全都道府県感染者日別集計、累計死亡者、死亡率、累計検査数を追加して公開……1月16日~4月9日迄。

4月9日の患者数はついに1日に500人を超え、島根県で1名感染者が見つかった。

明日以降は週末に向かうので、今日の集計(4月10日の検査結果)はかなり増えると予想されるが、感染曲線を見る限り、既に国内はほぼ全域で拡大期に入っている。

では、詳しい集計であるが、まず注意点である。

今回は検査数も公開されているものに関しては、掲載している。
但し処理日付が数日遅れていることも多いのであくまで参考程度として欲しい。
また、一部地域(東京など)では民間検査を含んでいない可能性がある。これはあくまで最小値だと思って欲しい。
それから、死者数は全員をカウント出来ていない地域もあるかも知れない。
個人の尊厳とかあるのか、死者件数をしっかり載せていない都道府県もあるので、報道情報を含めた調べで分かった範囲だけ掲載している。
また、左端3列は全国の集計であり、掲載の地域集計ではないので注意して欲しい。
尚、このデータ(死者数の一部を除く)は備考指定が無い限り47都道府県で公開されている情報のみを元にして掲載しているものです。

確認用URLについては以下記事にて掲載しています。
(下記URLで掲載のものは、一部リンク切れや変更があるかもしれませんが概ね都道府県サイトなどを探せばあります)

まず、北海道、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島である。

COVID19_0409_JP_1.png


北海道は、完全に2度目の感染拡大期に入っている。死者数は10人で感染確認者比4%ほど、通常医療での死亡閾値である1.4~4%台を少し超えているが、日本は高齢化率が高いので、その影響があるのだろう。退院済み患者が多いので、それが救いである。

青森はポロポロと患者が出てくる状況が続いている。検査件数がそれほど多くない辺りからも分かるが、市中での感染を疑う人が少ないのかも知れない。
これは、感染者が出ていない岩手でも言えることだ。宮城、山形、福島は検査数が500を超えて多くなってきている。このところ感染者数が多いことが影響していると思われる。

秋田は、検査件数を示すものが、都道府県のページには無かった。保健所や感染症センターなどの別サイトにあるのかもしれない。


続いて、関東地方である。
茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県となる。

COVID19_0409_JP_2.png

東京は死亡率が2.37%である。これは、高度医療体制が維持されていれば適正の範囲(1.4~4%台)である。日本は特別低いという話も一部で語られているが、そういう訳じゃない。問題は、これから病院施設が足りなくなる中で、酸素マスクなどの呼吸機材を重傷者全員に回せるかどうかだろう。これが出来ないと、重篤患者が重体患者になり、重体患者が死亡するという流れになる恐れがある。それが、イタリア、米国、スペインの惨事だ。

他の地域では神奈川、埼玉、群馬は既に2週間前の東京水準に達している。それ以外の地域はそこからさらに1週間前ぐらいの地点だろうと推定される。
但し、埼玉は既に今の段階で施設が足りないいう情報も出てきているので、実態は東京より切迫していると言える。


続いて、新潟、富山、石川、福井、山梨、長野、岐阜、静岡、愛知である。

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注目は、愛知の患者数が増えていることもあるが、
福井が、未だに感染者数を継続して出し続けていることだろう。人口比感染率は東京と共に0.01%台に上がってきた。
即ち、人口比では福井は東京都と僅差で並んでいることになる。まあ、発生源から見ると、追えるから大丈夫という見方もあるのかもしれないが、福井も緊急事態を宣言した方がよいと思うが……。

この中部、甲信越北陸地域は、どこもこの数日患者数が増えており、連続的な感染のスパイラルに入っているようだ。この地域は全体として移動をもっと厳しく制限しないと、急増するかどうかの瀬戸際にあるように見える。特に石川と福井と、岐阜の3県は人数増加が激しいため、医療機関もこのままだと、パンクする可能性があるだろう。今やって間に合うかは分からないが、もう一段深く企業や社会が、行政が移動制限への対応することも重要だろう。


