今年の地上波テレビ放送は過去最悪レベルで面白くなくなった …… ~ザッピングしても同じ種類の番組、どこかできいたことがあることの繰り返しに、寄せ集め動画...etc~

昨夜は久しぶりにDr.Xをテレ朝でリアルタイム(21時~21時54分まで)に見た来週で最終回らしい。これまでに、今シーズンはこの1話しか見ていないが、見るとフジテレビが映画化までした某ドクターヘリのドラマなど(あれは本編を知らずに映画をネットレンタルで見たが、まあそういう架空の世界だと思えばギャグとしては面白かった。出演する芸人ファン向けの作品だったのだろうと思う。)と比べると、それなりに本物っぽくあり伏線も隠されており、久々に1時間通しでちゃんと(他のことをせずに)見た気がする。

これまでの全部の回が面白いのかは分からないが、シーズンが続く理由は分かる気がする。

しかし、最近はドラマも、昔からの鉄板である警察、医療などが多い。一方で、減ったのは普通の恋愛ドラマや、日常型のドラマ、極道物が絡むものや、時代劇も減っている。視聴率が取れないというのもあるのだろうが、たぶん既にテレビでそこそこ楽しいドラマが放送されることがあることすら知らない人も増えてた結果、作っても売れなくなったのもあるのだろう。ちなみに、一時期はどこもかしこも学園物とかそういう事もあった気がするが、日本はそういう流行を一気に食いつぶすスタイルが多い。

最近の傾向で驚くのは、ドラマの多くが、似たり寄ったりの格好いい俳優やアイドルと、格好はそれほど優れていないお笑い芸人を使うかの組み合わせが多いことだ。昔は、二枚目を引き立てるような、三枚目、強面、一見不細工で芋顔の役者(俳優)が起用されていたが、なんか美男美女の役者じゃないアイドルと、そこそこのお笑い芸人がドラマに増えている。

だから、亡くなられた梅宮辰夫さんがテレビを面白くなくなったといっていたのだろう。本当に面白くなくなってきている。


<夜7時から10時のゴールデン番組の質は恐ろしく低い>

ちなみに、夜7時~10時までの日本の民放及びNHK(Eテレを除く)の番組の質は相対的にかなり下がった。昔なら、この時間帯だとドラマ、音楽、常識(クイズ)、バラエティ、アニメーション、映画、ドキュメンタリーなどが並んだが、
今は

バラエティ(クイズ)、
バラエティ(常識)、
バラエティ(あの人は今的なもの)、
バラエティ(食べ歩き、街ブラ)、
バラエティ(素人さんなど、人を小馬鹿にして楽しむ下品な番組)、
バラエティ(衝撃動画など、Youtubeや海外ビデオ等で話題の映像集)、
バラエティ(ニュース情報、病気の怖さなど)

で犇めいている。これらの特徴は全てスタジオで司会者1名から3名と数名のゲストや回答者ではじまり、映像を見て笑ったり答えたり、深刻な顔をする番組が多い。今は過去最大規模のバラエティ番組全盛期かもしれない。
最近、やたら増えたのは医療型のバラエティで、最近は○○の患者が多くて、そういう患者はこんな生活していますとか、逆にこんなことにピンと来たらこんな病気かも知れないとか、病気の恐怖を煽る番組だ。そして、終いにはこれを食べれば健康長寿になれるとか、毎週一つ以上の新食品と運動法が生まれてくる。総人口から見れば、それほど危険で無いことでも何万人がと言えば怖くもなる。

見ている人に高齢者が増えているからだろうが、はっきり言えばあれを見れば病気にならないなら、病院は要らないし、検査にいって病気を早期発見早期治療すればダイジョブと言っているのもどうかと思う病名まである。実は病気によっては、発見されて、医者に罹ればずっと病院で薬を貰い続け、闘病が続くものも(なのに早期発見早期治療といっている)、とり上げているケースや、それって本当に効くの?というものもあったりするのだろう。(たぶんこれは、医療機関やスポンサーとなるスーパーなどのお店が稼ぐための放送だ)まあ、民放のCMは基本的にサプリメントのCMばかり(ちなみに、サプリメントは食事を補うものでなければ、体に毒<健康被害>となる場合もある。例え特定保健用食品や、機能表示性食品でも。それが過剰なら毒である)だからそんなものだろう。

あれを見るなら、NHK Eテレで放送される今日の健康的な番組の方が、病気になった場合の不安の軽減や、病気になっても食習慣だけで改善するメニューなども示されており、確かだろう。


ちなみに、私は一日でニュース以外(これも最短1日15分ぐらいである)のテレビを見るのは、長くても2時間あるかぐらいで、短ければ15分もないが(最近は何かをしながらBGMにすることも激減した)、そんな中でも深刻だなと思った事ベスト3が以下である。

1つは、同じ番組で1ヶ月程度前に放送された情報(知っていると得するようなへーな情報、教養)をあたかも、今日初めて伝えるように放送することがあった点。

2つ目は、これは3年以上前からあるが、衝撃の映像的な海外動画を中心とした寄せ集めで、他局でも、同じ局でもなんども扱われた映像を衝撃として流して、スタジオの反応が、キャーとか、エーとかウォーとか驚きの反応をしているというある意味、衝撃的な番組が隠すことも出来ないほど増えた事。どう考えても、これ視聴率とかそういう前に放送する意味を失って捨ててるよねというレベルだ。

