暖かい冬、山火事の夏 …… 日本は暖冬、豪州は山火事が収まらず。

ASCIIのMITテクノロジーからの転載(リンク)記事である。
この記事が事実であるなら、今年の夏はさらに暑くなり、梅雨はもちろんだが、台風がもしもやってくれば、大きな台風になるかもしれない。



<今年の冬は誰がどう見ても暖冬で……大変な事態>

今年、日本は誰がどう見ても暖冬であることが分かるほど暖かい。正直、スタッドレスタイヤも要らないほど西日本は暖かい状況が今のところ続いている。路面に氷が大々的に張るほど寒い場所がないのだ。まあ、2月が最も寒くなる時期なので、まだ分からないが、今のところ2月も暖冬傾向であると予想されており、東北の日本海側でさえも過去に例がないほどの雪不足になっている状況だとされる。この状況では、厳しいだろう。

ちなみに、雪がなくて暖かくて良いと思っている人もいるだろうが、寒くないのは決して良いことではない。むしろ、悪いことも多い。

何がかというと、年中暖かいということは植生が変わり、生き物の生態も変化することを意味する。本来、温帯では生活出来ない生き物が、日本で暮らせるようになるわけだ。デング熱などが一時期話題になったが、それのリスクは今年の夏以降加速度的に上がっていくかも知れない。

もう一つは、梅雨前の根雪がなくなれば春先に水不足が起きる地域が増えるというのも大問題だ。春先は、田植えなどに水が大量に必要になる。その時期に根雪がなく、乾燥していると、田植えが出来ない状態になったり、稲の生育状況が悪化する。それでも、春の4月~7月に掛けては日が照れば実はかなり日光が強い時期である。冬の雪はとても大事であるが雪が降らず雨ばかりになれば一部地域では作付けや生育(味)に必ず大きな影響を与えるだろう。

さらに、もう一つある。それは、ビジネスが成り立たなくなるという点だ。スキー場はもちろんだが、温泉施設などは雪がある程度多く寒い場所の方が儲かる場所も結構ある。また、雪まつりなどの事業が縮小や中止されると、大きな経済損失に繋がることも多い。これが、実際に今起きている問題である。
北海道などは、冬場にスキー目的で来日する観光客も多いが、今年は結構厳しい場所も多いはずだ。


<豪州-オーストラリア-は山火事>

そんな中で、昨年から続いている豪州の山火事は、既に2000世帯以上の家屋を焼き、既に焼失面積は、6万平方キロ以上に及ぶ、これは北海道の面積8万3400平方キロの約72%にも達する広さであり、そこに生息していた生き物を含めて焼死したと考えると、壮絶な勢いで火災が広がり、止められないことを意味している。

尚、何故それほど火災が広がるのかというと、空気が乾燥しているからだ。しかも、気温が内陸に限らず猛烈に高く、49度超えを示した場所もこの夏は多い状況にあるようだ。その結果、自然発火や失火(人の火の不始末による飛び火など)による火災が広がり、それを止める事が出来なくなっているのだ。

日本でも、冬場に火災が多くなるがこれは、湿度が下がると、木材や紙、ゴム、プラスチック材などに含まれる水分が、抜けて蒸発するため発火や着火が起きやすくなることが理由だ。気温が高くて、湿度が低いか、雨が少ないとそのリスクが大きく増す。

それが今現在も、豪州で起きており、その結果、火を消そうと水を蒔いても、焼け石に水になるわけだ。乾いたスポンジに少々の水を蒔いたところで、それが燃えている場合、その水によって冷ます力より、火がもたらす熱と炎の勢いが増すため、すぐに水は蒸発する。
燃えて一部が炭化した木々などは、木々の内側で高温を維持し徐々に焼ける炭火状態になることも多いため、見かけ上火は消えたように見えても、暫くすると再発火することも多い。

だから、自然林や自然草原の乾燥火災は雨が降るか、湿度が上がるまで根本解消しないのである。

そして、それが続くほど森林で固化された炭素が、燃える事によって大気中に流出する。そうすれば、温室効果が進む上に、地表を覆う森林がなくなり、燃えかすばかりの地面になれば、日光が直接地面を熱するため、より地表面の温度が上昇し、乾燥するため、雨も降らなくなる。草木があれば、植物が光合成や代謝のために根から吸い上げた水を、葉っぱから蒸散することで、成り立つ温度の安定が失われ、蒸散がなければ湿度を上げる水気が空気中から失われるからだ。


