英アストラゼネカ、中断のワクチン臨床試験を来週にも再開へ…英紙報道 …… 急がば回れの精神が大事。

読売新聞社の記事である。


こんなに注目されるワクチンの臨床研究や試験は未だかつてなかったと言ってよいだろう。
そして、打ちたくないと思っている人も多いのは間違いない。特に日本では重症化している人の率が少ないこともあり、出来たとしてもねぇという人が多い。だから、悪い成果が示されると、ほらやっぱりという話にもなり、再開したとしてもこの情報が出たことで、より接種したくない感情が高まるだろう。人というのはそんなものだ。

しかし、接種者から「横断性脊髄炎」(acute transverse myelitis)が1名出たらしいという情報だが、FT紙も含めて今朝の時点では断言していなったはずだ。あくまで、脊髄の神経炎症が出てそれが、acute transverse myelitisの症状と酷似していたらしいという情報であり、その先の情報はまだ公開されていないようだ。即ち、非公式にはそれっぽいという関係者の話だが、病名が正確なものかは示されていない。

だから、本当なら「当該病名の炎症の症状が出た」のではなく、神経(脊髄炎の)症状が出て、調べた限りでは、横断性脊髄炎の可能性がある(が断言はされていない)という情報に過ぎない。

そして、これがAZD1222と呼ばれる当該のワクチンが原因で生じたのかという答えもまた持ち合わせていないようなので、今後調査されると思われる。

ただ、英語を訳していく間に、いつのまにかこの病気だったになっているのは、日本の海外記事を元にした報道の十八番である。こうやって、日本でのイメージが結果的に間違っていない可能性はあるが、事実を確かめると不正確であるということに繋がることもしばしばあるのが、言語の難しさである。

それはともかく、たぶん、これは今調査しても因果不明に終わるだろう。元々当該の脊髄炎は発症原因となる因子が不明な病であるとされるため、ワクチンとの因果を示すには、さらに接種を広げて、それがまだ出るかどうかを見ていかないと難しいと思われる。

だから、F3の試験を予定より緩やかに(最終接種の数は同じでも1日辺りの接種人数を減らし、接種期間を延ばす)開始して、場合によってはF4まで試験を追加することになるかも知れない。


ちなみにもしもの話だが、このワクチンが原因で症状が出たのであれば、

テスター(試験患者)の人に持病などがなかったなら、SARS-CoV-2の後遺症でも、この病名を診断されるケースが、世界で少数見られるようなので、急激な抗体免疫反応等によってもたらされた過剰免疫反応等による副作用(副反応)の可能性も否定は出来ないのかもしれない。(以下、SARS-CoV-2による横断性脊髄炎の症例)


まあ、急いでワクチンを認可しても、そのワクチンで重症患者が出たら本末転倒だ。
世界各国の政府は、ワクチンの入手をするために、法改正などをして開発元の責任を問わないとか、そういうところまで踏み込んでワクチンを急いで製品化したいようだが、それをやって、悪くなる人が出ては元も子もないことを、忘れてはいけない。


個人的には、一発逆転したい救世主のワクチン開発状況に対するどうこうももちろん必要な情報だとは思うが、
進捗をいちいち大衆紙がこまめに伝える必要はないだろう。

むしろ、感染しても重症化(後遺症が残らない、死なない)しない治療や療養の方法の方が、今役に立つ情報だろう。
しかし、そうならないのは、過度に怖いと、少数ではあるが全く恐ろしくないという2つに分裂したことで、そのどちらの主張者にも影響があるのは、これぐらいしかないからかもしれない。その結果、本来取るべきプロセスが、すっ飛ばされないことを祈る。


今のところ、すっ飛ばされていないのだろうが、開発メーカーの方がむしろ、開発がすぐに進むものではないと声明を出すほどになっていることを考えると、本来規制するはずの政府や、WHOのような国際機関、行政、政治の方がおかしくなってきているのだろう。こういう企業側が倫理を持ち出す時代になると、政府の信用が低下する可能性もあるので、政情が不安定になりやすく心配だ。





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