「ICU患者」を集計せず 東京都 重症者の“定義”変更 …… それはともかく昨日までの全国病床占有率。

NHKとFNNプライムオンラインの記事である。


これが、ニュースとして市場に流れたことで、またCOVID-19/SARS-CoV-2に対する行政への見方が悪い方に変わるだろう。東京に限らず他の自治体でも、あまり良い印象が得られなくなる。軽症患者を、部屋数が無くて仕方なく入れているなら、これを一概に悪いとは言わないが、基本的に、そういう風に変更した事実があるなら、変更する際に病床の関係で変更した旨を世間に伝えるべきであり、どこかからリークされて、メディアが伝えるようになる状況を避けるべきだった。

これは、都知事がそこまで情報を得ていたかは知らないが、行政府の失態であり、都知事の支持率にも影響を与えるだろう。
鬼の首を取りたい人は世の中に沢山いる。特に、医療関係者じゃない人ほど文句を言うものだ。
しかし、現実を言えば、そんなに大問題でもない。強いて言えば、私のように集計している人からすると、重症ベッドを軽症の人で埋めないといけないほどなのに、確保病床以下の入院になっているなら、その数字を積み上げた不確定の数字では無く、今本当に稼働できる数に是正することの方が先だろうとは思う。

それが自治体が出来るせめてもの都民に対する対応だ。もちろん、病院はそれどころではないので、協力が十二分に取れるとは思えないが……。自分で撒いた種は自分で回収するしかない。


ということで、不定期に出すCOVIDの数字だ。

今回新たにいくつかの県で重症患者等の情報を追加した。
また、島根県など一部の県の情報は文書データから拾ったものを含めて、自ら集計した最新のものであり、現時点で他のサイトなどと同じものではないかもしれない。
一応18日末日時点で最新の都道府県サイトに公開されている情報となる。NHKなど報道が挙ってやっているような、リアルタイム市区町村データ更新ではないので、累積患者数は少し少なくなっているはずだ。(これは自治体によって、9時、10時、正午、15時、16時、18時、21時集計があるためだ。また週末は入院集計が止まる自治体があり、平日でも入退院の集計反映は1日遅れが多い。)

本題である。

COVID_JP_20200818_1.png
東京都はこのところ患者数が減ってきているが、重症は増えてきている。今回問題になった、ICUの軽症、中程度患者の入院については、別に私自身の意見は上記したとおりだ。心配のは、まだ病床占有率(標準確保3300床)が49%に留まっているのに、ICUまで使っている病院があることだろう。たぶん、他の病気などで病床が埋まっているからとか、看護師や医師の確保(感染症病棟勤務に人材を移すデメリット)が影響しているのだと思うが、標準確保が全部埋まる状況になれば、もうパンクしているのは確実だなというのははっきりした。

そう考えると沖縄は、患者が減ってきているとは言え、本当に厳しい状況が続いていることが分かる。
尚、全国の陽性患者数は、12,482人であり最悪期より約2000人ほど減少している。ただ、波が完全に収まったわけではない。


次の表は、季節参考に、熱中症搬送情報を追加した。前回までは全期間(累計)だけだったが、今回から先週と全期間の数字を入れた。

COVID_JP_20200818_2.png
先週だけで、国内のCOVID陽性患者は、7,334人だったが、熱中症搬送(救急車以外を除く)は12,804人だったことを考えると、今は熱中症の方が危険な状況にある。
とはいえ、COVID陽性者が増えても良い訳では無く、熱中症患者が出ないように減らすことの方が、COVIDより対処方法がはっきりしているから、熱中症の抑制方法を語る方が良いと言うだけだ。合わせて2万人以上になるわけで、どちらかを減らしたいのは当然だ。

最後に全体の傾向である。

COVID_JP_20200818_S.png

お盆休み明けからの減少傾向は今も続いている。ただ、月曜日に書いたが、本当に患者数が減っているかどうかが見えてくるのは今日からの動向次第だろう。この調子で人数が減れば、重症や死亡は暫く増えるかも知れないが、徐々に状況は改善していくと思われる。週末に掛けて勢いがプラス方向に増すようだと、この程度の患者傾向は今後も止まらない可能性が高い。これが、新しい日常であり、この程度の社会活動状況を維持しないと、患者が更に増えるということになるのだろうと思われる。


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