<燃え跡に木を植えることは重要>

まあ、カリフォルニア州の山火事でも言えるが、燃えた後に干害対策もせずに放置して森の復活をサポートしなければ、今の気候変動が多い時代では、温室効果はより加速度的に進むだろう。基本的に、森の木々は種類にもよるが、産まれて(芽が出て)20年~60年の間で空気中の炭素を固化し木の幹へと変えてくれる。それと同時に、その周辺の地面や空気の保水をするのも森の仕事だ。しかし、加速度的に消失したものを放置していると、生えそろうまでにかなりの時間を要するだろう。それまでに、他で火災が始まれば、より保水力は失われていく。

そうなる前に、森が失われないように干害整備を人工的に行う必要もこれからはあるのかもしれない。人が生活するためではなく、動物が生活する場を人が守って結果的に、人々が災害等で苦しむことがないように状態を整えることも考える時期に来ていると言うわけだ。それが、次の産業となる日が間もなく来るかも知れない。

要は、自然の回復に際して、森林の初期再生を人の手を使ってでもやらないと、温暖化が加速するという恐れも既に出ているという可能性も否定では出来ない。

<今年の夏は……>

豪州でこれほどの焼失が起きているならば、今年はさらに暑くなることは想像出来ることだ。冬が寒くないということで、過ごしやすいと思っているなら、夏は過ごせない領域に更に一歩進むかもしれない。もっと言えば、大雨などの災害も昨年より加速する恐れが高まる。日本列島は夏場に、山火事が増えることはない。これは、太平高気圧が張り出すため、湿度が上がる事が原因である。しかし、その分台風や梅雨の大雨には警戒が必要になるだろう。

まあ、今年はそこまで悪くなくとも、来年は悪いかも知れない。それぐらい既に自然環境は崩れていることを、我々は自覚する必要があるときに来ていると私は思っている。

温暖化で人類が滅びるとは言わないが、もし温暖化というものが社会が予想する通りのものであるならば、今の資本経済は十分に壊れる可能性を秘めている。温暖化は加速すれば原発を機能不全にする力だってあり、温度の上昇が酷ければ、エアコンだって壊れやすくなるだろう。今で言えば、データセンターやサーバー室のような空調をガンガン効かせないと、人や食べ物が生産できない時代が来ることは既に、有り得ることだ。

それでも、今経済を回さないといけないから、グレタ・トゥーンベリさんの言うことに対して、非常識だと言う人もいるが、現実はその非常識と言っている人が世界のトップであったり財界の上の人間であるならば、君たちがそれを言える立場にはないことも自覚して欲しいと思う。どうすれば、持続可能な経済と環境を維持できるのか、目先の社会ではなく現実の未来に対して答えを早く出さないといけないと誰もが思い始めているはずだ。

ただ、災害を見る度にそう思うだけで、それを日常の中でどうすれば考え続けることが、トップに出来ないならそれは資本経済や社会経済をそう遅くない時期に壊すことになるかもしれない。いや、温暖化が正しいなら実際になると思われる。


温暖化を受け入れて経済で解決する(生活圏を地中化するなどして)のか?それとも、温暖化など嘘っぱちと言って何とかするのか?選択肢はいろいろあるが、誰も具体的な対策を試みる発想はない。そもそも、今ある解決策の多くは、例え科学であっても、実は温室効果を具体的に解決する策を一つも持っていない。核融合でさえも、温室効果を生み出すのだから…….(核融合炉は二酸化炭素は作らないかも知れないが、膨大な熱を生み出すため直接宇宙に熱を放出する技術でも作らない限り、温暖化を助長する)

我々は、結局、都合が悪い話をその時にはしないことで、解決しているように見せて、時間を稼ぐことしか出来ないから、同じ事を繰り返すのだろう。まずは、それを受け入れる事から始めないと、気象変動災害による経済損失に対して、経済成長の安定が担保出来ない(保険制度などが維持できない)社会になり、手遅れになるかもしれない。




















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