南国で深海魚捕獲 「日本では大地震の前兆」と騒動に……あっちは去年も今年も起きているから大変。

朝日新聞社の記事である。日本でも昔はリュウグウノツカイが揚がってくると(厳密には捕れるという意味ではない)、天変地異など異変の兆候だと言われていた。


別に地震に限ったことでは無く、海や陸に関わる災害の兆候という奴だ。何故なのかは分からないが、単純にこの深海魚が上がる程の水の動きがあるとか、地底の動きがあるからという仮説や、このリュウグウノツカイがその名の通り、人魚などの竜宮城からの使いと見られたからかもしれない。
だから、嵐の前や地震(海底火山の噴火なども含む)、津波などの前にそれらが打ち上げられると、危険だと言われていたと考えられるが、何故か地震だけになってしまい。しかも、捕れるとという酷く大雑把な話になってしまったようだ。これは、結局科学的な観測技術が先に発達してきたものが、徐々に対象から外れた結果だろう。そして、捕れると、という方向になったのは、メディアの発達で話題探しをする際に、尾ひれを付けた結果、捕れたら地震の前触れみたいに扱うようにしたのだろう。その方が紙面は華やぎ、売れるからだ。

ちなみに、もっと厳密に言えば綺麗な状態で浜などに打ち上げられると、災い(天変地異)の前触れだと言い伝えられていたというレベルのようだ。
その災いが、地震なのか、大波(津波)なのか、野分(台風などの暴風雨災害)なのか、噴火なのかは元々は定まっていなかったと思われる。

しかし、こういう話が出るのは、ある種の冗談もあるのだろうが、単純にそういう話でも出さないと心配というのもあるのだろう。
日本でも、こういう迷信のような話を出すことはある。直接関係している証拠はないが、その証拠のように扱うことがある訳だ。何故それをするのかというと、分からないことほど怖いことはないからだ。

例えば、自分の住む家の周りで、空き巣が起きているとして、犯人が捕まらないなら、心配である。次は家かも知れないと思う。その心配を消すのが逮捕されたというニュースだ。しかし、自然災害で且つ起きることが予想出来ない場合は、何でもよいから、それが引き起こされた原因や環境要因を見つけたくなる。それに紐付けることで、次にそれが起きる前または起きた時に、備えて安心を手にしたいと思うのが人だ。

ただ、厳密には地震予測や予知はそんなに簡単にいかないことは、既に地震を経験した場所では、誰もが分かっている。だから、もしかしたら地震が迫っているかも知れないよ。日本ではこんな言い伝えがあるそうだよと、一種のネタとして伝えることで、いつ起きるか分からない地震に対する備えを皆でしようとしているのだろう。1人で備えるのは、嫌でもこういう話をして、みんなで雰囲気を作ればやりやすいという心理もあるものだ。

だから、こういう話題が出ることはある意味では、それだけ災害が多くなって大変という側面と、災害に備えないといけないという意識が生まれた証拠でもある。ある意味では、日本人の方がこれを見習わないといけない面も今ではあるのかもしれない。



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