コロナワクチン、開発順調 英、初期治験で好結果……AZD1222ワクチンの効果について、

昨日からアストラゼネカの記事が並んでいるので、それについてプレスを調べて見た。


以下がゼネカの原文である。

内容を読む限りでは、AZD1222と呼ばれる製品候補ワクチンのフェーズ1と2の試験における評価で、1077人(18~55歳対象)の結果を元にした結果である。一回目の投与後で1ヶ月(28日追跡調査の結果と思われる。尚この後は184日、364日となる。但し初期のグループ<いわゆる副反応を調べるグループ>は3,7,14,28日にも受診しているようだ。)のSARS-CoV-2に対する抗体反応が4倍に増加したそうだ。また、全ての接種者で14日目までに、T細胞の当該の抗原に対する活性が確認されたようだ。


副反応は、頭痛、疲労、悪寒、倦怠感、筋肉痛と注射部位の痛みがあったが、重篤(全身症状-アナフィラキシーなど)の症状は出ず、パラセタモール(アセトアミノフェン)解熱鎮痛剤の服用で緩和、改善されたとしている。

中和抗体の生成は1回目で91%、2回目で100%の患者に感染回復期の患者と同等の生成を確認したとしている。
以前モデルナのワクチンでも示されていたが、2回の接種だとより好ましいという結果のようだ。

尚、現在の次のフェーズでの試験は、英国の他、ブラジル、南アフリカで行っており、今後米国でも試験が行われる見込みとなっている。まあ、米国は今感染者が極めて多いため、遅れているのだろう※と思われる。これらが、終わり良好なら、承認される模様である。


※ワクチンの治験では、感染している患者に投与すると、抗体の生成が実際のウィルスによって起きたのか、それともワクチンによるものか判断出来ないため、感染者数が少ない地域で試験する必要がある。まれに、正反対の解釈(患者が多い地域でなければダメと思っている人)がいるが、真逆なので注意して欲しい。即ち、感染者が極めて多いと、ワクチンの試験が出来なくなる恐れがあるという点に注意が必要である。
 これらの抗原抗体検査は、非感染者を対象に行われ、追跡される抗体の活性状況は、血液サンプルに当該抗原や本物の培養ウィルス等を用いて試験するものである。実際に感染している人の体等を使う訳ではない。


以上のような状況らしい。モデルナが先行しているので、一歩遅い感はあるが、こちらの方が量産する際の生産量が多い見込みで、海外での販売にも意欲的に取り組んでいる。日本で海外産がくるとしたらこちらになる可能性が高いが、今の経過を見る限りでは、悪い状況ではない。あとは次のより大きな単位でのテストでどうなるかだろう。

しかし、予防接種のワクチンは、全く重篤な副反応が出ないことは、考えにくい。たいていの場合は、1万~100万分の1以上は出てくるものだ。
後々問題になった子宮頸がんのワクチンでの重篤な副作用が890万接種分の2584接種(人)で問題になったのは記憶に新しい……実際に投与をはじめた場合にはそれが出てくる事も有り得るというのは忘れてはいけないことだ。

もちろん、そのぐらいの副作用率だと、コロナの致死率より低い年齢層も多いので、価値がある。果たして、そういう認識を植え付けずに、良好というデータだけが出続けるのが良いのかは心配だ。緊急で進めている中で、報道関係者や専門家も、自分のポイントを稼ぐために、極論に寄り易い。こういう点をちゃんと世間が理解するようにしておかないと、有効なワクチンでも、緊急許可が出た後、僅かな重症例で寄り戻しが起きる可能性は大いにあるからだ。





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