Microsoft StoreとUWP戦線に異状あり!?……収益が上がらないのだから当然と言えば当然。

ITmediaの記事である。はっきり言ってMSのStoreやUWPは全く成功していないと言っても過言ではないので、別に驚くことではないが、それを利用している開発者はキレてもおかしくない話だろう。何せ、いくつかは公式の情報だが、一部は今後マ社がどうしたいのか、どうなるのか判然としないからだ。



<UWPビジネスは公式に失敗かも!?>

一番問題なのは、ストアの売上げや広告収入が減っている言うことだろう。これは、Windows 10の利用者が増えるに伴い増えてきたストアの利用者が、UWPのアプリケーションを一時的に触るわけだが、それらのユーザーが一通り触った後に、常用率が上がらないことに起因している。要は、結局カジュアルなストアより、Win32/64で動作する従来型のインストーラーを使ったソフトウェアを利用する訳だ。まあ、私もストアのアプリはほぼ使わない。

月に1度、あるカジュアルゲームを起動して、ポイントを溜めるだけだ。1ヶ月離れて戻ってくると、お帰りポイントが付くゲームなのでそれを貯めて離れるという繰り返しをかれこれ1年ぐらい続けている。ゲーム自体は殆どやっていないので、出来なくなっても別に構わない。

以前は、Asphaltなどもやっていたが……。これは、スマホのアプリもそうだが、ゲームにしてもコンテンツにしても、SNSなどのコミュニケーションサービスにしても、最初は興味本位でいろいろ試して見るが、結果的にそれにずっと時間を与えることも出来ないから、一部はやらなくなっていく、その結果、MSのストアのようにギリギリで動いていたサービスは元が取れるか、取れないかのギリギリに追い込まれるのだろう。

だから、料率などを切り替えて、サービスの一部を縮小して何とか続けるとかそういう状況になるのだ。

それは、即ち公式に失敗したということだ。(但し、それを認めるとは限らない。たいてい失敗とは撤退だからだ。続けるなら失敗ではなく、あくまで衰退<縮小>の過程に過ぎない。)

まあ、あくまで推測であり、実際にそうなのかは分からないが、たぶんそうなんじゃないかと私は思っている。

<問題はこれから>

もしも、これがストア事業の業績の低下に伴うものならば、次はUWP事業が継続性を維持できるかどうかという部分に焦点が移るだろう。
そもそもの話として、実は2015年の時とは違って、UWPはその価値観がかなり弱い。当時のUWPはOne Coreのかけ声があり、Mobile(スマホ)、PC、ゲーム機(Xbox)で共通して使えるプラットフォームとして開発されていた。中でも、MobileのArmに対する位置づけが大きかった訳だが、今はそれがない。Xboxはファームが異なるだけで、x86(AMD Jaguar、次世代はZen2)だから、クロスは比較的簡単に行える。

そう考えると、UWPの強みであるハードウェアの抽象化によるポイント(環境依存の不具合が起きにくいなど)があまり消費者にとってのメリットにならないなら、もうUWPを終了しても良いと言うことも有り得る。そして、ストアで供給するアプリケーションの範囲を、インストーラー型の通常ソフトに変更しても良い。

但し、そうすると困るハードがある。それは、Arm で動いているPCだろう。Windows On ArmはUWP/AppXベースが多いからだ。
そうなると、考えられるのは2つだ。

Arm On Windowsから撤退するという選択肢が一つ。これをやると、Qualcommは苦しむだろう。また、Appleが自社CPUにPCでも移行するという話は、既になくなっている可能性が高いと考えられる。これを選ぶ場合は、Intel Lakefieldの電力効率がよほど高いと考えると辻褄が合う。これが良ければ、年々ハイパフォーマンス時の電力効率を下げているArmを選ぶ理由は無い。

もう一つは、WOW/AA64を開発して64bitソフトウェアもAA64(Arm)で動かせるようにするかの2つだ。これは、ずっと噂になっている話だが、Appleがそれを望んでいればやるだろうから、そういう流れも有り得る。ただし、オーバーヘッドが相当程度あるはずなので……性能比での電力効率が良いどうかは出てみないとわからないだろう。

そうなったときに、UWPは段階的に終止符が打たれるという流れもあるにはある。


<Windows 10Xが出る年に>

今年は、Windows 10Xも主に折り畳みデバイス向け(Lakefieldが搭載される見込み)で投入される予定だ。変革の時期としては悪くない時期だ。それ故に、こういう情報が出てくると、ソフトウェアを開発する側は、いろいろ不安になる人も多くなるのも当然だ。まあ、UWPが終わるとかの判断は、まだ時期尚早であり、あくまでこの記事を書く中で演出的に最悪の場合を書いたものだが、そういった可能性を見る人が出てくるのは当然であり、2015年の10登場の頃と比べてもUWPに投資した時間の割に、評価は得られていないことがこの結果(一部の規約変更や廃止)に繋がっているのは間違いない。

だから、UWPアプリ開発者は最悪も一応は考えて置いた方が良いのかも知れない。


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 4

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス

この記事へのコメント