相次ぐ小学生水難に警鐘、プール休止も懸念材料に …… プールに限定する話ではない。

共同通信社の47NEWSの記事である。


水難事故は、夏にかけて増えるものであり、今年が特別多いのかはこの記事からは分からないが……今年はプール休止がいくつもあるようで、その影響が今後こういう事故にならないか懸念されているということなのだろう。ただ、これを書いた記者がそう思っているのか、それとも、誰かに聞いたのかも分からない(ここで言う専門家も誰か分からない)ので、いろいろ謎な記事である。


しかし、いつまでどこまでコロナ感染の広がりを恐れて自粛をし続けるのかは考えないといけないことだ。

<プールの問題>

そもそもの話、プールの場合はプールの水の中での感染リスクという点で言えば、日本の公共プールでは塩素消毒の基準があり、SARS-CoV-2を含めたコロナウィルスが水中で感染力を保持することは出来ないだろう。あれは大腸菌群でも増えることは難しい濃度で且つ、人の皮膚が障害(炎症)を起こさない濃度である。ウィルスの大半は不活化する。

だから、水の中での汚染感染はない。但し、プールサイドやプールから顔を出した状態。または更衣室での感染リスクがある。これらの点で、密集を防ぎ、密室(密閉)空間を避ける方法が取れるならプールは再開しても問題ないだろう。まあ、都市部で客が沢山殺到するプールや、自然の水をそのまま使い消毒がないプール(ため池のようなプール)の場合はよほど水が入れ替わるところか、予め予約時間制を取らないとダメだろうが……。

コロナの営業で、こういうのが止まり、他に向かっていってコロナ以外で死亡する子供や大人が増えるなら、そのトレードオフを鑑みて、やっても大丈夫な範囲で営業はするべきかもしれない。

これは、プールに限らないが……

<大きな落とし穴>

この手の記事に違和感を感じるのは、何故プールを根拠にしているかという点だ。私が気にしているのは、もしその子が1人で日頃遊ばない河川や用水路で遊んでいたならば、それは友達と遊ぶことが感染のリスクに繋がることなどを、親や社会から伝えられており、そこにこれまでやって来た遊びや家族との過ごし方の変化が重なって、外に目を向けた可能性も否定は出来ない。

もっと言えば、5月迄は遊技場も閉鎖されていたり、スーパーマーケットに買い物に行くとしても密を避けるために、子供を連れて行っちゃいけないと言う話まであった。公園の遊具も閉鎖していた都道府県まである。友達とはなるべく接しないことを求められ、学校などが始まっても、それは求められ続ける。そういう子供達が一人遊びで何をするかとなると、近所の一人遊び探検などに出かける子が増える可能性はある。


その結果であれば、実はプール云々じゃない。もっと、大きなものを子供は失っていると言うことだ。子供同士でもつコミュニティを失ってしまって事故に遭っていることも有り得るだろう。


まあ、こう思った理由は、全国で緊急事態宣言が出ている時に、子供を道ばたなどで結構見かけたからだ。一人で遊んでいる子も結構いたし、何人か少人数で遊んでいる姿も見た。しかし、これまではそれほど見ることも無かった。これは、結局、学校が休み、習い事も休みとか、いろいろ重なり暇が増えたからだろう。結構子供がいるんだなと思った場所もあるほどだ。それは逆に言えば、子供が日頃家の周りなどの外で遊ぶ時間を持たなかったということでもある。


後者はここでは記事とは関係ないので影響まで述べずに割愛するが、これは緊急事態宣言が解除された今でも、学校などでのルールとして残っているところもあるだろう。人の接点を減らすように求められているかもしれない。すると、事故はいろいろな面で増えていくかもしれない。これが、変えることを求める子供社会の弊害だとしたら、プールの再開如何に限定する話じゃない。子供の生活する空間がどう変化しているかをもっとしっかり見ていかないと、多くの子供が不幸になるかもしれない。

<高層階で育つと高い所は平気、
           前回一人で安全に出来たことは安全>

これは、大人でもよくミスをすることの法則だが、子供では極端に出やすい傾向だ。小さな頃からマンションなどの高層階で窓から見える景色をみて育つ子は、高所を怖がらなくなる。最近は高層マンションからの落下事故も多いのは、そういうことでもある。低い階層に住んでいてそれほど高い場所に行くことがないなら、マンションのベランダとか怖くて子供1人では行かないだろう。しかし、安全だ景色が良いと慣れてしまえば、乗り出しもすると言うわけだ。

これは、水難事故(川、海)や登山事故でも言えることだ。1人でもこれまで多少危険な冒険をしても上手く出来た人は、次も上手く出来ると思い込むことがある。これは、性格の差もあって大人でも子供でもやる人はやる。いわゆる自信過剰になりやすい人だ。

もし、今、子供の水難事故が多いなら、親は子供が1人で今日何をしたかをしっかり聞くことが今は大事だ。
そして、少し子供だけで冒険をしている場合で且つ、その子が性格的に自信過剰気味(お調子者)なタイプなら、しっかり注意するように伝えることは大事だろう。こういう場所は危ないからやっちゃダメだよということや、1度遊んでいる場所を見ておくことも大事である。

地域全体で見守りとか、実践できる地域は少ないだろう。今や共働きも多いのだから、地域にそういう目が少ない。だから、行動の変化を大人も子供も求められる今の世では、より子供に注意を払う必要があるだろう。

本当は、子供同士でも目が行き届けば良いが、結局、これは全てコロナという体での行動変容を求めている結果であるのは間違いない。そのため、気を付けるべきは家族と、可能であればその近所にも目を配って貰えるように、日頃から心地よい関係をある程度持っておくことだろう。



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