CPUアーキテクトのジム・ケラー氏がIntelを辞任 …… 驚きの辞任。

PC Watchの記事である。


Teslaと同じで在籍2年前後の辞任だが、今回は半年間はコンサルで残るというのがちょっと気になる点だ。何となくどんな形でも良いからIntelが残るように打診した感があるからだ。Jim Kellerはたぶん61歳のはずなので、予定の一部がキャンセルされていることを考えると唐突であることもあり、本当に何か唐突に起きた可能性が高いように見える。

あと半年コンサルをやると言うことは、表向きはTiger Lake(Willow Cove Micro-Architecture)を見届けてということなのだろう。内部的には、Tigerの次のデモ製造が行われるか、その次以降の設計が終わるぐらいだと思われる。そのあとに移籍するのかそれとも、完全に退任(業界から離れる)かによって、会社で何かがあったのか、本人や家族などの何かなのかも予想は付けられそうだ。

彼が設計に参加したプロセッサーは、Digital Equipment Corporation(DEC,現在のHP/HP Enterprise)のAlpha プロセッサーの開発(開発名EV5とEV6)からはじまり、AMD K7の設計とx86-64(AMD64/x64)及びK8の共同設計(初期設計)、PA SemiからApple Aシリーズの最初となったA4、A5の設計、再びAMDに戻ってのZen Micro-Architectureの設計とK12 Arm Architectureベースのプロセッサー設計、そして、TeslaでのAutopilot Hardware(H/W)3.0の一部設計。

そして今がIntelで2年間というところだ。Tiger Lakeはたぶん2年前だと開発には殆ど参加していないだろうが、その次以降のGolden Cove……いやきっと7nmのOcean Coveの設計やプロセスに関する部分に参加していたと考えるのが妥当だが、目処が付いたから離れるのか、それとも、別の要因か……。
彼や彼の家族にあったか、同社内で彼を必要としなくなるような異変が起きているのか?もし、後者だと10nmの次が10nm同様に上手く行かないという流れも有り得るし、家庭や本人の問題だとどこまで携われたのかよっては厳しくなりそうだ。目処が付いてであれば、きっと次の成功(ステップアップ)に向けて旅立ったのだろう。


まあ、今年はSARS-CoV-2/COVID-19の感染拡大もあって、経済や社会の見通し、これまで当たり前だった人々の関係性も変化するほど、いろいろ状況が変わっている。人生(命の尊さ、儚さ)や生き方という点でも価値観が変わっている人は増えていて、これからも増えていくだろう。その中で考えると、彼の突然に見える辞任情報は、いろいろと半導体業界で憶測を呼ぶことになるかもしれない。


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