街にすみ着くキタキツネ エキノコックス感染懸念 専門家「虫下し散布を」…… 最近は本土(本州)のイヌなどでも見つかりつつある。

北海道新聞の記事である。キタキツネ(アカギツネ亜種)には、エキノコックス条虫(Echinococcosis)による感染症が比較的高い確率(4割~5割以上とされる)で存在し、年々その条虫を体内にもつ割合が増えていると言われている。

だから、キタキツネを餌付けして人の近くに生息させてはいけないと今では言われるようになった。エキノコックス条虫はサナダムシや回虫などと似た特性があり、人にも寄生して体内(腸内)で育ち、そこから血管を経て肺や肝臓などの臓器を食い荒らす生物である。エキノコックスは、回虫などのミミズのような体と違って、細菌よりは大きいが肉眼で見ることは出来ないぐらいの大きさの条虫である。

この条虫感染は元々大陸由来で発生しており、日本の本土では定着していなかった。だから、これまでは、北海道にいるアカギツネで多く見られていた……のだが、実際にはネズミ目やノラのイエイヌなどでも宿主となるため、それらを介して徐々に感染の割合が上がっていることが分かってきている。

何より怖いのは、イヌを介した汚染である。以下は2014年の日本経済新聞社の記事だが、愛知でこのエキノコックス条虫を含んだイヌのフンが見つかっている。

これは、6年前の2014年でここまで来ていたと言うことだ。今だと、もっと広がっている可能性もあるわけだ。
人が動物を連れて移動するだけでも、拡散する可能性があるわけだが、野良犬やネズミなどの移動を抑え込むのは難しい。大型船などにそれらがある程度乗る可能性はあり、人が連れ込むこともあるからだ。
その結果、急速に条虫は住処を広げていく。


だからこそ、ペットを飼っている人は定期的に動物に対する健康診断をすることと、自分の検査をすることが大事になる。また、飼っていない人でも、野良犬やノラネコの餌付けなどは避けることが望ましい。もし、餌をやりたいならちゃんと家の敷地内でリードを付けて飼うことだ。野生動物やノラの生き物に餌付けすると、その人は生き物に良いことをして満足した気になるだろうが、その人が来ない時には人を襲うようになったり、病気を広げたりすることもあるのだ。元々ノラにはノラの餌場があり、それが限られてるから頭数や町に出てくるノラのバランスが取れるようになる。そこを忘れてはいけない。

まあ、キタキツネなどに餌をやるのは、海外や国内の別の場所から来た旅行客が殆どだが……今回のコロナ(SARS-CoV-2/COVID-19)でも言えることだが、野生の生き物やノラの生き物は人にとって脅威となる疫病を持つことが結構あるということを忘れてはいけない。


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