Cyberlink PowerDVDも20代目 …… 登場から23年目で細る市場。

私がCyberlinkのDVD再生ソフトで最初に導入したのが、PowerDVD 2.0 OEM版だった。当時は、サウンドカードに搭載されていたのを覚えている。
当時はDVD再生するだけで、CPU使用率が98%~100%に張り付くレベルだったため、DVD再生支援(MC)を有効にして、やっと使用率が半分ぐらいになっていたのを覚えている。

あれから、バイリンガルキャプション(2つの字幕同時表示機能)や、Dolby Virtual Speaker、Dolby Headphoneなどが搭載され、ここ数年はTrueTheaterの機能更新とChromecatやAirPlayなどへの対応が多かったが、

今回の製品ではオーディオ面でDTS:Xのパススルー(HDMI経由のデコーダー出力)に正式対応したようだ。HDR10 → SDR 変換にも対応し、PowerDVDから各機器への直接映像転送(ストリーミング再生)もサポートしているようだ。また、Youtubeの8Kコンテンツにも対応し、AIによる写真ライブラリー検索という機能も搭載されている。搭載されている機能の数だけみれば、全部使い熟すのは難しいだろう。


既に、PowerDVDはDVDと名前こそ付いているが、ユニバーサルプレーヤーとなって5~6世代ぐらい経過している。14~15でオーディオプレーヤーとしての特性を強め、そこからはネットとの融合もより強化してきた。
DVD,BD、DTCP-IPコンテンツの再生、動画サイトの映像再生、スマホ動画の再生、音楽の再生、CDからの音楽取り込み、ISOファイルの再生(Ultra HD BDにも今回から対応した模様-但しセキュアコンテンツは付加)など、あらゆるメディアコンテンツを再生出来るようになっているが、コンテンツの種類が広がったことで、求められるパフォーマンスはかなり広いものとなっている。

DVD再生の最小性能なら、Core 2 Duoでも動くが、8Kコンテンツの再生には、Geforce GTX 1000シリーズと、Kabylake以上のプロセッサーで且つIntel HD Graphics 630を上回るGPUを内蔵した製品が必要となる。この要件を上回ると、ほぼどの動画でも再生出来るようだ。HDRを利用するにはHDR対応のディスプレイが必要だが、それさえあれば、快適な映像コンテンツライフが楽しめるかも知れないが、しかし、残念なことに絶対に必要なものでもないだろう。


<PowerDVDの欠点>

PowerDVDの欠点は、プレーヤーとしてどのPCにでもバンドルされる時代が終わったことにある。だから、世界No1のDVD再生ソフトでも徐々に市場は縮小していることが、問題となる。ユニバーサルプレーヤーとしての評価が上がれば良いのだが、なかなかそうも行かないのである。私は、PowerDVD 15を未だに使っているが、19や20にしたいと思うことも無い程度に十分だ。

そこが、PowerDVDの欠点だろう。8KがPCで再生出来るとしても、8KをPCで再生する理由がなく、TrueTheaterが搭載されていても、それをPowerDVDにやらせる必要は特別ない。PCで再生するなら画面もそれほど大きくないため、滑らかとか綺麗とか言われてもあまり関係ないからだ。

即ち、頭打ちになっていることがPowerDVDの欠点であると言える。使えば便利ではあるが、DVD再生が相当程度ないなら絶対に必要とも言えないのである。そして、DVD再生をPCでする人は年々減っているのだ。

そこがこのPowerDVDの先細りであり、欠点となる。

まあ、ユニバーサルプレーヤーとして見るとDVD視点なので、オーディオ側のツールとして見た時に、操作しにくいと感じる人は多いだろう。その辺りも、もっともっと改善が進まないと厳しいが、8Kとかそういう部分ばかりに向かっていくのが痛いところだ。

そろそろ、その辺りも含めて操作系をオーディオ再生時とDVD時で明確に分けることも必要かも知れない。






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この記事へのコメント

はっく
2020年04月16日 17:35
こっちのほうが専門なので、性懲りもなくコメントをば。

4K以上の動画メディアとしては、Ultra HD Blu-rayがありますが、これって、Interl CoreシリーズのCPUとオンボードのIntel HDグラフィックでかつHDMI接続専用(DVIやDisplayPortは不可)という、一般的なPCでは再生するなと言わんばかりの制限がありまして。
PowerDVDに限らず今後PCで市販の物理メディアからのコンテンツ再生を行うことは減っていくんじゃないかと。ネットからのストリーミングがあるからPCでのコンテンツ視聴そのものはなくなりはしないとは思いますが。

コンテンツ提供側が保護を掛け過ぎて産業が衰退するというのは残念な限りです。