減らない陽性患者と増える感染確認者……状況が悪化する医療機関や社会。

完全なものはまた後日出すと思うが、今週公開した集計データを元に、病床逼迫度(まだ閾値がはっきりせず仕様として確定はしていない。)などなどを集計してみたところ、かなり酷い状況であることが見えてきた。

このデータは、厚労省が毎日集計しているデータと、時々出しているデータを元に出したもので、複雑なものじゃないのだが、ちゃんと有識者会議などは計算しているのだろうか?

COVID_JP_20200730.png

表はかなり大きいものなので拡大しても時は小さく見にくいが、あくまで暫定で病床の逼迫度などはまだ調整中なので、今は大きくする予定はない。
ただ、今の現状がある程度は分かるものとして公開することにした。

重症が少ないから大丈夫……って言うのは既に無理だろう。

現状では全国のどこかで既に医療崩壊が起きている可能性がある。ただ、見た目で見るとまだ分からない程度かもしれない。
端的に言えば、検査拒否、受け入れ困難などが増えてくる領域に概ね7月26日頃に入っているかもしれないが、共用(他の病気でも利用する)最大枠はまだ残っているはずで……。一応まだ、どの都道府県も最大キャパは超えていないからだ。ただ、昨日時点のデータを35日前水準と比較すると、概ね7週間で毎週1.4倍~1.5倍の階乗ペースで状況が悪化し続けた計算であり、この感染増があと1週間も続けば、北海道を除く主要な大都市圏で飽和が起きる恐れもある。

即ち、3月~4月以上にヤバく、感染者を隔離する場が病院や宿泊施設の確保では足りなくなるということだ。

そんな状況で、東京は今日患者数が463人を数えた。たぶん、大阪、愛知、福岡、沖縄などでもまだ暫く増える可能性が高い。(週末は検査数が減るので減る可能性がある。東京は9時-9時集計なので明日まで増える可能性が高い。)検査数の上限に限界がなければ、これから指数関数領域(1.4倍どころか数倍に跳ね上がる)に入る可能性も否定できない。


<覚悟を……>

感染はGo Toの影響で既に全国区になり、たった一週間で、沖縄などの感染数はかなり厳しい状況になっている。
そして、感染の広がりは現状で既に止められるかと聞かれると本当に心から厳しいと思われる。既に東京だけの問題ではなくなり、全国で火種が、拡大し火災へと変わってきたからだ。今から皆が意識し対策しても少なくとも数日(6日~7日、長ければ14日)は惰性で増えるだろう。

そして、この問題は例え経済を続けると政府が述べても、今からでは厳しい。何故なら、これをもっと早く言っていればある程度、世間も納得したかも知れないが、今となっては既に病院が追いつかなくなりかねない状況や実際に切迫している状況にあり、恐怖の方が高い確率で勝利するからだ。

もっと早くからスウェーデンやブラジルなどでの首相(大統領)の当初発言のようにトップが開き直って発言してくれれば、医療機関などもその気で、対応しまだマシかも知れないが、お墨付きは中途半端で言っていることとやっていることがチグハグ、専門家は日和見、経済対策を喜ぶ経済団体は大企業の一部だけが政府から言い値で金(仕事)を貰ってやったという状況では、大半の社会活動者が恩恵を受けられず隠るしかなくなる。

そこに既に陥っている訳だ。

今は夏なので、これでも感染(重症化)が落ち着いている方だが、たぶん今感染を抑えられる程度の距離を確保していても、冬にはその距離では足りなくなる地域も出てくるかも知れない。

その状況で、今政府の対策会議は感染防止の指針とか今更考えている訳だ。
そして、集まるのは避けろと言っていながら、自民党はこんなことをしている訳で、テレワークで出来るだろうと言いたい。

特に、感染防止の指針は、本来4月5月の間に行われて完了しておき、今何度目かの修正が掛かっているべきことだ。何で、こんなに感染が広がって指針作りをはじめることになったのか、政府もそうだが、そこに異論を出さないのであれば専門家も含めた神経を疑う。指針より今せねばならないのはすぐにでも、一部業種の自粛要請を出すことぐらいだ。国民に県外への移動制限を求めるぐらいすべきであり、それをどうするか決めるぐらいだろう。