3つ目は、以前も行ったお店なのに、覚えていない芸人と店の話などは、同じ店を何度も扱わないとネタが無いほど、情報番組をやっている現実を如実に示しているのだと実感する。まあ、それが売りの番組もあるのだろうが……そうじゃない番組でそれが起き始めていることに驚きを感じる。


これらから言えるのは、情報番組やバラエティ番組をやりすぎと言うことだ。そんなにテレビを見ない人が、再放送ではないもので、それに遭遇するのだから相当不味いレベルだ。その一方で、

本来の教養番組(ドキュメンタリーや紀行番組、いわゆる世界遺産や世界の車窓からのようなコンセプトがあり、ひな壇やスタジオを使わない番組)
しっかりしたクイズ番組(世界ふしぎ発見!のような歴史や風土など特定の硬派なジャンルでクイズをするような番組)、
新人から有名までちゃんと扱う音楽番組(売り出したい子ではなく、上手な歌、歌詞や曲調を評価して出演させる番組)
本来の動物番組(芸人が動物を飼うとか、見るのではなく、動物の生態などに迫る番組やクイズ番組)

などは殆どないため、低レベルになっていることがよく分かる。要は、広く浅くでもなければ、詳しく深くでもないのだ。
ただ、扱いやすいネタを、壊れたレコードのように回している。それなら予算も安いし、スポンサーのビールとか、サプリとか飲んでくれるかもしれないからなのだろう。最近は、年寄りと若年層が両方狙えると思ったのか、子供をネタにする番組も増えてきたが、視聴者参加型でフレンドリーさを追うばかりで、何の価値もない。凄い視聴者から選ばれた子供が凄いと持て囃されるとかそんなレベルだ。

お笑いなら最初から最後までお笑いであるべきだし、子供のための番組なら最初から最後まで子供を主役にして、何かを達成するとか、子供が学んで楽しめる番組を作るといった形で大人はそれをサポートする方が面白いだろうに。そういう専門性に寄らず、汎用で誰が見ても分かる、ためになるぐらいに寄せようとしていることで、どれも面白くなくなっていく。ネタ切れも増えて行く。

そういうちょっとためになって楽しそうなのものは、単調だから同じような情報が繰り返されると飽きが進む、ギャップも少ないので、驚きも腹を抱えて笑うことも、心から同情して泣くこともなくなる。こういう番組を増やすと、認知症が増えてもおかしくはない。興味をそそられる(刺激を受ける)ことは無くなるからだ。

病気にならないための番組などをやるなら、まず、心から素晴らしいとか、笑えるとか、ためになるとか、専門性があり他局とは違うと言える番組を流すべきだろう。本当は、NHK総合、NHK Eテレ(教育放送)、TBS、日本テレビ、朝日放送、テレビ東京、フジテレビ、関東など都市圏だと独立系MXなどで皆同じ時間に違うジャンルの放送が出来るのが好ましい。何で今は、皆同じような番組やってどれも心からつまらない番組だと言えるほど面白くないことが多いのかわからない。そこまで同じ形態の番組で競うなら合併して周波数返納した方がよいだろう。

制作現場にいて作っている本人は、これを見て自分の作った番組は心から笑えるとか、ためになるとか、面白いと思っているのだろうか?
仕事だから仕方なく作っているぐらいの人が増えているとしたら、この業界は終わりが近い。


<これからも続くならテレビは要らない人が増えていくだろう>

これは、もうずっと続くのだろうと薄々私は思っているが、災害時の報道も昨年の西日本豪雨、今年の台風などを見ても、やりゃあしないレベルのテレビで、それをここでも何度か書いた。

それらは全て、教養番組っぽいバラエティ、ニュース情報番組というバラエティを増やした成れの果てなのかもしれない。テレビ番組全般としてネットの方がマシと言われ始めた昨今、テレビ局はこれを仕方ないと思っているのかもしれないが、そう思っているなら、もうテレビは要らないと皆(誰も)が言い出すのも近い。

それを止めたいと思う人が、テレビ業界から複数出て来なければ、日本のテレビに未来はないだろう。

まあ、今やテレビが廃止されても、高齢者以外困る人は少ない気がする。多くの人は、ながら視聴で見ているだろうから、YoutubeやAbemaTV、Netflix、Amazon Prime Videoラジオなどに変わるだけかもしれない。オリジナリティーを考えることは大事だ。視聴率が低くても、そのジャンルが好きな人が必ず見る番組なら、スポンサーが付くだろう。本来はそれが元々の放送だったはずだ。しかし、今はそれを誰でも見そうな番組にしてしまった。その結果、見て欲しい新しい層は誰も(といって良いほど)見ない番組が増えてしまった。

それで本当に良いのか、テレビ局に働く人々は1人1人が考えて欲しいと思う。




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この記事へのコメント

nanjyan
2020年09月01日 03:02
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