ヘリウム充填HDDは思ったほど静かじゃない?通常のHDDと動作音を比べてみた……最初から分かっていたことを敢えて調べるのが凄い。

AKIBA-Watchの記事である。内容は、残念過ぎて逆に笑える内容だった。


この記事の肝は、10TBの7200rpm HDDと3TBの5400rpmのHDDを比較した点にある。まあ、当然だが7200rpmは音が大きくなる。さらに、10TBになるとプラッター枚数が多くなるので、モーター出力も大きくする必要があり、さらに音が増える。書き込みをする際のプラッターごとに備わるヘッドシーク音も上がるかもしれない。と考えると、まあヘリウム云々というより、スペックが全く違うことで比較対象として適正ではないということになる。

というのは、ある種誰でも分かるところで、実は本当に音の圧を物理的に調べると、音が小さくなる可能性は同じ製品でも低い。(聞こえなくなる部分やストレスとして感じにくくなるケースもあるだろうが……)

ヘリウムが入っているから音が小さくなる訳では無いからだ。もちろん、人には聞き取れない周波数に逃げている音も増えるはずなので、小さくなる場合もあるが、必ず音が小さくなるわけではない。

何度も書くがヘリウムは音を小さくするための道具ではない。ただ、一般的な空気に比べて音が高くなるだけだ。その際に、音域が人の耳が聞き取れる音域を超えたならその部分の範囲だけ、音は小さく感じるようになる。もし、超えないなら……音量としては対して変わらないだろう。むしろ、低音で本来の耳だと聞き取れない範囲の音が聞き取れるようになって……ということもあるかもしれない。

ヘリウムは密度(比重)が地球大気に比べて低く軽い。しかも、軽いが故に低密度で早く動くという特性がある。そのため、音の伝わる速度が同じ気圧下であれば、混合大気の約3倍速くなるとされる。その速さ故に音がカセットテープやデジタル音源の音を3倍速で早送りしながら再生するように、音の振幅(周波数)が3倍ほど上がり高い音に聞こえるわけだ。

それが可聴範囲を超えると、人には聞こえないため、無音に感じるが、そこを超えることが無ければ音量としては同じになる。元々、低音が多い音源なら、音の階調が異なるだけで、実は聞き取れる音量としてはあまり変わらないこともある。

まあ、HDDの場合は同じ性能なら、低音域で振動を伴う音があり、それが高周波数に変わるため、改善されたように感じることが多いかも知れない。
ということになる。

ヘリウムの場合は、音域がどう変わっているかを調べた方が音量(音圧)を調べるより、人の耳で聞き取れる音の域がどう変わったかが分かって面白いだろう。音量や音圧で見た場合は、集音する装置が拾える音域によって音圧の測定値が変わるので、それが可聴帯域とマッチしていないと、正確な数値は出てこない事があるかもしれない。



ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント