「サイやキリン脱走」のうわさがSNSで拡散、動物園は否定 米シカゴ …… その嘘を流す心の中にいる獣(beast)を自分で退治すべし。

CNNの記事である。だいたい災害や非常事態が起きると動物園から○○が逃げたという嘘が流れる。これは、世界で共通の話である。

しかし、サイとキリンを脱走させるのは難しいだろう。そもそも、人に飼い慣らされているならサイやキリンはよほど酷い行いをするか、繁殖期(子育て期)などで気が立っていない限り比較的温和である。獣舎を抜け出せるほどとなると、2枚以上の扉と、金属製のおりを破る必要がある場合が多く、逃げ出したとなっても、飼育員や警備員の目を忍んで園外まで逃げることは不可能だろう。大型獣はまずすぐに見つかる。

ちなみに、逃げても人を襲う可能性が少ない草食の小型獣、齧歯類や、ウサギ、猫、イヌ、羊や馬、鹿の仲間のような生き物、魚、は虫類、鳥なら逃げ出す可能性がゼロではないが、園外まで逃げるとなると、よほど檻が老朽化しているとか、飼育員が檻の管理を誤った場合ぐらいだろう。

実際に台風の後などにそういうケースはあるが、猛獣で起きることは先進国ではほぼないと思われる。まあ、輸送中にありえるかどうかぐらいだろう。


<何故人は嘘を流すのか?>

というのは、本人に訊かないと分からないが、大きく分けて考えられるのは2つだろう。まあ、もう一つ3つ目もあるが3つ目は少ないと思う。

1つは、多くの人に自分の発信する情報を見て欲しいという目立ちたいという願望だ。これは、厄介なものだが、誰にでも多少はあるものだ。2つ目は、ちょっとした悪ふざけ(冗談)というパターンだ。本人は極一部の人に冗談として送ったのだが、それを誰かが本気にしたり、または冗談を本気になるように編集してこれは良いと世間に流すこともあると考えられる。実際に、日本ではそうやってバイトテロが発覚したケースもある。

これは、多くの人から見ればあり得ない話だが、ネットを人々と対面で会話をするような環境と同じような用途で使っている人だと、1つ目も2つ目も陥りやすくなるとされる。会話であればその声が聞こえる範囲だけの冗談で終わり、打ち消しも容易だが、ネットでは例え後から嘘だよ(冗談)と伝えようとしても、広がり始めると止まらなくなる。それが、言葉と同じように使ってしまう人にとっては、安易にやりがちな行動と言える。

ちなみに、3つ目とは何かというと、本当に悪意があってやるケースもあるとされる。これは、全体としては極めて少ないと推定されるが、悪意のあるケースでは、個人が特定できないように、サービス接続も隠蔽して情報を書き込むため、この手のすぐに分かる嘘では使われる事が少ないとされる。簡単に言えば、政府や社会などに対して、有り得そうな話をでっち上げるということになる。それがある種のビジネスなのだ。これがフェイクと呼ばれる情報だ。


今回の場合は、1か2だろうが、今回はそういう投稿がいくつかのパターンで見られたようで、後から愉快犯が何人も出たようだ。本人達は楽しいのだろうが、施設側の人からすれば溜まったもんじゃない。まあ、冗談を言うならもっとこれはジョークだと分かるものの方が楽しめるだろうし、米国でのデモからの暴動に対しての流れなら、動物園の猛獣が放たれるより、人々の心から放たれる野獣の方を冗談に使った方が、ウィットが効いて評価されるかも知れない。


しかし、本当に世界はどうなるか……世界に蔓延る嘘も常態化し、何を信じて良いのかも分からない。経済も、金融市場の緩和頼みで既に硬直していると言ってよい。市場にお金は沢山回っているはずだが、多くの民衆の手元からは減って行き、仕事も無くなっていく可能性があるSARS-CoV-2の社会で、この先、こういう噂やデモ、より尖鋭化した日々との社会主張行動が増していくことになるのだろうか?









ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント