5mm以下だろう)のである。肉眼でもわらわらと大量にいたり、光る種であれば動いているのは見えると思うが、。本体をしっかりと見るには倍率が相応にあるルーペや顕微鏡などが必要になる。それの雄が大きな精子を作る訳だが、その精子というのは、厳密には肉体より大きな精子を作っている訳では無い。

正しくは、尾の部分(体長)が異常に長いのだ。精子はオタマジャクシになぞられることが多いが、すらりとした長い尾のオタマジャクシを想像すればよい。
これは、詳しくは後述するが、水中の水の流れの中で受精するが故の進化などいろいろ仮説がある。

まあ、一応一例としていえば、
こういう小さな生き物は、数多くの精子を大量に出して数打ちゃ当たるという方法が必ずしも良いとは限らない。人の雄(男)だと1度に億単位を作り出し、生殖行為が出来るが、小さな生き物で且つ遊泳能力がそれほど高くない種は、それ以上に小さな遊泳能力の小型精子を放出すると……卵子に辿り付く前に死に絶える恐れもある。

自分の体自体が小さいため、数打っても数は知れているかもしれない。それでさらに弱って死んだり、辿り付く前に死んだら意味がない。その代わり、1度きりでも確実に受精させる方が生き残れるようになるのかもしれない。これは一部の魚や昆虫などもそうだが、繁殖期に入って1度だけ繁殖活動をしたら死ぬ種も結構多いからだ。ある程度の高度な種にならないと雄も雌も、そういうものが多いのだ。

その中で、他と違う生殖進化を遂げたのが、この種だと考えられる。これがいわゆる簡単な説明だ。

AFPBBに書かれている専門家の話はその説明のさらに先にある理屈だ。小さな種でも、数打ちゃ当たるものは沢山いて、実はそちらの方が今では多い。そういう意見に対する進化の正当性(進化爆発における系統に対して-非主流と思われるそれが残った理由-)の考え方だ。

即ち、いろいろある生殖方法の中で、その種が他の種では殆ど選ばれていないか、選んでいても既に滅んでいる可能性が高い。それを選んで今に至った理由(理由の理由-非主流を選んで残っている理由)を専門家は述べている訳だ。上記の部分が分からないと、その理由に至った進化の理由が書かれていてもきっと???が浮かぶはずだ。上記が、分かると朧気でも理解は出来るかも知れない。


だが、もっとも問題なのは最初に書いた通りだ。これの本当の発見は精子の大きさが大きいという話ではなく、世界最古の貝虫の精子が琥珀から見つかり、大きさが4倍だったという点にあるのだが、それに対して今知られている最大の大きさが示されていないので、何を言っているのか分からないのだ。

記事を書いた人ももしかすると分かっていない可能性がある。

まあ、最後の締めの部分の説明のヒントは、以下のナショジオの記事にある。今の貝虫の精子は尾の長さが親(雄)より長ければ10倍ある。(同じ貝虫でも種類があるので、長いものは10倍ということ)そこから言えることは、雄の4倍超だからデカいのではなく、これがもしもこの1億年前における最大のサイズだったなら、適応進化してその後さらにこの種は精子を大きくした可能性もあるのかもしれない。ナショジオの記事では既に化石での調査で、1億年前でも今と近い大きさで、そうなった理由は、雌の気を引くことや、雌の生殖口を塞ぎ、その後の栄養にするためだったなどの推測が書かれているが、4倍超だとしたら実はまだ今より小さくて、むしろここからさらに進化して大きく成長したことを意味する訳で、面白い発見になるだろうという訳だ。

尾が長いほど雌の気を引いたという仮説も当てはまる可能性がある。そういう種に雌が惹かれるなら、そういう長い尾の精子を育てる遺伝子が生き残りやすいからだ。

このように見て、且つ元々精子は小さく数打ちゃ当たる方式(精子自身も競争させる)になるのが、これまでの進化論上ではそれこそ効率的で、良い遺伝子が残るからそういう種が増え多くの種で命を紡いでいるという常識を前提に読み解くと。
「巨大な精子による繁殖は絶滅の危機にひんした際の進化上の行き過ぎではなく、種の生存に重大かつ長期的な利点があった」という最後の一文が分かるかもしれない。

上記は、私個人の見解であり、実際にその学者さんが意図したとおりの見解かは分からないが、生物科学や進化の面白い立証(発見)に繋がるピースの一つで、結構奥が深いことが分かる。




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