まあ、感染者が増えて病院が重傷者を受け入れられなくなっても、その責任には政府(政治家、専門家会議のメンバー、国会議員全般を含む)が確実に対応し死人が増えた分だけ、歳費を減らして行くとか、感染が増えた分だけ政府や内閣府の次官級の賃金を最大80%ぐらい減らして(ちなみに、亡くなられた、重症で苦しんだ人のお見舞い金が十分に確保出来る年数まで賃金はその水準に落とす。途中で辞職または職務が失効<更迭>した場合は、それは所有資産から差し引く。)、対応するとか言うなら、このぐらいの対応でも良いのかもしれない。

このままだと多分ロックダウンしないと感染の流れは止まらなくなるだろう。
しかし、ロックダウンする予算が今の政府にはない。法律もない。
Go Toを中止して、その予算を国庫に戻してでも、一部のリスク企業を止めて補償ありの停止措置を行うことを急がないと、いろいろなチャンスをもっと逸していくのは間違いないが、それをする気があるのかというと、以下のような記事が出ているので既にないのも明確だ。

我々自身でリスク回避を目指すような行動を取る覚悟をまた求められているのは間違いない。
ただ、このまま政府が梨の礫なら、日本は経済も政治も社会も修復不能になってしまう恐れも高い。


マスク転売の規制廃止の話がもう出ているとかいう話もある。政府が一体何を考えて、行動しているのか全く分からない。


少なくとも、国民全体比で見た幸福率の高さを目標としている訳では無いのだろう。
だから、相当に悪く見積もっておく、覚悟が必要だ。絶望的ぐらいに見ていれば、きっとそこまで行かない可能性も十分にあるからだ。しかし、中途半端に、BCGがウンタラとか、若いから感染しても重症化しないしとか考えていると、実際に感染した時に病床が確保出来ず、重症化しても手遅れとか、肺症状の後遺症が残るなんてことも有り得る。そのトレードオフがあることを忘れてはいけない。自分の身は自分で守るのだ。


<チェリーピッキングには気を付けろ>

何となく3月~4月の対応が収拾を付けたような雰囲気になったことで、結局何となく日本は感染しない因子があるということが広がり、何も次のコロナ流行が起きた時の対応は決まらず今に至り、経済対策をして、経済対策が失速(転覆)し、むしろ失望を広げている。

この先に待つのは、たぶんあまり良い話じゃない。

天候不順や蝗害の影響が世界にどれほど広がるかも分からず、食料品の価格もどうなるか分からない。
一方で、仕事を失う人がこれからどれだけ出るかもわからない。その状況で、蝗害や水害、地震などでも起きよう物なら、食糧危機へと突入する。
最近は一部の雑誌で食料もコロナも楽観論を書いて広まっていたが……食料などは特に状況の好転が望めるかは不透明だ。

野菜もお肉も値上がりしているからだ。日本では、店頭から食品が無くなることは、よほど円が対外的に価値を失わない限り、今の時点ではないだろう。何せ、世界的な商社が多くあり、流通グループも沢山あるからだ。しかし、あなたが満足にご飯を食べられるかは全く別の話だ。

あなたが仕事を失えば食べられなくなる恐れがあるし、給料が下がって食料の価格が上がれば、食べられる量は減るかもしれない。それが、日本などの資本主義の国々で起きる飢饉の現実だ。お店には食品が並んでいても、フードバンクから少ない食べ物を貰って生きなければいきられなくなるかも知れないと言うことだ。

欧米では本当に今日時点でも起きていて増えていることだ。そして、これからもそれは増える見込みだ。

楽観視する人々は、そういう市場の現実を敢えて示さずに、持論を述べる人も多い。

しかし、実際に状況が悪化しているときにそれを切り抜けられる才能を持つ人は、むしろ悪い状況を先に頭に入れてから状況の組み立てを行う。
もちろん、一か八かで反転を見越して投資するようなギャンブラーもいるが、そのギャンブルはたいてい結果論として成功しただけで、その経過を理屈で見ると実は一致せず、危ない橋を渡っていたということも間々ある。それは即ち、本質を改善しないと本当にダメな状況で行うと、どんどんドツボに沈んで行くことを示している。

それを、今はあたかも上手く行きそうな例のように扱うことが増えたから、失敗が重なることも増えたのが今の日本かも知れない。

悪い時には、最悪を常に計算しながらその中に見える良い情報や、どこに反転の兆しがあるのか(どこにどんな資源を投じれば改善し反転するのか)を見極めてそこを育てようと努力することだ。何もしなくても今の状況は、悪くない、むしろ良くなっていると発信して皆を騙して、群がるのを待つのはいわゆる詐欺的手法であることを忘れてはいけない。



ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント