Googleマップにありもしない「渋滞」を表示させるハック……これはハックではなく、認知啓蒙活動かな?

PC Watchの記事である。これは、Google Mapに限ったことでは無く、スマホのナビゲーションでA-GPSやeCompass/Digital Compassの情報を送受信して扱えるナビゲーションでは、渋滞情報がこれによって制御されることは知られている。

実際に、歩行者が多い都市部では、そういう情報が処理されるケースもあり、赤で混雑までは行かなくとも、黄色でのろのろと判定されることはあるぐらいに……。これらは、ナビゲーションを歩行者が使っている場合に、それと歩行ナビ、自転車ナビの違いをシステムが認識出来ないからだ。ただ、近年はアルゴもかなり進化しており、それが出にくくはなっているとはいえ、これらで出てくる渋滞情報はあくまで目安でしかないというのは認識しておくべきだろう。

尚、これは日本では普通のカーナビゲーションのVICSシステムでも希に生じることがある。あれは、道路上に設置されているカメラとセンサーで判別している訳だが、混雑度が高いと黄色に、動きが止まると赤になる。ただ、VICSで出てくる情報は約5分間隔と少しがあるため、偽渋滞などを表示してしまうことがある。

また、自動車メーカーの双方向カーナビの車載センサーを商用無線(LTE)と連動させた渋滞予測システムなども開発されているが、これはエンジンを掛けた状態で車道に駐停車(パーキング)していると、その周囲に当該の車両がなければ、渋滞と誤認する恐れも出てくる。

こういう部分を限りなくゼロに近づけるには、1つのサービスではなく複数のサービスを組み合わせて、それが歩行者なのか、移動中の車両なのか、停車中の車なのか、自動車か、自転車か、原付かといった情報を確定していかなければいけない。それは、最終的にVICSの延長線上にある車両認識カメラセンサーシステムでも導入しないと難しい。そして、それをスマホに開示するなら、VICSのようにハード購入時に料金上乗せをするか、アプリケーションを有料定額や買い切り定額にでもするしかないのだろう。無料で提供するのは整備や管理コストの都合上、好ましくない。


<最初にも書いたが……これが初めてじゃないということ>

ちなみに、この手の話は以前から実験していた人は多く居た。

だから、アルゴリズムを解析して修正はその都度行われてきたことだ。歩行者かどうかなどを距離や動きで判定するように変更されたりもしたはずだ。それでも、まだやろうと思えば出来るぞってのは、以前から言われていた。やるには、結構暇人じゃないと出来ないし、常識的ではないから、大丈夫だろうという話だった。今では常識的ではないそれをやったに過ぎない。

今後も、やる人は出てくるだろうが、どこまでそれを考慮するのかは難しいところだ。正直、これはハッキングとかではなく、仕様についてどこまで認識しているかと、その仕様を許容できるかどうかだ。

システムを全て信用出来るなら幸せだが、システムが全てではない。システムも間違いはするし、システムの仕様を利用して悪事を犯したり、混乱を作り上げようとする人は、世の中に沢山いる。それを伝えていると思うことが重要であって、これが特別ハックだと思うことでもないだろう。
あまり、これに下手なパラを与えていくと、今度は正しい渋滞で渋滞にならない可能性も出てくるからだ。

しかし、本当世の中変わった人がいるものだ。



ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント