Core i9-10900Kは税込72,000円、第10世代Coreプロセッサーの予約がスタート……上位はAMDがお得、下位はiGPUで考えるならIntelに歩。

AKIBA Watchの記事である。Comet Lakeの予約時点のお値段である。

10900KはGPU(Intel UHD Graphics 630、0.35GHz~1.2GHz、24EU)が内蔵されているとは言え、10C/20T、3.7GHz-5.3GHzであり72,000円というのは安いお値段ではない。
何せ、GPUレス(なし)でRyzen 3900Xなら12C/24T、3.8GHz-4.6GHzで約6万円ほどだからだ。さらに、TDPは105Wの3900Xに対して、10900Kは125W(cTDP-Down値の95Wで動かすと3.3GHzとなる)という違いがあるので、GPUを加味したとしても、UHD BDの再生機にでもするつもりがないなら、お得感はない。

尚、この中でお買い得かもしれないのは、Core i5-10400である。
GPUはIntel UHD Graphics 630、0.35GHz~1.1GHz、24EU
CPUは、6C/12T、2.9GHz-4.3GHz、TDP 65Wである。

一応、同じスペックをRyzenで探すとRyzen 5 3600になる。
GPUレスで
CPUは6C/12T、3.6GHz-4.2GHz、TDP 65Wである。
価格は2.5万円前後なので、GPU分を加味して、10400はお得となる。

IntelのCPUは既に半導体プロセスのメジャー世代がボトルネックとなってこれ以上歩留まりが上がらない状況にある。その結果、コアを増やすほどシリコンウェハーから切り出すダイのサイズも大きくなり、欠陥率を加味すると歩留まりが悪化していく。
それが、お値段を下げられないジレンマを生む。これと同時に、プロセスの微細化が進まない状況は、TDPの増加にも拍車を掛け、さらに性能面での大幅な刷新が出来ず、コアクロックを高めていることもそれを悪化させるという悪循環に入っているようだ。

Core i5-10400が比較的安価に見えるのは、6C/12T辺りが14nmにおける本来の限界であり、ここが14nmにおけるパフォーマンスプロセッサーを効率的に販売する上での本来の限界なのだろうと思われる。(一番欠陥率を抑えて利益が出る価格で大量に売れる範囲のこと)これ以上だと、本来はEX/EP/SV向けの販売扱いをしないと厳しいのだろうと思われる。
これは元々Cannon Lake-S(事実上、極々一部のカスタマー向けモバイル製品<U/Yコア>を除いてキャンセルされた)で予定していたのが8C/16Tだったことから考えても辻褄が合うが、結構無理をして何年も頑張っていることが分かる。

そして、これが少なくともあと1世代(Rocket Lake)は続く見込みである。こう考えるとGPUに力を入れたがるのも必然だが、コロナウィルス(COVID-19/SARS-CoV-2)問題がなければ、Intelにとって今年は過去最悪に厳しかったかもしれない。

コロナが起きたので、どの会社が後半に掛けて苦しくなるのかはもう分からなくなっているが、AMDの方が個人向けパフォーマンスプロセッサーやGPU、さらには今年ハイエンドゲーム機(xboxとPS)向けのIP提供を予定していたのでIntelと比べた相対では辛い年になりそうだ。


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