続いて、関西圏の三重、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山と、中国地方の鳥取、島根、岡山、広島、山口である。

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今回はまずは中国地方から、
島根で学生の感染が確認されたことで、島根県の患者ゼロが終わった。島根県にとってはこれから、この周辺に患者がどれほどいるのか、全くいないのか?という確認が急がれることだろう。いた場合は、福井のようになっていないかどうかを、早急に調べなければいけない。

話は変わるが広島の検査数は思ったより多かった。とはいえ、和歌山より少ないが……。人が足りない中で、検査を増やすのは難しいだろうが、感染者を見つけて早く感染者の移動を止めないと、東京や大阪、福岡のようになるので、心配だ。

大阪と兵庫は本当に恐ろしい程、感染が増えた。兵庫は感染死亡者数も多く率が高いのが心配なところだ。介護関連施設などでの感染が広がると、こうなるのだということを如実に示していると言える。ただ、こういう介護施設に守る手立ては殆どない。介助者が感染すれば、施設内の感染は起きるからだ。ここをどのようにすれば守れるのかと言われると、本当に施設で働く人々や出入りする業者が、仕事以外では手洗いをして不要不急の外出を避けて、後は運に任せるしかない。ただただ、頭が下がるだけだ。

そして、京都も緊急事態宣言への仲間入りを希望するまでになっている。


地域別で最後は、四国の徳島、香川、愛媛、高知と九州、福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、そして沖縄である。

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感染が少ないせいか、データの公開が少し遅いので9日には空白が結構あるが、緊急事態宣言中の福岡は突出している。
そして、高知が9日発表(8日付けPCR結果)で一気に10人も感染者を増やした。
後は、沖縄がやはり数を増やしている。旅行客が持ち込んだウィルスが、結構蔓延しているようだ。
以前は東高西低の雰囲気だったが、急速にその雰囲気も萎み始めていることが見て取れる。
何もしなければ後一月後ぐらいに、1日の感染発覚数が大きく増えているかも知れない。そんな雰囲気である。

最後は、全体の集計である。

ALL_COVID_0409.png
1日の感染者数の推移は1週間(4月2日比)で約1.84倍、2週間(3月27日比)で約5.17倍に達している。
欧米よりはゆったりしているが、安心安全というレベルからはほど遠い。これが、2週間ずっと90人~110人ぐらいで推移しているなら、封じていると言えるが、これを安心と言う人はクラスターの意味をはき違えているのだろう。
市中の感染者が増えると言うことは、多くの隠れ感染者と接触し、動き回る人の発症までの期間が短くなり始めることを示唆するからだ。



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全体のランクは上記の通りである。島根の一人が追加されたことで、人口比の感染勢いは初登場6番目となった。まあ、一人暮らしでなければ、一人出るとたいていは家族か、その周辺で二人3人は出てくるだろう。これは、日本では2日~4日の自宅安静期間があるためだ。その待機期間にクラスター因子が作られる。

もうどっちが良いとかいう話はちっちゃな話で、とにかく感染拡大を止めるための最善策は、人を動かさないことに集約される。

そこが、(経済的、政治的、社会的な理由等で)上手く出来ていないのが日本の不安材料である。状況の変化が早すぎるのも理由だろうが、足りないと思っている情報が既に無価値だったりというのも始まっている。

例えば、今回掲載した検査数は医療崩壊やベッド不足で市中に患者が留め置かれる状況が起きると数を出しても以前ほどの意味は持たないだろう。
結局、動くなとか、検査をもっとするべきかどうかというために先読み材料で使うには検査感染率を出すと良い訳だが、病院に患者が治まりきらなくなり、それでも感染者が出ているなら、その情報分析をして考えるより、感染したくなければ「もう絶対に動くな」というしかないし、とにかく徹底的に検査して患者をどこでも良いから感染の無い人に広がらぬよう留め置くしかない。率を幾ら見たって、空き病床が増えて、患者が減る訳じゃないからだ。

即ち、統計もそれを根拠として、何かを行えるという有効期間があるということだ。



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