Linuxでも「ブラックリスト」「スレーブ」などの用語を変更へ…… 凄い時代になったな。

CNETの記事である。日本で痴呆症と認知症とか、盲(めくらと読む)などが消えていった流れが、OSで使われている用語で置き換わっていくわけだ。凄いことになりそうだ。

<差別用語の扱いは難しい>

日本人の感覚で言えば、そこまでするかという点はあるが、日本でも何年かに一つぐらいは、言葉の一部が差別用語として消えていく傾向があるので、決してこれ自体不思議なことではない。後は、その言葉を嫌だと思う人がどれだけいるかと、その言葉がどれだけの世界で使われていて、置き換わることによって、どんな影響が今後出てくるのかという点だけだ。

英語を前提とした用語が置き換わるのは、結構日本人からすると覚え直すのが大変なことかもしれない。日本語なら、簡単に理解出来ても、英語ベースだと元の意味が分からない中で、言葉が変わってしまって混乱する人も多いだろうから。

しかし、ブラックリストとホワイトリストまで変わるとは思わなかった。元々blackには黒人という意味(Peopleを省略して)もあるので、その影響を受けたのだろう。黒人の人がそこまで意識している人がいるのかは良く分からないが、許可と拒否などの名称に置き換えることが出来るため、それに変わっていくことになる。そして、OSなどでこういう流れになると言うことは、当然だがコンテンツ政策でも最新の注意が必要になってくるだろう。

これは、日本人のクリエーターにも将来的に影響を与えるはずだ。日本人は、黄色人種の単一民族国家に暮らすため、いわゆる人種差別というものをあまり理解していないケースが多いが、外国人虐めというのは特に学校などで行われているケースが昔から相当程度はあったはずで、気が付いていないとか、気が付いていないフリをしている人が多いだけだったりする。同じ日本人でも虐めはあるのだから……。

そして、ほぼ単一民族故に、そういう問題視しない傾向もある。だから、これがそれほど重大な話になるとは誰も思っていない可能性が高い。それが結果的に、世界からみて甘い国と思われるようになる恐れもある。そうすると、コンテンツや産業商品の売れ行きにも影響するだろう。こういう人の差別に対する認識の世界的な変化に対して、国民がそれをどれだけ理解出来ているかは、国際社会に対して物を売っていく国を目指すなら重要になるだろう。


<今回の黒人差別問題は……文化や歴史をも覆す勢いであることを忘れてはいけない>

最初は米国から始まった今回の黒人差別問題は、今までとは大きく内容が異なる。これまでは、ただのデモと争い(抗争)のような動きで、社会的に何かを成した人の銅像などまで世界で倒されるような状況にはならなかった。それは、良くも悪くも今に繋がる歴史であったからだ。しかし、今回はそういうものさえも壊されたり、捨てられたりして否定された。しかし、だから暴徒だとも言えない。一部では過激な略奪も行われたが、実際の世界における活動では、結果的にデモの数の割に破壊活動は少なかったからだ。

それが示すのは、一時的なガス抜きとしてのストレス解消や社会崩壊を狙ったものではなく、本気で歴史の教科書に書かれる内容が変わることを望んでいると言うことだ。要は、世界で変えられるものを変えていく努力を怠るような企業や国に対する国際的な民衆の評価は今後下がっていくということだ。これは、この先日本が海外に売るような商品でも示されるようになる可能性が出てくるだろう。

まあ、本当に日本ではあまりこれを差別に影響するとは思っていないだけに、やり過ぎ感があるようにも見えるが、世界は変わっていく可能性が今のところは高いだろう。いや、結果的に変わらない可能性もこの先まだあるのだが、SARS-CoV-2(コロナウィルス)の流行も終わっておらず、社会批判そのものを何かこう言った方向に向け続けて、その変化を利用して社会の雰囲気を安定へと導きたい思惑も、経済や政治の世界にはあるはずで、コロナが終わるまではこの流れを続ける可能性が高いだろう。

しかし、言葉の中に隠語として含まれる蔑み(蔑称)は人種差別だけではなく社会のあちこちに存在する。
それらの全てが今回消えるわけではない、それらが今後も残り続ける以上この先もこういう蔑称と捉えられかねない言葉の終焉が何年、何十年のサイクルで消えていき、そしてきっと消えた分だけ新しい蔑称が生まれるのだろう。人というのはそんなことを繰り返している。愚かな存在でもある。















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