バッテリー持続時間が怪しいSurface Pro 7……強みは急速充電とUSB Type-C搭載も……

昨日はマイクロソフトの新製品についての記事が世間に広がったが、折り畳み携帯(モバイル)デバイスのプロモーションが出てくる(製品発表ではなくあくまでプロモーション)など、面白い面もあった。しかし、今ある製品を売るというインパクトでは微妙な品が多かった。

その代表例が、Surface Pro 7である。特に問題なのは、バッテリーの持ちだろう。
正直、この製品、ものが出て来ないとバッテリーの実際の持ち時間がどう変わったのか分からない。

何せ、最大 13.5 時間のローカル動画再生というものだった6から、
通常のデバイス使用時間は最大 10.5 時間に7では変わっているため、純粋比較が出来ない。これ条件によっては大幅にバッテリー持続時間が短くなっている懸念がある。何せ、アクティブスタンバイ(SOiXを含むと思われる)の時間が入っているからだ。

何故同じローカル動画再生にしなかったのかは何となく分かる。プロセッサーがIce LakeでこれはGPUのEU数を強化しているため、GPU側で再生支援する動画再生は消費電力面で不利になる可能性が高い。端的に言えば、iGPUの比率が大きくなったことで、動画の再生時には最大消費電力も上がっている可能性が高いと言うことになる。そのため、条件によってはバッテリーの持ちに対して不利に働く可能性もある。

ちなみに他の製品では、実はIce Lakeでもバッテリーの持ち時間は延びる傾向にある。何故なのかご存じだろうか?それは、JEITAが定義する使用要件の計測法に従っているからだ。それに従って確認してこなかったことがこれをもたらしたのだろうが、これなら時間書かない方が良い。


まあ、悪い面ばかりを書くのもあれなので、良い部分を書くと。
性能面では、Ice Lake採用でゲームではそこそこ強くなっているはずだ。特にi7モデルなら、メモリーがメインメモリー共有である弱みを、差し引く必要はあるが演算性能ではGefoce GTX 750(Tiではない)ぐらいの性能がある。フルHD程度の解像度であれば、ミドルモードで十分動くだろう。

また、1時間での急速充電で80%充電をサポートしているのも新しい強みである。あとは、タイトルに書いたようにType-C端子の搭載である。
そして、タイプカバー等は過去のPro機と併用できるという互換性もあり、これもとても重要な強みである。

なのにというのが上記した点だ。


Surfaceは日本において最も売れているPCブランドの一つとなったが、当初に比べて企業の採用がふえる一方で、評判は徐々に落ち始めている。理由は、上記したバッテリーの持ちがJEITAの標準測定法より著しく持たない側面があること。あとは、値段が高い割に質は大したことがない点(フィールド保守やサポートも含めると結構杜撰と見られるケースもある)。Windows Updateでの不具合もSurfaceに限定して深刻なものが起きることもあり、自社ブランドでさえもそれかよというケースも僅かだが出ている。

そこにきて、バッテリーの持続時間計測法が変わっているとなると、思った以上に持たないバッテリーの部分が、そういうことかと思われても仕方がない。

個人的には、今のSurfaceを見ると、ASUSや、Dell、HPなどで2 in 1を買った方が良いと思う。スペック厨だけに、こういう基準ブレを見ると、カタログでこれやったら基準を相対評価出来なくなるからだ。製品が出て買った人が評価しないといけないカタログ(仕様表)では、カタログの意味がない。
もし、変更するなら1世代ぐらいは前の評価基準と同じ物を示すべきだろう。実際に、JEITAの標準仕様が1.0から2.0に変わる時には併記していたカタログも結構あったのだから。

これは、調べたら以前より長持ちしましたから、良いじゃないとかそういう話ではない。
それなら、何故、そのままの表記も併記しなかったのかという疑念にも繋がるかも知れない。小さいようでこれは大きいのだ。今は、ネット上でレビュー記事や商品関連記事は書かれ、大抵は売るため(アフィリエイトや広告のため)の記事だから、誰も言わない。皆良いところを見て稼ごうとするからだ。だから、メーカーもこれでも良いと思っているのかもしれないが、これは本来許されてはいけない。

何故なら、これがまかり通り、成長していると言うことは、ころころ都合の良い基準を使って、他社より悪いものを売ることも出来るからだ。それで成長する企業が出てくれば、それを使い始めれば、カタログスペックなど意味を持たずによく見せることもできる。それでは、カタログスペックの意味はなくなってしまうのだ。マ社は後発で、シェアもこれまでは低く、これでも良かったのだろうが、今の日本では既にシェアを結構持つ大手企業の一角である。

この辺りは、米マイクロソフトの意向だからではなく、日本マイクロソフト社として自主的にちゃんと調べて、表記することが販売メーカーがやるべきことである。


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この記事へのコメント

ハチ
2019年10月05日 00:27
Core i3版は相変わらず4+128GBですか
Gemini LakeやPentium Goldで4GB RAMなら百歩譲ってギリギリ納得できるんですけど・・・Windowsの下限は4GBっていう風習(?)いい加減にして欲しいなあ