見た目で大きな進化や変更は少ないWindows 10 2004 …… 表面上の変化は少なくなり、安定志向!?

久々にWindows 10 Insider Previewの話である。以前はWindows Insiderの記事は世の中に沢山あったが、このところは減少してきた。
これは、多くの人が期待する程の新機能が既に亡くなってきたことがまず挙げられる。昔の買い換えるタイプのOSだったら、この変化が評判を決める鍵だったが、勝手に更新される時代になると、どうせ嫌でもいつかは更新されることから、書かれた記事を読む人は減って行った。

それに合わせて、OSの安定性に対する評価が大きく落ち込んだ時期が数年続いたことで、萎えてしまったというのもあるのかもしれない。

そもそも、Windows向けアプリケーションソフトの開発もゲーミング向け市場を除けば、サードパーティ向けは昔に比べると大幅に減少傾向にあるので、開発縮小も仕方がないところだろう。

変わっているのはWindows Terminal(別途ストアからダウンロードが必要)などのシステム管理者向け機能の強化とヘビーなゲーミングに向けた性能の追求ぐらいに見える。


Win10_2004.png

まあ、ターミナルは特別凄い機能というわけではない。Windows Terminalを起動すれば、PowerShellもNT-DOSコマンドプロンプトも、Linux(ubuntu) ターミナルスクリプト命令画面も、Azure Cloud Shellの画面も一つのウィンドウにあるタブで行えるというものだ。それぞれに仮想マシンを起動したり、専用のサードパーティ製のソフトウェアを使う必要もない。(使わない理由も無い程度のアプリである)それだけのことだ。今後機能が追加されていく可能性もあるが、かなりシンプルなものなので、これを凄い便利と思うかは人それぞれだろう。便が悪いということは特別ないが、期待する程凄いものでもないと思うはずだ。


一方で、GPU向けのWDDMドライバーの機能強化はこのところ著しい進化が見られている。1903で採用されたWDDM2.6では、シェーディングの可変化が行われたが、2.7の次世代では、HLSLの世代が6.4→6.5へと拡張されたり、Raytracingの機能強化が行われる見込みだ。これはGeforceや次世代Intel GPU、次期Xbox(RADEON)に合わせた動きなのだろうと思われる。

後はところどころ変化があるようだが、以前に比べると大人しくなった。

下手に大きな進化をさせて、文句を言われるより、裏側の変化をこそっとやって表向きは、一部の添付アプリケーションでの変更をするだけで、操作や見た目の流れは大きく変えないというのは、結局不具合をなるべく出さないためであると同時に、不具合も起きて操作性も変わると不満が増え、サポートコストが増すという理由もあるのかもしれない。

これで安定が進めば良いことだが、もしこれでも不安定なら、ただ衰退しただけということになるだろう。今回は、12月の段階で既にプレビュー向けのウォーターマークを消してバグ潰しモードに入っているので、大きな不具合は潰されて登場すると信じたいが、IPの利用者は激減しているように見えるので、予断は許さない。

今回はWindows7のサポート終了に伴って10にした人も多いはずで、結構フィーチャーアップデートで混乱する人も出てくるのは仕方ないだろうが、これまでWindows 10モデルで更新してきた既存のWindows 10ユーザーに不具合がないように更新出来るかが、大規模更新で1年ぶりに試されることになるまで、2~3ヶ月ほどである。





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この記事へのコメント

大野康幸
2020年01月25日 16:22
最近のWindowsはWSLでLinuxシェルをサポートするなど、
他のOSの機能を取り込むことに熱心になっていると感じます。

現状はLinuxのCUIアプリのみのサポートですが、
もう一歩進めてAndroidアプリをOS標準でサポートしてくれるとありがたいと思います。

もちろんエミュレータを使用すればWindowsでAndroidアプリを使うことは出来ますが、
一般の人に広く使ってもらうためにはOSの標準サポートが必要でしょう。


以前ストアアプリにAndroid互換機能を取り込む計画がありましたが、
いつの間にか立ち消えになって残念な思いをしました。

今はAndroidアプリを大画面で使うにはChromeBookしか選択肢がありませんが、
Windowsノートでも使えるとなると俄然面白くなります。

一台のマシンで複数のOSのアプリが走るというのは便利な環境ですから、
製品として差別化にもつながるでしょう。