BURN-Proof対応CD-Rドライブ……懐かしい響き、懐かしきSANYOの姿。

AKIBA Watchの記事である。元は2000年3月4日の記事だ。
BURN-Proofと言えば当時画期的だった光学メディア向けのSANYOのバッファアンダーランエラー防止技術である。

一般の技術名称はLossless Linking(ロスレスリンキング)と呼ばれていたもので、SANYOが最初に同社の光学ドライブに採用したリアルタイムバッファアンダーランエラー防止機能である。簡単に言えばバッファー(メモリー)が枯渇してもその枯渇した瞬間の位置情報をドライブが記憶しておき、バッファーが回復したタイミングでその場所から書き込みを再開するという技術だ。

当たり前の技術だが、当時はこれがないから何枚もCD-RやRWをダメにしたことがある。書き込み中は決して他の作業をしてはいけなかった。

しかし、これの誕生で4倍速超え(6倍速ぐらいが限界だった)でもバッファー不足は起きなくなり、光学メディアへの書き込み速度は4倍速から一気に8倍10倍と加速度的にスピードアップした。そして、BURN-Proofに限らず、JustLink(リコー)、ExactLink(日立LGデータストレージ)、safeBurn(ヤマハ)、PowerBurn(ソニー)といった同様の技術ブランドが誕生した。今ではこれを売りにするメーカーも無くなったが、何せDVDのRやRWではこの機能は標準で実装が義務づけられたからだ。
また、Windows XPやMacOS X以降ではCD書き込み機能(開発名:Mt.R)が標準でPCに実装される中で、この機能の搭載はCD-R/RWでも標準化された。

だから、この名称を今の時代に聞くことはない。表向きは既に消えた技術だが、CDやDVD、BDを書き込むことがある人はお世話になっている技術だ。パソコンでもDVD/BDレコーダーでもこれが生まれてこなければ、記録メディアとしての光学メディアが普及することは無かっただろう。

まあ、今となってはデータ記録媒体として光学メディア自体を使うことが劇的に減っているのだが……人に配布するような映像や音楽媒体でなければ、たぶん光学メディアを使って人に受け渡す人はほぼいないだろう。PCやスマホ間のデータの受け渡しは、クラウドデータフォルダーやUSBメモリーなどを使うだろうし、バックアップにCD/DVD/BDは容量が足りないため、外付けHDDやフラッシュメモリー(SSD/USBメモリー)を使うのが一般的だ。

そして、コンテンツ自体もセキュリティ保護が強化されているので、ダビングなども出来なくなり、知人間での番組などの融通も殆どないはずだ。だから、生(何も記録されていない)ディスクは以前に比べて売れない。日本は海外に比べるとまだ売れている方という程度しか売れない。


そんな時代に入る前に、BURN-Proofも開発元のSANYOも姿を消したが、確かにこの技術は今にも残っていて、光学記録媒体を支えているのである。
当時は、これを見てMOかCD-Rかで揺れたのを覚えている。結局両方買ったが……。530MB<63分>/650MB<74分>(その後700MB<80分>)の12cm円盤で大容量だった時代で、ハードが5万円でも良い品だった。

今では、256GBの爪の先ほどのMicro SDカードが5000円台で買える時代である。まあ、あの当時でもFDからCDとかDVDの流れだったわけで、媒体の変化という視点で見ると、今の方が伸び悩んでいると言える。

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