3月31日の東京感染者数詳細……延べ10歳区感染率、延べ10歳区人口比感染率の集計、感染者数、陽性率の推移

昨日の東京の感染者はこれまでで最大の78人に達した。世界でも異例の若い人が増加しているというのは、社会活動を止めていないが故だろう。
院内感染も急速に始まっており、施設感染も表向きは見えていなくても、そろそろ始まっているとも考えられる。

政府の対応が望まれるが……。とにかく遅い。非常事態については今日は先に嘘情報が流れた4月1日で、官房長官はそれを検討していないと一昨日だったかに否定しているので、出さない可能性が高いが、今の政府は急転直下でやることも多いので、一応注意しておいた方がよいだろう。

昨日分のデータを加えたグラフと表は以下の通りだ。


TOKYO_COVID19_331_G.png

まず、1つ目の図だが、2つのグラフと表がある。
上が、患者数を年齢別に示したものである。そこから、円グラフを作成したものだ。これを見る限りより年齢が高い高齢者(80歳以上)の受診診断率はかなり低く抑えられているのが分かる。昨日も書いたが、きっと施設入居率が関東(に限らず日本は結構高そうだが)では比較的高いからだろう。施設で感染が起きない限りは抑えられる可能性が高い。

後は40、30、50代が高いのは、社会閉鎖(ロックダウンなど)をしないからその影響が出ているのは間違いないだろう。これは他の国に比べて20代が高いことからも見えることだ。たぶんこれは、放置していると施設などにも広がると思われる。70代が多いのはリタイア後の移動率がこの世代だと高めに推移するからだろう。

問題は2つ目のグラフだ。こちらが実は現状の危険度をしっかり示している。2つ目のグラフは東京都の1歳区人口を10歳区で合算し、それを感染者数で割った10歳区感染率(感染者の年齢人口割合)である。即ち感染のしやすさのほぼ正確な指標(検査が十分ならば)でもある。これを見ると、90代と70代がワンツーになることが分かる。90代はたぶんちょっとのウィルス量で発症すると考えられ、人口も少ないため数名が発症すると率が大きく上がる。70代は感染者も多いことが響いている。
それに対して、80代が少ないのは施設入居率が高いこと、体力が衰え、あまり遠くに出歩かなくなっていることが功を奏しているのかもしれない。

ここでも30代40代が高いことが見える。この年齢層の移動を止めないと不味いことははっきりしている。

尚、10歳未満は1%、10代は2%ほどの感染率である。20代以上より5倍~10倍ほど差があるが、全く感染していない訳では無い。ちなみに、発症後重症化のリスクは、定かではないが、元々発症しにくい病気に子供が掛かると、20代~40代ぐらいより致死リスクが上がる病気もあるので、気を付けた方が良い。(現在SARS-CoV-2ではそういう詳細統計まで出すに至っていない。)


次は、感染者数の推移である。前回は直接表を掲載していたが、情報量が増えたので収まりきらないため、図にした。

TOKYO_COVID19_331_H.png


退院数(中の率が入院率となっているが退院率である、次回までには修正していると思う)を追加し、陽性比率を検査数(件数)の項まで追加し、人数との平均値も出すように変更した。尚、退院数は退院した日に人数が入るのでは無く、診断された(ここで患者にカウントされている日)にカウントしていることに注意して欲しい。この方が、その日入院または診断された人が、どれぐらいの日数で患者が全員退院し病床が空くのかが良く分かるはずだ。

今朝の集計時点では、54人に死亡退院を含む退院フラグ(統計データ上の印)が立っていた。今最も長い入院患者は2月13日の患者のようだ。

しかし、退院しているとフラグが立っている患者の数が54人で感染が確認されて入院している患者が521人、退院率が10.36%というのは、流石にかなり不味いと思われる。この病気で恐ろしいのは、治癒転帰退院より死亡退院の方が、病床が空くのは早いということだ。一部の自治体では始めているが、軽症患者の入院外療養を東京都も早く指針を決めてやらないと、このまま患者が増え続けるなら、崩壊待ったなしである。

それから、市中感染危険度は、市中感染の割合に対して十分な検査が供給できているかの目安を示している。パーセンテージが上がっていく場合は、感染者の増加に対して検査が不足している可能性が高い事を示す。

一応説明しておくと、
感染者が増えても、検査の総数から出てくる患者割合がずっと2割ならば感染者の発見率は一定であることが示されるため、市中感染の見逃しもあまり起きていないと見ることが出来る。しかし、率が上がっていくなら、見逃しがあるか、流行が始まっていると考えることが出来る。


<何もかもが変わっていく社会……>

感染者が増えていく中で、苦しいのは飲食や観光などの宿泊・飲食業だ。また、今後、ドラマ制作などの放送現場でもこの問題は深刻化すると見られる。
NHKは大河ドラマと朝のドラマの制作延期(休止)を発表した。TBSや他の放送局でもこういう流れは起きており、今後、食べ歩き系の番組なども差し替えが掛かる可能性が高いだろう。

スタジオ番組でも、ひな壇放送は距離を開けてやらねばならなくなるはずだ。まあ、私は殆どテレビを見ないので、どうでも良いことだが……。

今後この影響がどこまで続いていつまで続くのかは分からないが、日本だけ特別感染が少ないなんて言えるのは今だけかも知れない。
まあ何にしても、今この時点を切り取って、善し悪しを測っても意味はない。全ての感染の波が終わった時に初めて、成功か失敗かが分かる。確かなことは、経済面や生活面で見ればこの感染症は一種の「大断絶」(連続的な繋がりを大きく切り離してこれまでの常識が一変するような変化)をもたらす恐れが高いことにある。

どうなるのか?なったのか?それが分かるのは、半年~1年後もしかするともっと先の未来で、この記事を読む人だけだろう。




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