バッファロー、Wi-Fi 6対応で10GbE装備のゲーム/動画向けルーター…… 画像がロボットコンテストのよう。

PC Watchの記事である。タイトルに書いたように画像にあるAX7の写真画像が高校生ロボットコンクールや、SF作品に出てくる家庭用ロボットのような雰囲気だったので、チョイスされた。

BUFFALOの本サイトではもっとそれっぽくアンテナの向きが調整されている。意図的に狙っているのだろう。


ただ、その方向が良いのかというと、何とも言えないが……。まあ、設置場所によっては効果が出ることもあるかもしれない。

一般にアンテナは、垂直方位(高さ)の調整が求められることや、指向性を求める事がないなら、内蔵のアンテナでも十分になることが多い。最近の内蔵アンテナは優秀だ。出力が違うので比較にはならないところもあるが、既にスマホや携帯には外に飛び出すアンテナなどないのはその理由の一つである。

また、稼働アンテナがあることで電波の性能が低下することもある。特にMIMO製品は、電波を僅かにずらして発信することでより速度を上げる技術だが、アンテナの向きなどを誤ると、輻輳(collision)がある方向において起きやすくなることがある。アンテナがない製品だと、設置する向きや高さだけでそれを調整することになり、1度合わせてしまえば、それで家具の配置や周りの電波環境が変わらないなら終わりだが、稼働アンテナの場合はアンテナが動かせることが逆に、指向性ばかりを上げて、届かせたいエリア全体に届かないというケースもあるのだ。そこが難しい点だ。

水平エリア全体に電波を届かせたいなら、アンテナの向き角度を同じするのが好ましい。若干の距離低下が出ても子機の高度方位に関係なく到達させたいなら、アンテナの向きを明後日の方向角にするのが好ましいとされる。尚、4連のアンテナで2.4GHzと5GHzが別々のアンテナの場合は、5GHzは壁抜けが逃げてであることを想定して、水平方向に到達しやすいように縦の向きにした方がよいだろう。2.4GHzをランダムにするのが好ましい。まあ、あくまで、一般論であり、設置環境によってはそれでも好ましくないケースはある。

そのように考えると、このスタイルでの設置は通常はしないだろう。まあ、この部屋だけ安定して接続出来れば良いと言う場合で、且つ部屋の角隅に設置するならこういうアンテナの立て方もありだろうが……。

という現実的な見方をしてしまった。

まあ、アンテナがあると電波が届きそうに見えるというのは、今でも変わらないが、よほど間取りや周りの電波状況が頻繁に変わることがないなら、必ずしもホーム製品でアンテナが必要とも限らない。日本の場合は住宅密集地が多く住空間も狭いが故に、Wi-Fi(IEEE802.11)の出力が弱めなので、どちらかというと、アンテナの大きさや方向より、ご近所さんが導入する新しい機器との輻輳の方が怖いのである。特に、アンテナの向きを下手に多くの角度に向けられると、アパートやマンションなどの集合住宅では、下の階や上の階でそれが行われた途端に一部の部屋で電波が入らなくなることもあるだろう。

上階などに届かせる必要がない場合は、アンテナは縦に並べて、設置する高さを床と天井の中間点におくのが好ましい。
部屋の隅でかつ住宅の角に設置する場合は、5GHzのアンテナを立たせて、2.4GHzのアンテナを壁に沿わせて水平より開き気味にして、壁側にアルミ箔などを貼った段ボールや、ペーパーの芯でさらに開き気味に囲うとより全体に届きやすくなるだろう。

尚、設置場所を選べず、どうしてもある向きで届かない方向があるなら、複数アンテナのうちの2.4GHz用アンテナのうち1つを斜めまたは横倒し※にしてトイレットペーパーの芯を半分に切った物の内側にアルミ箔を貼ったものを使って、その方向にアンテナが向くように覆って固定すると届くかも知れない。(その代わり2.4GHzでの接続時に全体の速度が落ちることがある。また、鉄筋コンクリート造の場合で、且つ仕切りが多いなら余計に届かなくなることもある。その場合は、親機のLAN線と電源を延ばして、設置場所を変えた方がよい)

※他のアンテナと同じ角度にはしてはいけない。これは、アルミを貼っているアンテナと同じ向きにしていると、隣接するアンテナの電波がその方角の他の場所に飛ばなくなるためである。


商業用のフロア無線だと、アンテナの向きは最初に設置した後届けたい場所まで電波の強度を調べながらアンテナの向きも調整するが、それでも上手く行かないなら、実はリピーターや親機をさらに追加することが多い。だから実は、無線LAN(Wi-Fi)で国内の基準に照らした出力の無線だと、実はアンテナが意味を持つ部分がかなり限られていたりするのが、実は玉に瑕である。もう少し出力が高ければ、アンテナを搭載する意味が広がるかもしれないが、それをすれば今度は集合住宅で世帯ごとの電波対策をしていない住宅が多い中では……輻輳が増える訳で……

そう考えると、まずはよく繋がるようにするのには人口密集を避けることが一番手っ取り早いのかも知れない。

尚、昨年発売された製品もやはり同じ、ロボコンスタイルのアンテナ角度だったりする。











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