新macOS Big Sur発表。Mac OS X以降で最大のデザイン変更 …… macOS 10.15→11へ刷新、OSもCPUも変わる。BootCampは不明。

PC Watchの記事である。ITmediaやASCIIなども同様の記事を出している。


Appleで正式なメジャーバージョンの更新が行われるのは、昨日~今朝(米国時間:昨日)の発表からMacOS X 10.0の登場(2001/3/24)まで遡り19年と4ヶ月ちょうどぶりである。ただ2000年9月13日にはPublic βが公開されていたので19年と10ヶ月ぶりとなる。macOSブランドもついにスティーブ・ジョブズの掲げたOS Xから卒業することになる。中身は、Darwin(NeXTSTEP)だけど。


これと同時に発表されたのが、Apple Silicon(以下AS)と呼ばれるArm Architecture 64-bitを採用したプロセッサーである。
今回発表された内容だと、スマホと同じような一体型SoC構造(Advanced Sillicon Packaging)であると考えられる。
搭載されている機能は次の通りである。

常時接続Always-Onへの標準対応(Always-On Processor)
HD Audio/Hi-Res(High Efficiency Audio Processor)

GPU部
ビデオエンコーダー(high-perfomance Video editing)
ビデオデコーダー(Low-Power Video Playback)
HDR Display対応
高性能GPU(High-Perfomance GPU)
メインメモリー共用ビデオメモリー (Unified memory)


CPU部
マルチコアBig.Littleプロセッサー(High-efficiency CPU Cores/High Perfomance CPU Cores)
大容量広帯域キャッシュの搭載、(High-bandwidth caches)
AES-NIまたはSHA-NI、または両方(Cryptography Acceleration)
DL/ML対応の処理回路(Machine Learning Accelerator/Neural Engine)

以下Arm標準機能として
Trust Zone(Secure Enclave)
ARM Power Control(Advanced Power Managment/Low-power design)
Turbo Boost(Perfomance Controller)

-その他-
Internal ISP(High-quality camera processor)
DDR4/LPDDR4 or 5 Memory Host Controller(High-efficiency DRAM)
NVMe/UFS サポート(High-Perfomance Storage)


概ねApple Aシリーズを拡張した製品であると見て良い。
CPUの噂では12コアになるとされている。
GPUも内蔵しビデオメモリーはメインメモリーと共用になる。大容量広帯域のキャッシュというのが少し謎だが、何か面白い仕組みがあると本発表で会場が沸くだろう。

外部GPUをサポートする製品が出るのかどうかは不明だが、初代モデルではサポートしないのではないかと私の予想では思っているし、今後もサポートしない可能性も無きにしも非ずだ。

今回BootCampなどに関する情報は出ていないようなので、ASベースの製品がWindowsを動かせるかはまだ分からない。動かせるとしても、MicrosoftからArm版WindowsのDSP/Retail販売の解禁が必要になるので、登場前にその方針が示されるかどうかが重要だ。一応Windows側では来年の春からArm On Windows でx64をサポートする方向で開発が進んでいるという噂があるが、Appleの予定が当初の21年からというものより早くなっているので、切り捨てに動いている可能性も否定できなくなった。BootCampもセキュリティなどの面で維持にはコストが掛かるので利用者がどれほどいるのかやMicrosoftの開発状況と性能や消費電力のバランスによっては、切り捨ても有り得るだろう。


しかし、AppleのAS、x64とのバイナリー互換にバイナリー変換の仕組みを入れてくるとは思わなかった。これは、Androidで取り入れられている機能である。ただ、これ初期製品だと結構不具合が出ることがあるので、登場して暫くはバグ潰しに追われるのではないかと予想している。開発するサイドとして良いかどうかは、この発表だけでは何とも言えないが、逃げるほどのものではないが、参入するほど凄いものでもないという感じだろうか?

AppleのMacは元々自社アプリケーションで有力タイトルが多い純正型になっているので、サードパーティーがそこでシェアを得るのは難しい側面がある。まあ、挑戦するには今回のタイミングはちょうど良いのかも知れない。そういう点がある種、このようにちゃちゃっとプラットフォームを変更する原動力になっているとも言える。


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